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パリ・オペラ座の日々1993~1994:9月27日 語学学校FIAP初日


9月27日

本日より、いよいよFIAP開始。朝7時半くらいに起きて、張り切って出かけて行ったが、受付でいきなり口頭での実力テストがあり、シドロモドロになってしまいあっけなく撃沈。午後3時からのクラス(たぶん中級クラス)に入ることになった。

11時頃に(雪)と落ち合い、レ・アルの辺を歩く。寒くなってきたのでアニエスbでジャンパーを購入。(G)は再度学校に戻り授業に参加。(雪)は一度帰宅してバレエスタジオへ。

初日のクラスは中級のようでちょっと難しかった。日本人の女性がたくさん+コロンビア×4+イタリア×1という構成。全部で十数人。サンパティックで雰囲気は良かった。

カフェ 9F
カフェ 25F
マック 48F
アニエスb 980F
FIAP 560F
カフェ 15F
カフェ 15F


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当時のパタパタ式単語帳


パリにやってきてすでに半年が経過して、なるべく毎日勉強するようにしていたので、それなりに意思疎通できているという手ごたえはありました。そういう意味では良いタイミングで学校に行ったと思います。あまりにも基礎が無い状態だとキツいですからね。

授業はガッツリ構築感があるものではなく、その都度プリントが配られてスキットをなぞり、その中の文法事項を説明して、その後応用しての作文、会話での練習という流れでした。初歩的な文法事項がひと通り頭に入っていないと、対応するのは結構難しいかもしれません。

ここまでの半年間はずっと妻と二人で行動していたので、一人でクラスに参加するのは新鮮な体験でした。全部フランス語なので(当たり前ですが…)日に日に耳が成長して行くのが分かります。最終的にトータルで3か月くらい通ったんですけど、これを1年続ければずいぶん喋れるようになるだろうなという実感がありました。

現在だったらこういった語学学校には中国系の人が多いでしょうけど、この当時は日本人のパワーが圧倒的でした。何度かレベルに応じてクラスを移ったんですけど、たいていの場合クラスの半数は日本人。それも女性ばかり。残りの半分は韓国、中南米の人が多い印象でした。

少し残念だったのは、クラスの半数を占める日本人の仲が良すぎたこと(笑) 授業中なのにどうしても和気あいあいで日本語が出たり、先生との会話の応答でも英語で逃げるような場面が目に付いたりして、全体のムードを壊すようなことが多かったです。みんなそれぞれのモチベーションで参加しているので、授業中はフランス語で通すというのが最低限のマナーだと思うのですが…。

ともあれ、韓国、中南米、ヨーロッパ各地の生徒、そして日本人の人たちもみなさん気持ちの良い人たちばかりで、ここではすぐに仲良しになりました。授業後はレ・アル近くのカフェに移動して、たいてい1、2時間おしゃべりしていました。フランス語がダメダメ同士の会話ってすごく楽しいんです。お互いに下手なんだから遠慮する必要なくて、言いたいことをどんどん喋れます。ネイティブの人が居ると、ついつい自分の間違いを気にしちゃいますからね(^_-)-☆


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