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コロナで嗤う者たち1-1~お医者様は神様です?



新型コロナウィルスは爆発的な感染力の強さ、無症状状態による感染拡大、そして急激な重篤化など様々な意味で危険視されている病気である。グローバル化によって人や物の行き来が国を跨ぐのが当たり前となった現代社会ではコロナウィルスが世界中に広まるのは当たり前と言っても過言ではない。隣の人がコロナに感染したら次は自分ではないかと不安になるのは当然とも言えるが、医療の現場はコロナ感染者が厄介者扱いされているのが実状だ。

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『日本のコロナ感染はここから始まった』


感染者は『不潔で穢(けが)らわしい汚物』



コロナウィルスは誰にでも分け隔てなく感染するため、感染者と接する医療従事者も次の日には感染者の仲間入りをする可能性がある。多くの医療従事者は自身が感染者になるリスクを知りつつ、それでも徹底した予防策を講じながら患者への治療を献身的に行っている。そのおかげで現在の医療現場はかろうじて機能していると言えるだろう。

しかし中には患者の命を助けるという本来の役目を放棄し、感染者を不潔で穢(けが)らわしい汚物と蔑む医療従事者も存在する。コロナ感染者を汚物扱いし、生きるに値しない命などと蔑み治療を放棄する。ただ座して死を待つしかない感染者に対し、「お前コロナ、負け組。俺健康、勝ち組。」とマウンティングを取って優越感に浸る下劣な医療従事者は白衣を着た悪魔と言っても過言ではないが、当の本人は「これは健やかな体を保つための基礎中の基礎だ」と反論するだろう。

病気の感染者は患者であると同時に感染源でもある。医学の知識を持たない一般人には「病気に苦しむ人」だが、医療従事者にとって患者は「パンデミックの発生源であり蟲毒の壷」である。触れた者をすべて病気にする感染者は医学的な意味での呪いであり、触れてはならない穢れである。医療従事者が患者を見下し、汚物扱いして蔑むのはそうすることで呪いの力を弱め、自身の身を守ろうとする知恵なのだ。





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患者を混乱させることで優越感に浸る


医療従事者の多くは我が身を省みず、コロナ感染者への治療に尽力しているのは事実であり、そのような働きがあるからこそ日本は爆発的な感染に至っていないと言える。しかし一部のマウンティング医療従事者はそのような現場の人々をも巻き込み、混乱させることで自分が大きな力を持っているかのような感じを楽しんでいると言えるだろう。

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『アビガンで治りますよ。BCGで治りますよ。うがい薬で治りますよ・・・』


もっとも分かりやすい例がコロナ特効薬デマだ。多くの患者が発生した際、どこからともなく「これを使えばコロナはたちどころに治る!」という声がいくつも出た。その多くはまじないレベルの取るに足らない妄言だったが、そのような中において医者や研究者など医学に関わりのある肩書きを持つ者がこんなセリフを言った。


「アビガンを投与すればコロナは全快しますよ」と。


多くの感染者やその親族がこの言葉に飛びついた。どこの誰とも知れぬ馬の骨の妄言ではない。医学に詳しい肩書きを持つ人が言うセリフをどうして疑うことができるだろう。アビガンは非常に高額な薬らしいが、コロナの症状がもたらす地獄の苦しみから解放されるなら安いものだ。

溺れる者は藁をもつかむという言葉がある。コロナ感染者にとってアビガンはまさに水面に浮かぶ藁だった。もがき苦しむ最中に視界の脇に映る水面の藁、思わず力いっぱい掴んでしまうのは当たり前のことだ。しかし藁は藁でしかなく、いくら掴んだところで溺れている我が身が助かることなどあり得ない。アビガンも同様であり、治った人もいたかもしれないが治るどころか症状が軽減化すらしなかった人も少なくない。また、治ったとされている人も本当にアビガンの作用なのかは断言できないのだ。

アビガンを使ってもコロナは治らない?という疑問が出てきたら次は「BCGを使えば治りますよ」と出てきた。BCGは子供が接種する結核予防のワクチンというイメージがあるのでコロナとは無関係に思えるが、その無関係という事実は「隠れた特効薬」なインパクトをもたらすのに十分な効果があった。だれもがBCGを欲しがり価格は高騰、本来接種すべき子供が接種できない事態に陥ったのは記憶に新しい。


PCR検査を否定するのは騙されるカモがいなくなるから


日本でコロナ感染が増加した頃、PCR検査の是非を巡って激しい言い争いがあった。「いくらPCR検査をやってもコロナは治らないから意味がない!」と語気を荒立てている医療従事者がいたが、検査が治療ではないことなど医学に無知な一般人でも分かっていることである。治療の重要性を説くことなく、馬鹿の一つ覚えのように「PCR検査は無駄!絶対に受けるな!」と喚き散らしていた理由はただ一つ、PCR検査が広まったらインチキ特効薬で騙すカモがいなくなってしまうためだ

検査を受ければ自分がコロナ感染者かどうか分かる。もしも検査で陰性と出たらその時点では感染者ではないので薬は要らない。そうなるといくらコロナ大流行だ、毎日何百人も死んでいると煽っても騙されてくれないのだ。コロナに感染しているのではと不安に感じる人がもっともカモにしやすいのに、検査が広まって自分はコロナに感染していないと認識する人が増えたらインチキ特効薬を売りつけることができない。だからアビガンだ、BCGだ、うがい薬だなどと次から次と“コロナ特効薬”を生み出す一部の悪徳医療関係者はPCR検査を蛇蝎の如く嫌う。患者が「コロナに感染しているかどうかを知りたいのでPCR検査を」などと言おうものなら、「マルタの分際でお医者様に意見する気か!?」と逆上するのは必至だ。詐欺と言ってもいいくらいの悪辣な金儲けを邪魔する形になるPCR検査は守銭奴から見れば忌々しい限りだろう。(マルタは旧日本軍が呼称した、実験用の人間のこと)





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※マスク不足とまで騒がれた当時、様々な代用品が作られた。中でも現在に至るまで広く普及しているのが透明なプラスチック板で作られたフェイスシードである。しかしこのフェイスシードすら、コロナをマネーゲームの材料としか見ていない悪徳医療関係者にとってはせん滅すべき敵であるらしい。



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『コロナウイルスが混ざった唾液などを遮断するだけでも罹患リスクは軽減できるはずだが・・・』



「フェイスシードとかはコロナ対策にまったくの無価値。付けているのは自分がガイジと言っているようなもの」と嘲笑した。ガイジとは知的障害者を指す隠語であり、転じて浅はかな者や愚かな者を蔑む意味がある。コロナ感染を不安視する人をガイジと口汚く罵る医療関係者がいるなどにわかには信じがたいだろう。しかも続いて、



「感染を防ぐことができないマスクなんか意味がないから着ける必要もない。むしろマスクを付けてお医者様の前に来るのはマナー違反だ」と、普通のマスクを使う人まで攻撃する始末。マスクをするのはコロナウイルスが混在している唾液や鼻水が周囲に飛び散るのを防ぐためであり、感染予防ではない。そんなことは子供でも分かる理屈だが、マスクの普及で感染者が増えなくなるのはこの手の連中にとって死活問題なのだろう。

コロナ感染者がもっともっと増えてくれないと不安に付け込んで金儲けができなくなる。そのためにもコロナ拡大の予防に繋がっているマスク使用をなんとか阻止しようと足掻いているのだ。


※1-2に続きます

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