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タイでコロナにかかったら まとめ版(陽性者向け完全隔離マニュアル)

(22/9/7追記)2022年9月7日から現地出国72時間以内のPCR検査による陰性証明が不要になり(ただしワクチン3回接種が条件)、この記事も不要になりましたので無料公開とさせていただきます。多くの方にお買い上げいただきありがとうございました。

タイのバンコクで日本帰国前にコロナ陽性になり、10日間のホテル隔離。隔離中に書いた日記を元に、要点のみをわかりやすく「マニュアル」として一つの記事にまとめました。これからタイに行かれる人、現在滞在中の人、そして陽性反応が出てパニクってる真っ最中の人はぜひ読んでみてください。

んで、大変申し上げにくいのですが、この記事はほぼ有料です。「テメエのクソ駄文に1円も払いたくねえよ!」って人は、私のnote日記を全話読んでいただければ、ちょっと時間がかかるけどタダで情報が手に入ります。がんばって読みましょう。1話目はこちらから。

この有料まとめ版は「こっちは切羽詰まってるんだよ!小銭くらい払うから一刻も早く有益な情報を教えてくれ!」という人向け。無駄なく最短距離で情報をゲットできます。とはいえnote日記のコピペじゃないよ。全部イチから書き下ろしております。

おそらくネット上にはここまで完璧にまとまった記事は皆無なはず。全部実際に体験したナマの現場の情報です。note日記では明らかにしてなかったホテル名などの情報も実名でバンバン出してます。実際に貰った領収書などの書類もバンバンアップしてます。簡単で実用的な英会話例文もバンバン載せてます。ご購入後も新情報があれば随時更新しております。

さらに私と同じようにタイで隔離生活を送った方々にもTwitter上でコンタクトを取らせていただき、丁寧にヒヤリングをして、私の体験したルートとは異なるパターンも記載しております。

さらにさらにボーナス特典として私への「いつでも相談していいよ権利」もゲットできます(んなもんいらねえよ!って?いやいや、こう見えて親身に相談にのりますよ)

ではバシバシ書いていきます。なるべく簡潔にね(つっても、つい長くなっちゃうんだけど。現在なんと1万字超え


1. まず海外に行く前に

保険=インシュアランス。この英単語は絶対覚えておけ

そもそもの話ですが、この時期に海外に行くなら絶対に海外旅行保険に入りましょう。感染すると治療費や隔離費は完全に全額自腹になります。特に高級な隔離ホテルの10日分はめちゃ高いです。Twitterで知り合ったフォロワーのCさんはたまたま保険加入してなくて自腹確定だそうです。ホテル代と検査費と航空券代で日本円で30万は飛ぶでしょう。もちろん、貴方がどんなに無症状でビンビンに元気でも、陰性証明書を出さないと日本は貴方の帰国を認めません

クレジットカードには「自動付帯」「利用付帯」の海外旅行保険が付いてたります。「自動付帯」はカードを持ってるだけで適用される保険(たとえ日本にカードを置いてきてもOK)「利用付帯」はそのカードを使って航空券などを予約してると適用される保険。各自できっちり調べましょう。そして、できればで保険証明書を取り寄せましょう。現地の病院で診察の際にも紙が手っ取り早いので。アナログ最強説。

私がEPOSカード付帯の保険会社・三井住友保険から事前に取り寄せた海外渡航用の保険証明書。もちろん英語で書いてあることが大事。それぞれの金額も確認しておこう

「クレジットカードなんて持ってないよ。現金主義なもんで」という人、大変申し上げにくいのですが、恥ずかしいので日本から一生出ないでください。先進国の人間として完全にアウトです。




2. 帰国72時間以内検査

次に「帰国前72時間以内の陰性証明書」に関して。ネット上には「安いMedConsult ClinicでPCR検査を受けろ」の意見ばかりが見受けられますが、結論から言うとPCR検査ではなく、ブレズクリニックでの抗原定量検査」一択です。

ブレズクリニック

別にPCR検査じゃなくてもいいのです。厚生労働省のサイトではPCR検査と並んで抗原定量検査も正式な手段として認められています。自分も知らなかったのですが、フォロワーのBさんから教えてもらいました。

ぶっちゃけ、抗原定量検査は自分でやる簡単な唾液検査なのでPCR検査よりも陰性が出る確率が高いです。しかも早い。価格も2000バーツなのでMedConsult Clinicの1500バーツとそんなに変わらない。完全に日本語対応。場所もアソーク駅から徒歩1分なので便利。タクシー乗る必要もない。

ブレズクリニックの抗原定量検査は以下のフォームから簡単に予約可能。

もし抗原定量検査で陽性が出ちゃったら、おそらくどこでPCR検査受けても陽性になるかと思われます。もちろん言うまでもなく完全に症状が出てる人はまず陽性でしょうから、素直にPCR検査→隔離してください。




3. 陽性が出たら

陽性になったら覚悟を決めて真っ先にサミティベート病院に電話してください。できるだけ早く。バンコクには他にも日本人向けの病院がいくつかありますが、対応や立地的にもここが一番いいと思います。BTSプロンポン駅から徒歩15分。バイタクなら5分。

  • 日本人相談窓口 020-222-122(日本語/毎日7時~20時)

  • 日本人健康診断センター 020-222-334(日本語/平日8時~17時)

  • コールセンター 020-222-222(タイ語・英語/毎日24時間) 

タイ語の自動応答メッセージの後、日本語が流れます。その後は日本人スタッフ(もしくは日本語ができるタイ人スタッフ)に繋がります。状況を伝えて、すぐ診察予約を入れましょう。遅い時間帯なら24時間営業の総合コールセンターに電話を(ここにも日本語ができるスタッフがいることもある)。

診察日はおそらく最短で翌日になるかと思いますので、今夜はひとまず普通のホテルで休みましょう。もし症状が重かったり、同行者がいたり、ドミトリー形式の安いゲストハウスに泊まってるなら、そこはチェックアウトして、別でシングルルームのホテルを単独で取ったほうがいいでしょう。保険会社によってはその一泊分の宿泊費も下ります。必ず領収書は取っておきましょう(というか領収書関係は全部取っておきましょう)。

その後に自分の保険会社に電話。どこの保険会社にも海外から繋がる緊急コールセンターが用意されてるはず。繋がったら、保険適用範囲を細かく確認してください。

  • 隔離ホテル宿泊費

  • 病院診察費

  • 再PCR検査/抗原定量検査費

  • ホテルや病院への移動費

保険会社によりますが、これらは保険適用されるかと思います。

もう保険を使うことが確定してるので、ついでに保険金請求用の資料も貴方の日本の住所に送ってもらうように手配しておくといいです。これは通常7〜10日くらいかかるので、帰国してから手配するより今のうちにやっておくと帰国後すぐに請求準備に取り掛かれます。(22/8/2追記)私も先日、請求資料を受け取りましたが、受け取りに印鑑が必要なタイプでした。ひとり暮らしの人はそれも考慮して確実に日本で受け取れる日に送ってもらうようにしましょう。

クレジットカード付帯の海外旅行保険の他に、何か任意の生命保険に加入しているならそちらも確認したほうがいいです。ホテル隔離でも入院扱いでお金が下りる可能性があります。

最後にご家族やご友人や会社関係に連絡。この順番です。陽性確定後の動きをまとめますと、

  1. 病院の予約

  2. 今夜の宿の確保

  3. 保険会社に適用範囲確認(+請求資料を手配)

  4. その他の人達に連絡

これです。落ち着いてやることをやっていきましょう。本来、貴方が乗るはずだった帰国便のキャンセルも可能ならやっておきましょう。LCCだったり、直前すぎると難しいと思いますが。

(22/8/14追記)フォロワーのCさんが他の陽性者から聞いた情報によると、安い保険会社では「☆3までのホテルしか保険が下りない」という制限もありそうとのことです。後述する隔離ホテルのMADUZI Hotelは☆4になります。ですから、この点も必ず保険会社に確認してください。大体の保険会社は「常識の範囲外のバカ高いホテルじゃなかったらOK」と言うとは思いますが。もし請求時に「MADUZIは☆4だからちょっと…」と保険会社が言ってきたら「だって、それしか選択肢がなかったんだもん。しゃーないでしょ」とかゴネると状況が良くなるかもしれませんね。



4. 初診

翌日、診察のためにサミティベート病院へ。ダルいのでバイタクに乗りましょう。BTSプロンポン駅に着いたら、そこらにいるオレンジのベストを着た兄ちゃんに「サミティベート。30(サーティー or サームスィップ)バーツOK?」と言えば100%通じます。運賃の相場はそれくらいです。

バイタクの兄ちゃん達

パスポートと陽性証明書と保険証明書は忘れずに。PDFなら病院のメールアドレスに添付するように指示されると思います。すぐ対処できるように。初診はおそらく駐車場に設けてある特設会場フォローアップクリニックに回されるかと思います。場所がわからなければスタッフに聞いてください。

フォローアップクリニック

I have a reservation for Yamada at 10am」(10時に予約していたヤマダと申します)とかスタッフに伝えて受付します。割と待たされます。朝イチの予約でも午前中いっぱいはかかるかと。最初に「Do you have insurance?」とか「Are you insured?」(保険はお持ちですか?)とスタッフに聞かれるかと思います。そしたら保険証明書の紙を見せてください。

サミティベート病院は日本人向けですが、スタッフや医師は日本語ができるとは限りません。なので、念の為に英語でも簡単な症状を伝えられるようにしときましょう。おそらく以下のような流れになるかと思います。

What are your symptoms?(症状は?)」
I have a fever(熱)/ cough(咳)/ runny nose(鼻水)/ sore throat(喉痛)」
When did it start?(いつからですか?)※How long〜の場合もあるかも」
1 week ago(一週間前から)/ 3 days ago(3日前から)」

これ覚えておいてください。どうしても英語がわからなかったら、紙に書いてもらったり、翻訳アプリを使ったり、周りの日本語できそうなスタッフを呼んだり、とにかくなんとか理解しましょう。

診察が終わると薬が出ます。毎日忘れずに飲みましょう。特に食事前の薬が忘れがち。

発熱用の1番は一度も飲まなかった。4番のFavipiravirは別名アビガン

診察料は加入してる保険会社によって異なりますが、その場で一旦支払って後で保険会社に請求というパターンが多いようです(自分の場合はなぜか払わずにすんだ)。

自分の診察料は合計7464バーツ




5. 隔離ホテル

診察時に隔離ホテル(Quarantine Hotel)の希望を聞かれるかもしれません。サミティベートは提携している隔離ホテルがいくつかあり、Twitterで新たに知り合ったフォロワーのDさんの情報によると、

  • MADUZI Hotel

  • Grande Centre Point Hotel Terminal 21

  • 名前忘れたけどスクンビット ソイ20あたりのホテル

と、どうやら3つほど選択肢があるそうです。その中でも私やAさん、Cさんも泊まっていたMADUZI(マドゥジ) Hotelが一番おすすめです。もし診察時にホテルの希望を言えそうな雰囲気なら伝えてみてください。英文は超シンプルに「I want to go to the MADUZI hotel. OK?」とかで大丈夫でしょう。

MADUZIのエントランス

MADUZIの設備に関しては私の以下の記事を読んでみてください。

食事に関しては毎日写真入りで克明に書いております。献立表は文字だけなのでイメージが掴みづらいと思います。ぜひ参考にしてください。

なお、フォロワーのDさんは「Grande Centre Point Hotel Terminal 21」を選択されたそうです。部屋のグレードにもよりますが、ここは大型冷蔵庫や電子レンジやなんとドラム式洗濯機などもあり、ホテルというよりは長期滞在型のコンドミニアムぽくて設備はかなり良いのですが、食事は朝食だけ宿泊料に含まれており、後は自腹になるそうです。保険会社によりますが、食事代は基本的に保険適用外のケースが多いと思います。

Dさんの許可をいただき、Grande Centre Point Hotel Terminal 21の室内を写真をいくつか掲載しときます。

モニターはMADUZIより新しめ。あとめっちゃ高層だ
キッチンに家電もちゃんとある
バスタブもデカい。なんかの装置も付いてる
トイレもウォシュレット付きの日本式っぽい

なお、MADUZIの一泊の料金は3食付きで5500バーツ。Grande Centre〜は朝食付きで一泊約5700バーツ(一番高いグレードの部屋)だそうで、価格帯は大体同じくらいです。10日だと日本円で20万超えますね。保険入ってないとキツイでしょ。

ホテルが決まるとホテルの人から貴方の携帯に電話がかかってくると思います。おそらくチェックインの時間帯を聞かれると思いますので、なんとか英語で伝えてください。

もし、保険に入ってないためお金がなくて高いホテルに泊まれない場合は、診察時に相談してもいいですね。「I don't have enough money. Can you recommend me more cheap hotel?」みたいに。もしかしたら安い隔離ホテルがあるかもしれません。情報あれば教えてください。

(22/8/1追記)タイで駐在員をされてる方(Eさんと名付けます)からサミティベート病院に関する追加情報をいただきました。これはサミティベート病院の診察券を持っている、つまり現地にて生活をしている日本人向けの情報だと思われます。

サミティベート病院では2022年5月31日までは陽性者に対しては病院内での隔離(つまり入院?)を行なっていたようです。現在は自宅隔離かサミティベート病院が紹介する以下の場所での隔離のみ対応しているとのこと。

  • カセムラード病院管轄のホスピテルでの隔離

  • BNH病院管轄のホスピテルでの隔離

  • MADUZI Hotelでの隔離

「ホスピテル」とは「病院の代替施設として利用されるホテル」のことらしいです。地図で調べてみましたが、カセムラード病院はバンコク中心部から150km離れた郊外の病院。BNH病院はルンピニにある病院のようです。それらの病院が提携してる隔離ホテルが各地にいくつかあるのかもしれません。これは推測ですが、そのホスピテルの中には費用が安く収まるような場所もある気がします。さらに詳しい情報をお持ちの方はご連絡ください。




6. ホテルが決まったら

病院の診察が終わると隔離ホテルへ自力で移動する必要があるのですが、ここが隔離前の最後の買い物チャンスです。必要な物を速やかに揃えましょう。特に自分が要るなと思ったのは、

  • 酒類(健康でお好きなら)

  • タバコとかそういった類のもの(健康でお好きなら)

  • お菓子、おつまみ、ジュース

  • 薬(特に下痢止めや胃腸薬など)

  • 化粧品類(化粧水や乳液など)

  • 生理用品

以上はホテルにないため買いましょう。とはいえ、ホテルには買い物代行サービスもあるので無理せずに。もちろん感染対策に気をつけて、さっさと買ってホテルに向かいましょう。部屋着やパジャマもあるといいかも。フォロワーのAさんはH&MでTシャツや短パンを購入されたそうです。

こうやって隔離中にnote書いたり、仕事したりもできるので、やっぱりノートPCがあるといいですね。スマホならこんなに文章を打つ気にはなれません。




7. ホテルのルール

以下は自分が泊まったMADUZIホテルに関するルールです。他のホテルのことは知りません。ちゃんと守りましょう。特にゴミ出しを守れてない隔離者が多かったです。ざっくりと翻訳します。

ルールブック
  • 24時間、何かあれば内線ダイヤル「0」へ

  • 外の世界で売ってる食べ物やその他なんでも届けるよ。事前にお金を用意してね

  • ルームサービス時間は6:30〜21:30まで

  • ルームサービス料金は20%オフ

  • 室内の「ミニバー」は初回タダだよ(おそらく室内の小さい冷蔵庫内に少しだけ置いてあるスナックやドリンクのことだと思われ)

  • タオルとかのアメニティも補充するよ。次の食事のタイミングにお届け

  • ルームクリーニングとランドリーサービスは中止。もし自分でやりたきゃ道具を貸すよ

  • ゴミは赤いビニール袋(これは黒の間違い)に入れてドアの前に置いてね。1日1回、19:00に回収するよ

  • 朝食は8:00、昼食は11:30、夕食は17:00に配膳

  • 16:00までに翌日の食事メニューの希望を教えてね

これらのオーダーは内線電話「0」番でもできますが、チェックイン時にホテルのLINEアカウントを登録させられますので、LINEのメッセージでオーダーした方が確実です。以下に私が実際に使ったオーダーに使える英文例を載せます。適度に改変して使ってね。

Hi, I would like to order my tomorrow's meals are(明日の食事は以下です)
Breakfast: SET1
Lunch: SET2
Dinner: SET1

(食事のオーダー)

Hi, I would like to get some amenities below.(以下のアメニティが欲しいです)
-Bottle of water
-Toilet paper
-Black plastic bag

(アメニティの注文)

Hi, If possible, I would like you to buy a ○○ medicine.(可能であれば○○薬を買ってきて欲しいです)
Maybe that is about 20 baht.
(たぶんそれは20バーツくらいです)

(買い物代行)


「LINEやってないんだよね。なんか某国に情報抜かれそうで恐いし」
とか言う人、大変申し上げにくいのですが、恥ずかしいので日本から一生出ないでください。タイ人のLINE普及率はたぶん100%近いです。

もちろん、外には絶対に出ないようにしましょう。note日記には書いてませんが、ぶっちゃけると自分は実験も兼ねて一度脱走を試みました。後でホテルからキッチリとお叱りのLINEをいただきましたので、日本人として恥ずかしいことはやめましょう。

あと、実は屋上に出ることもできますが(これもnote日記には書いてない)、屋上に何かのオフィスのような施設があります。誰かに見つかると何か言われるので出るのはやめましょう。どうしても外の空気が吸いたくなったら各フロアにある非常階段の所に喫煙スペースがあります。そこの小窓が開きますので。

隔離生活では以下のことも自主的に守るといいかも。全て自分の体験から。

  • メシは食いすぎるな。ガンガン残せ

  • 辛い物や生野菜は避けろ

  • 夜は早く寝よう。やることないぞ

  • 乾燥が気になるなら濡れタオルをぶら下げて簡易加湿器を作ろう

  • YouTubeのエクササイズ動画で適度な運動をしよう。マジで足腰が弱るぞ

  • 寂しい時は家族や友人に電話したりSNSで吐き出そう

  • YouTubeやNetflixやAmazon Primeに自分のアカウントでログインしたら必ずチェックアウト時にログアウト。なんなら閲覧履歴も検索履歴も消そう

何か困ったら私にDMしてもOKです。note購入者のみの特典。なんでも相談に乗りますよ。以下のTwitterからDMくださいね。

https://twitter.com/gedoslime




8. 隔離終了後

サミティベートの病院でもらった診察票の正式な隔離期間の日付を確認して、隔離最終日の翌日に再検査の予約を入れましょう。これも早めがいいです。

私の隔離期間は2022/7/16から7/25まででした

先程挙げたブレズクリニックでの抗原定量検査が一番おすすめですが、滑り止めとしてサミティベート病院やMedConsult ClinicでのPCRなど複数の検査を同日に受けてもいいかと思います。そこらへんはそれぞれの判断で。何度受けても保険適用可能かどうかも保険会社に確認しましょう。

それとタイにも国民の祝日があるので要注意。検査結果の受け取り日は必ず確認しましょう。当日や翌日に受け取れるとは限らないです。

帰国便の予約は陰性が確定してから取ったほうがいいですね。時期にもよりますが、全席売り切れとかはあまりないはず。たぶん一日前でも取れるかと思います。事前に目星を付けておきましょう。予約サイトは私がよく使っているSkyscannerがおすすめです。

再検査日とフライト日を考慮すると、おそらく延泊が必要になるでしょうからホテルに依頼をしましょう。何日延泊するかはご自身で考えてください。自分の感覚ではプラス2日くらいかなと思います。英文例は「Could you extend my stay to 日付?」って感じで。もちろん延泊費も保険が下りるかどうかは保険会社に確認。そう、保険会社には頻繁に電話することになります。私も5回はかけてます。




9. 帰国準備

晴れて陰性証明書ゲットし、帰国便の予約も終えたら、忘れずにMySOSアプリに登録しましょう。

iOS

Android

おそらく貴方は本来帰国するはずだった時にMySOSを入れてるはずですが、とっくに期限が切れてると思われますので、いったんアンインストール→再インストールして再登録しましょう。

アプリのバックグラウンドカラーが赤から青に変わればすべて完了です。お疲れ様でした。

パターン青。正常です!


そしていよいよホテルのチェックアウト。

MADUZIのInvoice

チェックアウト時に全額請求されます。私の場合は55000バーツ。さすがにそんなに手持ちはなかったのでカードがないと払えませんでした。隔離とはいえ、10日間も滞在してると愛着がわきまくりで寂しくなりますね。

(22/8/16追記)フォロワーのCさんがMADUZIのチェックアウト時にクレジットカードの限度額が足りなくて一悶着あったそうです。MADUZIは銀行振込も受け付けてるようですが、日本の銀行口座からの海外送金もできなかったので(海外送金は窓口に行かないと対応ができないことが多い)、結局手持ちの日本円の現金を全部バーツに両替+差額をカード決済でなんとか支払うことができたとか。

教訓としてはクレジットカードは複数枚持って行きましょう。できれば3枚は。1枚だと無謀すぎます。海外のATMはポンコツな機械も多く、カードが吸い込まれたまま戻ってこないことも割とよくあります。日本での限度額は充分でも、海外での使用限度額がかなり低く設定されてたりすることもあるので、事前に増枠申請をするなどの対応をしましょう。

なおMADUZIはVISAとMASTERのみ対応だそうです。JCBやアメックスは使えないのでご注意を。

ここでお知らせ。Wise(旧TransferWise)というサービスならオンラインで日本の銀行口座から海外の口座に送金可能。

Wise最強説

手数料もPayPal等に比べても断然安いです。
Wiseの無料登録はこちらから

(注意)Wiseの二段階認証はSMS認証を使わないように。専用のWiseアプリでの認証を使うようにしましょう。じゃないといざって時に海外で使えなくなります。

こんな風にSMS送られても海外のSIMだと読めない…


(22/8/2追記)それから、空港での出入国時には自動ゲートを使わない方がいいですね。ちゃんとパスポートにスタンプを押してもらいましょう。保険請求時にスタンプのコピーを提出する必要があるかも。こんな感じで。

なくてもいいっぽいけどあったほうがラク。そもそもスタンプ欲しいよね。増えると楽しいじゃん




10. 大使館レター

そんでも、何度やっても陽性が出ちまう!早く帰りたいのだが!そういう人には大使館レターという奥の手があります。「とっくに回復してるのに何回やっても陽性が出て全然帰国できないヤツには、ウチらが一筆書くから何とかしたるわ」というやつです。

以下の在タイ日本国大使館のサイトをよく読んで対応してください。

ただ、「ご相談をいただいてから大使館レター発行までの所要日数は最大5営業日」。これが長すぎてあまり現実的ではないと思うので、最終手段ですねこれは。




11. オーバーステイ(不法滞在)になったら

(22/8/4追記)タイは観光目的ならVISAなしで30日間滞在できますが、もし予定外のコロナ陽性による隔離でタイでの滞在日数が30日を超えてしまった場合、もちろんそれはオーバーステイ(不法滞在)になります。万が一そうなった場合どうすればいいか、気になったので大使館の方に聞いてみました。まさに自分がそうなりかけてたので。

タイでの滞在期間が30日を超える場合は、タイ入管の方で滞在期限の延長手続きを行っていただく必要があります。

コロナ感染が原因での延長となる場合、入管への申請に必要な書類の一つとして、当大使館で延長レターを作成する必要がありますので下記にご相談ください。
大使館への各種ご意見・お問い合わせ

なお、隔離中の場合は本人が入管で延長申請を行うことができないため、代理人を選定する必要があります。現地の知人に依頼するか、ネットで「タイ VISA延長手続き 代行」等でお調べいただき、代理人を見つける必要があります。

在タイ日本国大使館の方から

ということで、かなり面倒くさそう&お金もかかりそうなので、今タイに観光で行かれるなら、感染で10日隔離されることも考慮して、滞在は2週間くらいまでに留めておいた方がいいかも。

(22/8/4追記)なんと実際に隔離で滞在30日オーバーになっちゃったフォロワーさんから情報をいただけそうです。後日まとめます。

(22/8/16追記)実際にフォロワーさんから情報いただきました。無料記事として以下に公開。



これで記事は以上です。長文失礼しました。良い旅、良い隔離生活になることを祈ります。


なお、この記事は2022年8月における情報です。今後、入国ルールが変更された際にはあまり意味のない情報になるかと思います。その点に関してはご理解ください。

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