MAD IMAX FURY ROAD

世界最大のスクリーンを持つIMAXシアターが、どこにあるのかご存知だろうか?
それはオーストラリアのメルボルンにある。

IMAX MELBOURNE MUSEUM 公式サイト
メルボルン博物館に併設されている。

IMAXに関する細かい説明は省くが、このシアターは横32m×縦23mの巨大スクリーンを持ち、4Kレーザー、IMAX 3D、さらには70mmフィルム上映が可能で、12.1ch音響システムを採用、全てにおいて最高水準の設備を備えている。
ちなみに本当はもっとデカいのがシドニーにあるのだが、3年ぐらい前からリフォーム中で、ここしばらくトップの座はメルボルンのものとなっている。

2019年現在、そもそも日本にはフィルム上映が可能な常設IMAXはない。
今年7月オープン予定の池袋グランドシネマサンシャインには、日本在住映画オタクの悲願であった”正しい” アスペクト比によるIMAXスクリーンがついに登場。横25.8m×縦18.9mのデジタルIMAXは、日本最大となった。
この日本最大よりさらに横幅6.2mデカく、フィルム上映まで可能なのがIMAXメルボルンだ。このとんでもない文化施設は意外に知名度が低いらしく、せっかくメルボルンに住んでいながら一度も足を運んでいない人は多い。

マッドマックスの生まれた地、ここにある世界最高のIMAXシアター、マッドマックス40周年。これの意味するところは、マッドマックス Fury Road(邦題:怒りのデスロード)4KレーザーIMAX 3D特別上映である。
マッドマックスのことばかり考えている私は、なぜこんな凄い施設があるのにマッドマックスを常設上映してないんだ、マッドマックス観せろ、と不満を抱えていたが、2019年3月、チャンスは思いがけず巡ってきた。

スクリーンがひとつしかないこの劇場であるが、アクション映画の最新作からIMAXのために作られたオリジナル映画、そして過去の名作をリマスターしたリバイバル上映も行っており、いつ行っても幅広い作品が楽しめる。

利用するのは2度目だったが、予約の時点で間違えて、やけに高いなあと思いつつプレミアムシートを買ってしまった。プレミアムシートは最後列の中央で、リクライニング付きの広々としたシートに座ることができる。
この劇場では普通のシートでもなるべく後ろに座ることをお勧めする。スクリーンが巨大なのでどこに座っていても見えるが、最前列付近でアベンジャーズを見たらその後何日も首の調子がおかしかったことがある。

世界有数の最高画質のスクリーンで、視界いっぱいに広がるマッドマックスを楽しむ、こんな贅沢があるだろうか。プレミアムシートは36ドル。決して安くはないが、その価値のある体験だった。

私が公開初日のレイトショーで、初めて見たマッドマックスFury Road は立川シネマシティだった。今ではすっかり有名になった極上爆音上映は、この新作マッドマックスのために用意されたもの。あの空気を震わすような音響は今でも忘れられない。
IMAXメルボルンの映像の美しさと迫力は誰にも負けないが、音響面では立川を体験していると物足りなく感じてしまうかもしれない。マッドマックスの音響が非常に重要であることを再認識するとともに、素晴らしい音響設備を持った日本の小さなシネコンを誇らしく思った。

私はそれからIMAXにハマってしまい、上映作品をチェックするようになった。
特に印象深かったのは、クリストファーノーランのインターステラー、及びダンケルクの特別上映。IMAX70mmフィルムを撮影に使用したこの作品は、フィルム上映できる映画館が非常に限られている。日本にいてはできない素晴らしい体験となった。

メルボルンにお住いの方、また旅行される方は、IMAXメルボルンの上映作品を是非チェックしてみてほしい。あなたの大好きなマッドマックスやインターステラーが上映されているかもしれない。

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