見出し画像

筋の耳打ちは信用するな 10

経済に疎い主婦、げこげこが、
将来の選択肢を増やすために踏み入れた
株式投資の世界。

40代半ばで「オカネ」の勉強を始めました。

「筋の耳打ちは信用するな」シリーズでは、
私が学んだオカネに関することを共有します。

それでは、さっそく…


インフレ・デフレ・スタグフレーション

今回のテーマは、
インフレ・デフレ・スタグフレーション
という現象です。

それぞれ、社会科の勉強で
触れた経験のある言葉でしたが、

なんだかピンとこないままだった
この3つの現象について、
再度さらっと勉強してみました。

というのも、現在の日本の経済状況について
スタグフレーションだとおっしゃる方々を
複数見たからです。

日本の個別株を扱ってデイトレをする上で、
日本の経済状況を正しく知ることが
大事になると思ったのです。

とはいえ、これを勉強するのは
個人的にかなり腰の重い作業です。

だから、ここに書くという目的を付加して
モチベーションを上げようとしています。

かなりフンワリした説明になってしまうと
思いますが、お付き合いいただけましたら幸いです。

インフレーション

まず、インフレーション(インフレ)から。

英語のinflationは、「膨れ上がる」という意味で、
経済用語では、商品やサービスの価格が継続的に「膨れ上がる」
という意味になるようです。

この場合、ただ一つの商品の値段が上がるということではなく、
全体的に様々な物の価格が上がり続けるという意味で、
「最近、物の値段が高くなったわねぇ…」と
ぼやく私たち主婦を大量発生させます。

ただ、ここで重要なのが、インフレーションの場合は、
同時に給料の額面も上がっているので、
物の値段は上がっていても、それを買うだけのお金も
手に入れられているのです。

これは、国全体の経済が成長しているからで、
お金が循環して、さらに経済が成長して…と、
いいサイクルに入っていると言えると思います。

スタグフレーション

一方、スタグフレーションは、
英語のstagnation(景気停滞)と、
inflation(インフレーション)を合わせた造語で、
景気は悪いのに、物やサービスの価格が膨れ上がることです。

有識者の皆さんは、
現在の日本は、このスタグフレーションの状態だと
おっしゃっているのですね。

つまり、インフレーションなら、
「値段は上がってるけど、お給料も上がってるから
今まで通りお買い物できるわ」
という状態、

スタグフレーションなら、
「値段は上がっているのに、お給料は変わらないから
買い控えないといけないわ」
という状態。
(給料が減っている場合もある)

みなさんの懐事情は
どちらに近いでしょうか?

デフレーション

最後に、デフレーションです。

英語ではdeflationで、通貨収縮の意味、
つまり、インフレーションの反対です。

不況で、お給料が下がって、
お財布の紐が堅くなり、
世の中のお金循環が悪くなり、
企業はさらに儲けが減って、
それで給料が下がって…のサイクル。

これは、みなさんご経験済みの状態なので、
わざわざ説明するまでもないのかな?
と思います。

これまで、日本の経済は
ずっとこの停滞を続けていましたが、

皆様お困りのように、この2年くらいで
徐々に物の値段が上がってきましたよね?

これを「インフレ」だと喜んでいては
危険だと、警鐘を鳴らしているのです。

日本の企業は儲かるどころか、
円安になって、外国から仕入れるものが
日本円で買うと高くなっていて、
原材料費が上がるから、
売れなくなるのを承知で値段を上げる、
もしくは、その物の質や量を落として
こっそり実質的な値上げをするしかない。

そんな理由で値段が上がったことに
私たちが喜んでいてはいけないのです。

そんな状態の企業が、お給料を上げることは
絶対にないからです。

これぞ、スタグフレーション。
ということなんですね…

悲しいけれど、日本は、どうやら
現在スタグフレーション。

日本円の価値が下がって円安になっていて、
すばらしいホスピタリティの付加価値が
チップ無しで付いている、美味しい外食、
安価に提供される日本にしかない特別な体験…

今、日本は「安い国」として認知されています。

海外の方々から日本を買われている状態です。
これは、日本にお金を落としてくれる方々が
沢山いてくださるということなので、
一概に悪いこととは思いませんが、

今、この日本の文化をどう死守して、
このちっぽけな島国の存在価値を保つのか、
これは最重要事項ではないかと感じています。

日本人は経済や経営を学び、
日本にしかない素晴らしい文化を
現在のニーズに合わせて開花させ、

「素晴らしい物にはお金を出す」という
素晴らしい文化を持つ国々の方々に
買っていただければ、

日本の伝統的な文化や存在意義を保ちながら
海外の方々に日本の文化を広めていただけ、
結果、日本全体の経済状態が上がり、

デフレーションの状態が終息するのではないか。

そんな風に、私は思ったりしています。

日本の素晴らしい伝統的な文化の価値を
もう一度認識しなおすことが、
日本の再興につながるのではないかと
本気で思っている一人の主婦です。

日本は捨てたもんじゃないどころか
素晴らしいのです。

それを日本人は自分たちの手で捨てようとしている。
これはとても勿体ないことではないか。
そういう話で、今回は終わります。

今回も、最後までお付き合いいただき、
ありがとうございます。

次回は、3月の残念なデイトレの結果と、
今後の対策について書いてみようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?