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パリ・オペラ座の日々1993~1994:1月15日 左岸のモスク、パリ・オペラ座「オマージュ・ア・ニコライ」②


1月14日

気合を入れて朝6時30分に起きてオペラ座へ向かう。7時に到着したのに、もう行列は出来ていて35番目だった。なんとセシルちゃんはさらに前の方に並んでた。。一度家に戻って再度出直す。チケット販売の10時頃にはものすごい行列で、今までで最高の混雑だった。60Fの席を探したが良いのは見つからず、結局初めてオーケストラルを購入した。それも最前列!

ポム・ド・パンで昼食食べて、(雪)はCarollさんとの待ち合わせへ。キャロルさんと一緒に三越エトワールの展示を観て、シトロエンのカフェでお話してきた。

夕方は二人でFIAPへ。シングーを見送る会(英国へ移動)でみんなで集まった。グレ、信、マキ、カシ、カズ、マルタンで🍺を飲みつつワイワイ話す。この面子で会えるのもこれが最後かな…すごく寂しい。

クロワッサン 9F
オペラ座チケット 740F
ポム・ド・パン 50F
カフェ🍺 75F


1月15日

本日も未踏の観光スポットを消化した。昼に左岸へ出発。メトロでモスクまで行く。売店で木箱、グラス等購入。どれも安くて美しい。モスク内を見学し、幾何学模様の装飾に魅了された。とっても寒かったけど、美しいイスラム文化に触れることができて嬉しい。モスク内のカフェで一服。ミントティーがすごく美味しい!

その後パリ第七大学の隣にある古代ローマのアリーナへ。280年建造と書いてあったが、ほとんどただの公園。みんなでペタンクやってた。

その後、オーボンマルシェ→Trois qualtierと練り歩く。オーボンマルシェは食品売り場が賑やかで面白かった。お金持ちそうな人が多い。

夕方はオペラ座へ。マックで食べて、Entre actでお茶してから「オマージュ・ア・ニコレイ」の2回目。前回とは違う演目で、イマーゴはヴィジュアルが面白かった。でも終始ピープーガーガーの音楽で理解不能のバレエだった。

モスケ入場料 30F
おみやげ 126F
カフェ 40F
マック 69F
オーボン・マルシェ 50F
カフェ 24F
水 18F


パリに来て10か月以上が経過していたのに、まだまだ訪れていない観光スポットはたくさんありました。この頃からリストを作って計画的に観光するようになりました。

15日に訪れたのは、左岸の5区にあるグランド・モスケ・ド・パリ(Grande Mosquée de Paris)。パリは国際都市ですし、アルジェリア、モロッコなどのイスラム圏とも深い繋がりがありますから、市内に立派なモスクがあります。1926年の建設でイスラム文化の一端に触れることができます。

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パリ植物園に隣接するように建つグランド・モスケ。


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基本的に観光客もウェルカムで、気軽にイスラム文化に触れることができます。売店、カフェでは伝統的なミントティーが味わえて、ハンマームというトルコ式の公衆浴場も併設されています。

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タイルと幾何学模様の装飾が美しい。


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モスク内で。


モスクでお茶した後に、そばに古代ローマ時代の闘技場跡があるということで行ってみましたが…

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あれ、なんか普通の公園。。。(笑)

Wikiで調べてみたら、僕の日記の記述は間違っていて、建設は1世紀頃。ガロ・ローマ期という、帝政ローマ支配下のガリア(現在のフランスの地域を指す言葉)で作られたもののようです。

正式名称はアレーヌ・ド・リュテス(Les Arènes de Lutèce)。275年頃にはすでにシテ島防御のために石材が搬出され始めていたようで、その後は墓地に転用されたり、城壁の下敷きになって埋められてしまったそうです。1860年代に再発見されて、その後保存・修復が進められ、現在の公園の形に整備されました。


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公園北側のこの観客席部分は、古代ローマ時代のものだそうです。



夜はオペラ座で、アルヴィン・ニコライ追悼公演の2回目。13日とはまた違った演目で、全幕もののプログラムでした。

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こちらが第1プログラム。


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13日は短めの演目が並んでいましたが、この日は「IMAGO The curious city」という全幕もの。トータルで67分ですからそれほど長くはないんですけど、抽象的なイメージが延々と続くのでちょっと辛い…(笑)


ショッカーとか、ウルトラセブンとか、1970年の万博とか、ピンク・フロイドとか、色々浮かびますね。良くも悪くも時代の空気感が色濃く出ているように思います。


2016年収録かな?この映像も良いですね。前半でIMAGOの雰囲気がよく分かります。

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