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留学先は集中講義の連続だった!?〜ウプサラ大学の素敵な時間割〜

皆さんこんにちは!GCSの加茂野です。
秋もだんだん深まってきましたね〜
秋は特に美味しいものがたくさんあるので、ついつい食べ過ぎてしまいそうな危険な季節です(笑)皆さんは秋の味覚の中で何がお好きですか?

さて、今回は私が留学していたウプサラ大学のカリキュラムや時間割について紹介したいと思います!お時間のある時にぜひお付き合いください〜!


スウェーデン・ウプサラ大学のカリキュラムスタイル&時間割


留学先のウプサラ大学で私が取っていたカリキュラムスタイルは、簡潔に伝えると


「1ヶ月間、1科目履修する」


というものでした。

日本の多くの大学は、1セメスターの間、何種類もの科目を履修し、毎日違う講義や演習に取り組みますよね。そして、セメスター終わりに一斉にテストを受けたりレポートを提出したりして単位を取得するというものが多い印象があります。

そのシステムとは違って、ウプサラ大学では、約1ヶ月の間ただひたすら1つの科目に取り組みます授業頻度も、平日毎日午前中から夕方までではなく、だいたい週に1、2回は授業が全くない日がありますし、授業がある日も1日1コマ(約1時間半)という日が多いです。


ここまで聞くと、「海外の大学って楽なのかな」などと思われるかもしれませんし、実際カリキュラムの集中度的には高くないと思います。

しかし、この少しゆったりしたカリキュラムの意味がしばらくするとわかってきました。


1回ずつの講義の前までに、教科書の指定範囲を読まなくてはいけない宿題が課せられるのですが、その指定範囲が何十、何百ページもある時があるのです・・・!もちろん全て英語ですし、そのトピックの専門用語が容赦無く出てくる時もあります。この宿題の強制力は科目によって異なりますし、読まなくても講義は普通に受けることができます。ただ、読んでおいた方がその日の講義の理解力がより深まりますし、読まないとついていけない時もあります。

それに加えて、だいたい週に1回くらいの頻度でセミナーというものがあります。日本の大学でいう演習やゼミのようなもので、事前に与えられた課題に取り組み、そのセミナーの場で意見交換またはプレゼンテーションをする、というものです。それが、個人課題の時もあればペアワークやグループワークの時もあるので、その時は時間を決めてメンバーで集まってミーティングをし、セミナーに備えないといけません。

そして1ヶ月後、つまりコースの終わりには最終試験かレポート提出をし、それに合格すると単位をもらうことができ、その科目は終了となります。

以上が簡潔なカリキュラムスタイルの説明です。つまり、わかりやすくまとめると「1ヶ月の集中講義が連続している」ような状況ですよね!


※また、科目によっては、1セメスターを通して1科目を学ぶ、というものもあります。

他にも、ウプサラ大学では"CEMUS"と呼ばれるカリキュラム・コースがあり、それは以上で述べたスタイルとは少し違っています。その授業申請を通過した人であれば、学部生、院生、社会人など関係なく皆で同じ講義を受けたり、プロジェクト形式で授業が成り立っていたりと盛りだくさんなため、1セメスター1科目を学ぶというスタイルとなります。科目によって様々な特徴がありますね。


最新のカリキュラムスタイルや時間割などは、ぜひ各大学の公式HPでチェックしてみてくださいね!(ウプサラ大学の公式HPはこちら

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(↑私が通っていたキャンパスの写真)


ウプサラ大学のカリキュラムを経験してみて


私は、どちらかと言うと留学先のスタイルの方が自分には合っていたなと思います。

正直なところ、日本で毎日違う種類の講義を受けて、退屈はしなかったのですが、一つ一つの復習はおろそかになっていましたし、追いつきませんでした。私の学部は、講義タイプのもののみで、セミナーのようなアウトプットの場も少なかったです。さらに平日で一日オフ(全休)を作るのもなかなか難しかったので、リフレッシュする時間や溜まっていた予習復習の時間を確保するのも厳しかったです。セメスター終わりに一気にテスト勉強を始めるものの、(自分のせいではありますが)詰め込み作業になることの方が多いので、知識が定着せず「結局この科目で何を学んだのかきちんと説明できない・・・」というふうになってしまいます。

その点、ウプサラ大学のこのカリキュラムのおかげで、私は自分の知識が定着してくのも実感しましたし、何を学んだか時間が経っても人にきちんと伝えることができます。

ここまで、日本のシステムを批判的に書いてしまいましたが、もちろん日本の大学教育のいいところもあります。私が思うのは、知識量と高い専門性です。同じ1セメスターでも、学ぶ量やインプットの規模はとても大きいと思います。また主観にはなりますが、日本の大学の講義では、そのトピックのとても深いところまで学部生の早い段階から教えてくれていると思いました。

これらを比較して自分のベストな勉強スタイルを見つけたり、教育について国内外で比較できるのも留学の醍醐味!
ぜひ、留学でこれらの違いを体験してみてはいかがでしょうか・・・!

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(↑留学先の一番大きい図書館の自習スペースにて)

おわりに

「自分の志望している留学先のカリキュラムについて詳しく聞きたい!」「シラバスを見てみたけど、いまいち授業の内容がわからないから留学経験者に聞いてみたい!」という方は、ぜひGCSの留学カウンセリングへ!
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次回のnote更新もお楽しみに〜!

GCS 加茂野 優


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