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パリ・オペラ座の日々1993~1994:12 月28日 Hotel de Ville近くの「Miravile」で昼食を


12月28日

暖房が壊れているのでとにかく寒い。しかも外は小雪が舞っている(-_-;)
お昼に義母&叔母とGラファイエットで待ち合わせて、Hotel de Villeに移動して予約してあったレストラン「Miravile」で昼食。

シックだけど適度に明るくて活気のある店内で、お料理はどれも美味しい。ひと皿のボリュームが凄くて圧倒される。お腹パンパンになってしまった。でも大満足。昼食なのに、周囲のテーブルのスーツ姿のおじさん達はみんなワインをガンガン飲んでいた。午後の仕事は大丈夫なのか…?(笑)

義母たちのパリでの最後の一日をどう過ごすが相談して、結局ヴォージュ広場のヴィクトル・ユゴー記念館を見学することにした。かつてユゴーが暮らしていた邸宅跡が公開されていて面白かった。

結局今日もChauffageは直らなかった。困るなぁ。


パリ4区のパリ市庁舎(Hotel de Ville)の裏手にあるレストラン「Miravile」で食事をしました。1993年のゴーミヨーガイドブックでトック16の評価のお店です。

当時は知らなかったんですけど、このレストランでシェフを務めていたGilles Epieさんは、22歳という若さでミシュランの星を獲得した俊英で(当時の最年少記録だったそうです)、かなり注目の料理人だったようです。アラン・デュカスの下で修業した人みたいですね。


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(これはたぶん最近の写真 Wikimediaから)

https://en.wikipedia.org/wiki/Gilles_Epi%C3%A9

80年代から90年代前半にかけて、シェフとして関わったいくつかのレストランでそれぞれミシュランの星を獲得し、1995年以降は米国へ渡って活躍の場を広げたようです。米国でも大成功したシェフみたいです。詳しくは↑のWikiを。


画像2

(1993年のGault &Millau Guideから)


給仕の人たちはとても良い印象でしたし、お料理はヌーベル寄りのテイストでどれも満足できるものでした。ただ全体のボリュームが多めで、日本人にはちょっと持て余す感じもありました。アントレなのに鮭の切り身を一枚丸ごと使っていたり、同じくアントレのサラダの中にどっしりしたお肉が入っていたり(笑) フランス人のオジサン達にとってはちょうど良い量なのかもしれません。

さっき検索してみましたけど、現在はこのお店は存在しないみたいです。シェフのGillesさんは米国で大成功してるみたいですから、90年代末には消滅していたのかもしれません。

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