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パリ・オペラ座の日々1993~1994:1月11日 マルモッタン美術館 左岸の不味いレストラン


1月11日

昨日のキャロルさんと再度会う打ち合わせをしようと電話を待つが、なかなかかかってこず、結局諦めて留守電にして外出する。14時頃にバスチーユで昼食。プラ・ド・ジュール的なのを食べる。

まだ行っていなかったマルモッタン美術館へ。Muette周辺(メトロ9番線のブローニュの森近く)は高級住宅街で街並みが素敵だった。マルモッタンではモネの絵を大量に観た。光を見る感覚かな。後期は池ばかり描いてるんだけど、内面世界をひたすら描いているようで面白かった。

その後左岸に行ってレストランで食事したら、見事なまでに観光客専用の店で最悪に不味くて大失敗。もう笑うしかない。

カフェ 60F
マルモッタン美術館 30F
Vestier 5F
ルーブルの本 156F
カフェ 46F
マビヨン 49F


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だんだん滞在期間が残り少なくなってきましたので、パリ市内の美術館を積極的に巡るようになりました。

この日はモネの名作「印象・日の出」で有名な、パリ16区にあるマルモッタン美術館を訪れました。


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素敵な邸宅を活用したこじんまりとした美術館です。でも印象派の重要作品が目白押しで収蔵されています。


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美術館の入り口


1932年美術収集家だったポール・マルモッタンの死後、そのコレクションがアカデミー・デ・ボザールに寄贈され、1934年にマルモッタン邸を活用する形で美術館が開設されました。この日のチケットに「Institute de France(Academie des Beaux-Arts)」の表記があるのは、こういった経緯によるものです。入場料15Fは当時のレートで300円弱。安いですよね~。

現在この美術館を名高いものにしているのは、膨大なモネのコレクションなんですけど、ポール・マルモッタンのコレクションには、ほとんど印象派は含まれていなかったそうです(新古典主義的な絵画が多かった)。美術館開設後に、モネの担当医だった人物、モネの親族などから寄贈されてコレクションが充実していったということです。


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これね。しょっちゅう盗まれてる印象があります(笑) ちゃんと警備しないと!


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ピサロ。雪のパリかな、いいですね~。ちなみにパリはあまり雪は降りません。気温はかなり下がるけど、深刻な積雪はほとんどありません。


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モネの睡蓮。

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