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入塾の時期と入塾までにすべきこと

中学受験をするにあたり、大多数のお子さんは塾に通うことになります。塾なしで中学受験をされるご家庭もありますが、少数派でしょう。

入塾の時期については、いろいろ語られていますが、私はそのご家庭の方針に沿っていれば、早い時期からの入塾も問題ないと思っています。ただ、遅すぎることだけはお勧めしません。遅くとも、新4年生のスタート時期がリミットだと考えます。それより後の入塾は、塾のカリキュラムから遅れ、親子共にかなりの負担がかかり、周りの進み具合に圧倒され、追いつくことに精一杯になるからです。

新4年生のスタート時期より遅い時期に入塾してもよいお子さんというのは、塾のカリキュラムより進んだ学習ができているお子さんの場合に限られると思います。

実際には、低学年から塾に通っていても、学習は塾の内容だけやらせているご家庭は稀です。もし、塾の内容だけを学習しているのであれば、新4年生の本格的なスタートから躓くことになります。

低学年で塾に通っている通っていないに関わらず、新4年生のスタートまでには、計算や漢字、語彙力などは、当たり前に身につけておくとして、先取り学習をしておく方が賢明です。

塾に通わせているからと安心して、低学年の小学生を塾任せにするのは到底無理な話で危険です。目指す方向を見失うことになります。塾は信頼するけれども、我が子の責任は親がとる、くらいの気持ちが必要です。親としては当然のことです。

また、新4年生のスタート時に、どの位置にいるのかは、親子共にその後のモチベーションに関わってくるので、重要だと私は思います。周りの皆が頑張る中、成績を上げていくのは大変なことです。だからこそ、スタート時期の立ち位置を意識して低学年の時期を大切に過ごすことが大事です。

低学年のうちにやるべきことは、算数、国語を中心に、計算、漢字、文章題、語彙力トレーニング、通信教育と、あげたらキリがない程、たくさんあります。ここでいう通信教育とは、受験塾が出している受験の学習に沿ったものを指します。予習シリーズを先取りすることもお勧めします。

できれば、読書習慣はつけておくとよいです。入塾後は落ち着いて読書をする時間もあまり取れないので、低学年のうちに読書習慣をつけておくことと本を速く読むスピードの訓練ができているのが理想です。のちの国語力にも繋がります。我が子が6年生の最後に国語の学習にそれほど時間を割かなくて済んだのは、幼少期からの読書習慣があったからだと思っています。

低学年のうちに博物館や科学館などに足を運んでおくことも大事です。理科や社会の学習の第一歩となります。理科、社会の導入には、小学生新聞を読むことを習慣化することもお勧めです。

考えられる志望校の文化祭などの行事に行くのも、早いに越したことはありません。子どもだからといって、まだわからないなどと思う必要はありません。低学年でも、子どもはその学校の雰囲気をきちんと理解し感じ取ります。

低学年のうちからやるべきことはたくさんあります。我が家も低学年のうちから受験期を見据えて行動していました。無駄なことはなかったと思っています。

皆さまに桜が咲きますことを願っております。



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