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想像力。いざという時にこそ

今から9年前の今頃

3.11の数週間後、
友人がブログでドライアイスを集める協力を訴えていました。

その文章を読んで号泣したことを覚えています。


震災から数週間、気温が温かくなってきた頃

行方不明の大切な人を探している人達がいました。

見つけたくないという気持ちと、見つけてあげたいという気持ちの狭間で、

ぼろぼろの心と体で、安置所の体育館をまわっている人


多くの方が、被災者の生活を心配して食料や、生活必需品を現地に届ける為の行動を探していました。

生きている人が、現実が優先という空気の中で、


友人は、一番苦しい人の気持ちに寄り添っていたのです。

温かくなって、大切な人の見分けがつかなくなる悲しみに寄り添っていたのです。


いざというときに、なにをするのか?

それが人の強さ、優しさだと思います。

優しさは想像力だと思うのです。

ついつい、目の前の自分の生活の不安に飲み込まれてしまうものです。

自分の生活の事で頭がいっぱいになってしまいます。

確かに経済も大切。自分達も不安がたくさんあります。


年齢が若くて、持病がない人は感染してもたいした問題ではないそうです。

けれども、無自覚に感染して人にうつしてしまうリスクのあるウイルス

かけがえのない、持病のある70歳以上の人を身近に持っている人。ご本人。

その人の気持ちに僕達は寄り添えているでしょうか?想像できているでしょうか?

想像することさえできれば、人は行動を変えられます。

いざというときこそ、自分のことよりも苦しんでいる誰かに想像を馳せることのできる人間になりたいです。

1人1人の優しさが集まって、優しい社会ができたらいいなと思います。



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