親子問題カウンセリングってどんなの?【川島さん01】
教えてくれたのは:毒親脱出の専門家の川島崇照さん
プロフィール
■おとなの親子関係相談所 代表
■川島崇照メンタルトレーニング・オフィス 代表
新潟県出身、1974年生まれ。 ストレスを抱えた親から毎日のように否定や罵倒を受けていた。 家のなかでは日常的に怒鳴り声が飛び交っており、そのせいか、いつもビクビクしながら親の顔色を伺っていた。 社会人になってから自信のない自分を変えたいと考え、あるとき受けたカウンセリングをきっかけに、自分の親の不健全さに気づく。それまでに悩み続けてきたことの原因が見つかった瞬間。 自分の心が回復していくなかで、同じように親子関係で悩む人を救いたいと考え、会社を辞職しカウンセリングを学び始める。 その後、2011年にカウンセラーとして独立し、おとなの親子関係相談所を設立する。 妻と子ども2人をこよなく愛す。
話を聞いてみた
nigeruno:まず初めに聞きたいんですけど、川島さんのカウンセリングに来るのは何歳ぐらいの人が多いんですか。
川島:20代前半から30代、あとは40代前半ぐらいまでの女性が多いですね。
nigeruno:なるほど、意外と20代もいるんですね。
川島:仕事を始めて自分で収入を得られるようになって、親から距離を取りたいって思い始めた年齢が多いから、やっぱり20代後半からも多くなってきますね。
nigeruno:女性が多いっていうのは何でですか?
川島:やっぱり心の悩みを誰かに話すっていうことが、女性の方が普段からしていることが多いし、男の人はそれが弱い自分を見せてしまっているんじゃないかと思って抵抗を感じるのも多いですね。
nigeruno:なるほど。
川島:あと男性は解決策を知りたいっていう人が多いので。例えば、動画見る人も書籍見る人も多いし、誰かに相談するっていうのはやっぱり女性の方が多くなりますね。
nigeruno:全然男性の人も使えはするってことですよね。
川島:そうですね。
nigeruno:カウンセリングはどういう目的で来る人が多いんですか。
川島:親に対して恐怖心が強く、罪悪感も強く抱えていて自分一人でどうしていいのかうまく考えられなくなっている人ですね。専門家の意見を聞きたい、うまくいってる人の解決方法を知りたいとか、そういった感じで使ってくれる人が多いです。
nigeruno:なるほど。結構切羽詰まっているときっていう人が多いんですね。
川島:もう緊急的に解決しなければいけないっていう人が多くて、本当はもっと早く使ってもらいたいんですけど…どうしてもこの日本でカウンセリングを受けることは結構勇気のいることなので、切羽詰まってギリギリのところまでいっている人が多いですね。
nigeruno:確かに。そういう切羽詰まってる時って1個のことしか考えられなかったり、本当に何も考えられなかったりしてしまうので、そういう時にカウンセリングを受けるっていうのも結構大変かなと思うんですけど…どうですかね。
川島:まぁ、多くの方が自分一人だけではなくて、「大切な人がいてその大切な人との仲を壊されそう」とか。後は例えば強烈な親だと「職場に迷惑をかける」とかね。「友人知人にも迷惑をかける」とか。多くの方が自分一人だと我慢してしまうんだけ、その自分の大事な人たち・大事な居場所みたいなものを傷つけられたくないから、早く解決したいっていう人も多いですね。
nigeruno:確かに他の人に迷惑かけちゃうの嫌ですけれども…それがきっかけにもなりますね。
川島:うんそうですね。誰かのためにっていうのは、結構モチベーションとしてはあると思います。
nigeruno:結婚とか。
川島:パートナーとかね。
続く…
あとがき
個人的にメンタルは強い方なのでカウンセリングって自分とは縁のない話かな…と思っていましたが、確かに結婚・転職・出産など環境が変わるときにはサポートは必要な気がしました。
脱出のときも、行政手続きや金銭面などギリギリだったので(一部失敗してるところもあります…)一度専門家の話を聞くのもありだったなと…
カウンセリング費用は低額プランもあり、バイトのお金で出せてたなと思います。
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