攻めの姿勢で働きやすい環境を創っていく。Boostプロジェクトの価値とは?
ギークスでは、働き方の多様性の推進を掲げ、自社で働くメンバーの一人ひとりの生産性が向上するように、働きやすい環境を選択できるようにと社内で日々、アイデアが生み出され、実行に移されています。
今回は「メンバーの生産性を向上させる」役割を担うBoostプロジェクトのメンバーであるUchino・Nakamura・Nakajimaに、働きやすい環境をどのように創っていくのか?withコロナ時代のオフィスとは?など、取材してきました。
(取材:SDGsアンバサダー Sasaki)
▲(左から)Nakajima・Uchino・Nakamura
攻めの姿勢で、メンバーの働きやすい環境を整える
ーBoostは日本語で「押し上げる・後押しする」という意味があると思いますが、このプロジェクトが立ち上がった背景を教えてください。
Uchino:立ち上がったのは上場前の2017年後半です。上場や今後の事業成長、従業員の増員などを見据え、情報システム(以下、情シス)の立場から会社の改善点を見たとき、打つべき施策がたくさんありました。中長期的に取り組まなければということで、Boostプロジェクトが立ち上がりました。
Nakamura:情シスはもともと、社内のインフラの管理やヘルプデスクなど、事業を止めないための定常業務が主な役割で、いわば会社の守りの部分。Boostは、会社の未来を創っていく攻めの部分で、この両輪が必要だなと考えて、プロジェクトが進んでいきました。ITトレンドを見極めて、ギークスの事業運営をよりよくできる選択肢を経営層に提案していきたいと考えています。
ーBoostプロジェクトが立ち上がった頃と同じくして「働き方改革」が叫ばれ始めましたが、「メンバーの働き方の変化への対応」も重要なテーマと伺いました。
Uchino:ギークスで働くメンバーが増えてくると、働く一人ひとりのライフステージもちがえば、モチベーションもさまざまで、成果が出やすい環境もちがうことに気づきました。その多様性を受け入れる必要が出てきて、働きやすい環境を選べるといいよねという意見が上がって。それをシステムの力で改善していくのが、Boostプロジェクトの役割だと考えるようになりました。
Nakajima:会社としては、戦略的に生産性を高めるというのは重要な議題です。一人ひとりが活躍できる状況を作れば、会社全体での生産性が向上するのは明らかなので、自分の仕事に集中できる環境をパソコンの設定ひとつからでも生み出せないかと考えています。
Nakamura:オフィスで仕事したい、事情があって自宅で作業したいといったニーズはあるはずで、会社としてそれに応えられる選択肢を提示できるように、インフラを整えていくのが私たちの仕事です。
ーこれまで進めてきた取り組みにはどのようなことがありますか?
Uchino:社内のコミュニケーション・スケジュール管理・資産管理・ノウハウ共有・セキュリティ強化…導入や改善したツール・システムに関してはたくさんあります。ITインフラを強化することで業務の効率化を進め、働きやすい環境や生産性の向上につなげていきます。
Nakamura:先日もたくさんのメンバーに、Boostプロジェクトの取り組みに対するアンケートへ協力していただきました。その評価や改善点を取り入れて、よりよい職場環境を整えていければと考えています。
コロナ禍への対応から考える、オフィスと働き方
ー最近のトピックで言えば、新型コロナウイルス感染症が挙げられると思いますが、コロナ禍でのリモートワークなどにはスムーズに移行できているのでしょうか?
Uchino:以前から、リモートワークに対応できるように準備しておきたいね、とBoostプロジェクトのミーティングでは議題となっていました。準備を進めて、リモートワークが出来る見通しが立ったタイミングで、緊急事態宣言が出たんです。もし、この準備ができていなかったらリモートワークはできていなかったかもしれません。
Nakajima:コロナ禍の影響は大きくて、今後のオフィスのあり方や個々人の働き方の見直しが求められているのは事実です。だからこそ、Boostプロジェクトの役割は今後もっと大きくなるはずで、会社・経営陣に選択肢を提案できるように整えていきたいと考えています。
ーオフィスのあり方を見直す契機になったとありますが、今後、オフィスや働く場所はどのようなものになっていくと考えられていますか?
Nakajima:オフィスというのは、働くうえで安心で集中できる場所という「区画」のようなイメージでした。この「区画」を、働く一人ひとりによって自分なりに定義する時代になるのかもしれません。自分が仕事に集中できる環境はこれだ、というように。メンバーそれぞれが、働く場所を選択できるという考え方が近いですね。
Nakamura:現状、フルでリモートワークできているメンバーもいれば、一部出社しなくてはならないメンバーもいます。この不公平感を、私たちの取り組みで改善していく必要があると考えています。災害などへの対策という観点でも、オフィスに依存するシステムは不安が残ります。
Uchino:オフィスは、そこで使われるシステムなどのインフラも含めてオフィスです。ネットワークやセキュリティなど、生産性高く、いつでもどこでも仕事ができる状況へとアプローチしていきたいです。
仕事のやりがい
ー最後に皆さんの仕事のやりがいを教えてください。
Nakamura:Boostプロジェクトも含め、ギークスは自分の意見やアイデアを取り入れてくれますし、会社が良くなっていく実感が湧きます。部署の垣根を越えてメンバー同士が交流できる機会も多いので、メンバーのことを想いながら仕事ができることもいいですね。
Uchino:会社のシステムを背負っているという気概が持てることがいいですね。経営陣に対しても提案できる環境はやりがいがありますし、メンバーに満足してもらえることも喜ばしいです。仕事を楽しめていると思います。
Nakajima:ここが良くなればいいなと思っていたことがBoostプロジェクトを通じて解決できていることは嬉しいです。一人ひとりがさらに活躍し成果を出していけるよう、他の会社より整った基盤、勝ち残れる体制を提供したいと考えています。「ギークスの情シスは強い」と感じてもらえるように、取り組んでいきたいですね。
取材後記(SDGsアンバサダーより)
ギークスが掲げる5つのマテリアリティの中に「コーポレートガバナンスの強化」があります。企業統治と訳され、株主への利益最大化や責任を明記したものですが、どのような環境であっても事業を推進していくためには、Boostプロジェクトのような取り組みが必要です。これはリスクマネジメントの一環でもあります。
多くの企業でダイバーシティマネジメントの重要性が叫ばれていますが、文中にもあるように、さまざまなライフステージや成果が出やすい環境の違いなどに対応する職場づくりは、メンバー一人ひとりの多様性を尊重した施策になります。
働き方の新しい当たり前をつくることは、予期せぬ事態にも対応できる会社をつくることにつながります。リスクマネジメントとダイバーシティマネジメントは切り離すことができないのです。
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