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タイでコロナにかかったら(番外編) 隔離でオーバーステイ(不法滞在)になったら

タイは観光目的ならVISAなしで30日間滞在できますが、もし予定外のコロナ陽性による隔離でタイでの滞在日数が30日を超えてしまった場合、もちろんそれはオーバーステイ(不法滞在)になります。万が一そうなった場合どうすればいいか、気になったのでまとめてみました。まさに自分がそうなりかけてたので。

(22/8/19追記)2022年10月1日~2023年3月31日までの期間限定ですが、VISAなしの滞在期間が30日→45日まで滞在期間が伸びるようです。


まずは大使館の方にメールで聞いてみました。

タイでの滞在期間が30日を超える場合は、タイ入管(イミグレーション、入国管理局のこと)の方で滞在期限の延長手続きを行っていただく必要があります。

コロナ感染が原因での延長となる場合、入管への申請に必要な書類の一つとして、当大使館で延長レターを作成する必要がありますので下記にご相談ください。
大使館への各種ご意見・お問い合わせ

なお、隔離中の場合は本人が入管で延長申請を行うことができないため、代理人を選定する必要があります。現地の知人に依頼するか、ネットで「タイ VISA延長手続き 代行」等でお調べいただき、代理人を見つける必要があります。

在タイ日本国大使館の方から

とのことでした。代理人や代行を使うのはなかなかハードル高いですね。当然お金もかかりますし。

と、ここまではまとめ版の最終章に記載した分ですが、ここからが新規追加分。

なんと、実際にコロナ陽性隔離で滞在30日オーバーになっちゃったフォロワーさん(Fさんと名付けます)から情報をいただきました。以下は自分が実際に体験したわけではないので100%確証は持てないのですが、今後の参考になればと思い記事化しました。

バンコクには(延長申請できる)イミグレーションオフィスが2022年8月現在2ヶ所ほどあるようです。

  • チェーンワタナに昔からある政府総合庁舎内

  • ラクシーにあるITスクエアラクシープラザ→2022年4月から開始

  • ムアントンタニにある臨時センター→2022年4月に閉鎖

  • サトーン通りにあるイミグレ→かなり前に閉鎖?もしくは現在ビザ延長業務は行なってないとか?詳細不明

現在はほとんどITスクエアラクシープラザというショッピングモールの3Fにあるイミグレで手続きを行なっているようです。ここだと最短で1日で手続きできるかもとのこと。2021年11月に開通したSRTダークレッドラインのラクシー駅直通なので交通の便も非常に良い。

イミグレでの申請にはここからオンライン予約ができるみたいですね。この方が待たされなくてすむかも。


イミグレでは以下の物が必要です(特にコロナ感染に伴う滞在期間延長要請に関しては)

  • コロナ陽性の検査結果の原本

  • 大使館発行の延長レターの原本

  • 顔写真(2インチ×2インチ)

  • 申請料1900バーツ

Fさんは隔離中で外出不可だっために、タイ在住の知人に代理でイミグレに行ってもらう予定でしたが、その人の都合が急に合わなくなったようで、結局もう一つの手段として慣例の「タイ出国時に空港で超過分1日につき500バーツの罰金を支払う」ことにしたようです。幸いなことに超過分も1日だけだったということで。

しかし、Fさんが空港での出国時に陽性隔離の証明書を見せたら、オーバーステイのスタンプをパスポートに押されたのみで、なぜか罰金の1日500バーツは免除されたとのこと。詳しい理由はわかりませんが、コロナ陽性隔離でオーバーステイの人が多いから救済措置なのかもしれません。

日付やサインはモザイク入れてます

こちらはFさんのパスポートに押されたスタンプです。右下の青いタイ文字だけのスタンプがオーバーステイの証。Googleレンズで翻訳すると上から「オーバーステイ、24時間以内に許可、入国管理局副上院議員、スワンナプーム空港入国審査場」と書いてあるようです。

ただ、たった1日だけとはいえ、オーバーステイの記録がガッチリ残されてしまいましたので、Fさんには申し訳ないですが今後タイに再入国の際に何らかのハンデがあるかもしれません。そこらへんは各自の判断でお願いします。

まとめますと、もしコロナ陽性隔離でノービザ滞在30日超えたら、

・自分が動けるならITスクエアのイミグレへ
・自分が動けないなら代理人や代行会社を立ててITスクエアのイミグレへ
・でもたった数日なら1日につき500バーツを空港で支払った方が安いしラクかも

ということで、割と面倒くさい&お金もかかるので、今タイに観光で行かれるなら、感染で10日隔離されることも考慮して、滞在は2週間くらいまでに留めておいた方がいいかもしれませんね。


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