THE PLATFORM【感想】

あらすじ

巨大な台座に乗った食事が、上層階から順に運ばれてくる牢獄。下に行くほど飢餓と絶望が待ち受けるその縦の仕組みを壊すべく、男たちが立ち上がる。(Netflixから抜粋)

感想【ネタバレあり】

Youtubeか何かで、予告を見てから見てみたかったのが、Netflixに来たから見た。まぁ、ランキングに偶々出てたから思い出しただけなんだけど。

スペイン映画って事に気づいて、ヨーロッパの方の映画って自分に合わない事が多い気がするから、ちゃんと面白いか不安になったけど、まぁ面白かったって言えるラインだったので一安心ではあった。大体ラストの展開で萎えちゃう事が多いのよね。

一言で言っちゃうと、まぁ聖書が元ネタだろうなって感じの映画だなぁ。って感じ。映画の中でも、聖書から引用したのかってセリフが出るし、考察とか見ないでもノリというか、どういう映画にしたいのか分かる点は良いと思う。これを分かりづらくされちゃうと、あんまし聖書とか興味ない自分みたいな人間には途中でキツくなってくると思う。聖書が元ネタっぽいのは分かるけど、説教臭くないからよかった気もする。普通にホラーとして見れたから満足。人におすすめするかって言われるとしないけど、つまらないとも言えない感じ。聖書要素をもっと薄くして、ホラーに寄っちゃった方がもっと面白くなってた気はする。

個人的にヨーロッパ映画って、笑いのセンスが自分とずれてる、ラスト適当、間が空きすぎっていう印象なんだけど、この映画も当てはまる箇所はあるけど、それでも最後まで見れるぐらいには面白かった。

気になりポイント

勝手に主人公は悪人だと思って見始めたんだけど、実は禁煙するために応募したらしくて、もっとマシな選択肢無かったのかと。実際に刑務所替わりに穴(映画の舞台)に来てる人(最初の爺さん)とかいるし、何で一般人も入れるようにしたのか謎。それよりも穴の外では、穴がどんな物と認識されてるのか知りたい。映画を見てる限り、穴の管理者とかも実際に中がどうなってるか把握してなさそうだったから、割と適当な事を宣伝してる気もする。

上にいる人と下にいる人の違いは、映画を見る前は上から罪が軽い人とかと思ってたけど、実際は月替わりのランダム性という最悪なシステムで、ちょっと笑った。絶対、良い階と悪い階交互にした方が良いでしょ。それでも絶食の期間が一ヶ月はキツイとは思うけど。いや、そもそも穴にいる人間全員が悪人だったらまだ設定に納得がいくというか疑問にならないけど、そうじゃないのが悪い気がする。多分、この穴が何なのか深く考える映画ではないんだろうけど。

穴には、一つだけ持ち込める制度も気になるっちゃ、気になる。主人公はまぁ、強制的に禁煙しに来ただけだから本を持ってくるのは分かるけど、ロープとか、ナイフとか銃を持ちこんでる奴がいるのに納得が全くいかない。それとも、穴の制度知らないのは主人公だけなのか?だとしたら主人公アホすぎるな。

他の感想とか考察とか見ると、聖書を元にした話で、主人公が何するかが大事で合って、別にどうやって動いてるか分からない食事台とか、主人公は何ヶ月穴で生活しないといけないのかとか考えちゃいけない映画なんでしょう。

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