見出し画像

『経営戦略について代表の金島に聴いた "ここだけの話” ①』

はじめまして。グラッドキューブ(証券コード:9561)経営企画部 IR担当の太田です。
私は、今年の4月に入社し、グラッドキューブでIR担当をしております。過去にも、通信系の専門商社でIR担当をしておりました。
これからは、グラッドキューブのIR担当として、色々な情報を発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今回の記事では、経営戦略について代表取締役CEOの金島へ座談会形式で話を聞いてまいりました。
本記事は第1回目が「経営戦略で大事にしていること」、第2回目が「SPAIA事業の戦略の考えについて」、最終回の第3回目が「SaaS事業とマーケティングソリューション事業の経営戦略の考えについて」となり、3部構成でお送りいたします。

みなさま、どうぞお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

経営戦略で大事にしていること

太田:金島CEO、今回は経営戦略について色々とお聞きしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。                
まずはじめにですが、経営戦略は企業が生き残るための、重要な意思決定事項であり、またそれを達成することで、企業は拡大する、または存続をし続けることができると考えています。
しかしながらインターネットの発達やグローバル化に伴い、企業の経営環境は一夜にして変化する傾向にあり、同時に消費者のニーズも頻繁に変化していきます。
このような経営環境の中、経営戦略を考えるときに大事にしているものは何か、お聞かせいただけますでしょうか?


           ※右から金島CEO、左奥財部CIRO、左手前IR担当太田

金島CEO:はい、よろしくお願いします。
そうですね、まず言いたいこととして、経営戦略として重要なことは、決して勢いで決めてはならないということで、緻密且つ慎重に考える必要があります。
ただ単に事業のトップラインを上げることや利益だけを追求したことだけを考えるだけではうまくいきません。
経営戦略を考える際には、その事業が属する「国の文化や言語」「宗教」「地政学的なリスクや問題」など、経営に影響がある様々な事象 (確率論)を想定していく必要があります。最終目的地として、お客様に満足し喜んでいただけるものを提供する必要があり、株主の皆様にはご期待に沿う経営を行う必要があります。
また、従業員がやりがいをもって、楽しんで仕事ができる職場環境づくりがとても重要であると考えられます。
将来どのような会社にしていくのかということを見据えた考えが経営戦略には大切であると感じております。

太田: つまり、事業のトップラインを上げることや利益追求は目標であって、それを達成するための方法や体制づくり、グラッドキューブの将来像を経営戦略に織り込んでいくことが重要ということですね。

金島CEO:はい、そのとおりです。
また、社長の器と会社の器はリンクすることになります。
そのため、事業継承していくために次世代のリーダーを育成し、次の有能な経営者を見つけていくことが、経営戦略の重要な位置づけであると考えています。

太田:おっしゃる通り、後継者の事も見据え、それを織り込んだ戦略が重要ということがよく理解できます。
では、具体的にどのような形で経営戦略の策定を進めていくのでしょうか?

金島CEO:まず、外的要因に対する経営戦略の考え方については、社会の潮流に柔軟に対応するためにも、経営資源としてのヒト・モノ・カネ・時間・情報に加えてITやAIなどを駆使した経営戦略をしっかりと立てることが重要だと考えています。
その中でも特に重要視していることは、従業員満足度を高めることだと考えています。
顧客のニーズへ適切に対応し、顧客満足度を高めるためにも、従業員が高いパフォーマンスを出せる働く環境を整えていく必要があります。
経営戦略を考える場合、従業員の働く環境に重点を置いた戦略の組み立てを行っていくことになります。

太田:ということは、従業員満足度を経営戦略のKSF(キーサクセスファクター)として考えられているということですが、例えばウォルト・ディズニー氏も「従業員が幸せでなければ、顧客を幸せにできない。」という考えから経営を組み立てて、従業員満足度を高めており、世界のエンターテインメントをリードする企業に成長しています。金島CEOも同じ考えで、従業員満足度を経営の重要な位置づけとされているのでしょうか?

金島CEO:はい、従業員が安心して働ける環境づくりが大切だと言えます。従業員のモチベーションが高まると、自ら作業効率や質の向上に努めたり、スキルアップに励んだりといった能動的な行動が増える傾向にあります。
これにより生産性が向上していくものと考えております。ですので、今年の4月に、従業員が胸をはってより高いフィールドを目指した仕事をするという気持ちを持ってほしいという願いから全体で約15%のベースアップを実施いたしました。
ベースアップにより、利益の圧迫になりますが、その対価として従業員のモチベーションの向上を獲得することができました。

太田:私も部内外のスタッフから「モチベーションがすごく上がった」などの声を聞きましたので、非常に素晴らしい施策であったと感じています。
従業員のモチベーションが高まり、生産性が向上していくこと以外にその他従業員に期待していることはありますでしょうか?

金島CEO:そうですね、教育の一環としても、従業員には何事にも感謝をもって仕事をし、お客様に対しても感謝の気持ちをもって接するように伝えております。
ただ、労働環境が劣悪であれば、感謝の気持ちを持って仕事することはできません。
そのためにも、労働環境を向上させる必要があります。これらの動きが顧客満足度を上げる要因となり、これが売上や利益に大きく影響すると考えており、「労働環境の向上→従業員満足度の向上→顧客満足度の向上→売上・利益に影響」という「善循環型の経営」を考えることが経営戦略には大切です。
   
太田:貴重なお話しをありがとうございました。今回のお話の中で、金島CEOが経営戦略を考えるうえで、大事にしているものが良くわかりました。

次号に向けて
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
経営戦略について大事にしている事についての座談会第1回目、いかがでしたでしょうか。
ご意見・ご要望などがございましたらぜひお聞かせください。
参考にさせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

次回は、「SPAIA事業の経営戦略の考えについて」をお送りする予定です。

(ご留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており有価証券の販売の勧誘や購入を勧めるものではございません。




みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!