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東京金融賞2022表彰式を開催しました!

みなさん、こんにちは!

今回は「東京金融賞2022」について、受賞事業者のご紹介や2/6(月)に開催された表彰式の様子についてお伝えしたいと思います。今年の表彰式は、3年ぶりに一般のお客様をお迎えして、開催しました。

各部門の受賞企業、小池都知事、審査委員の皆様

東京金融賞とは
東京の国際金融都市としての地位を更に高め、金融を通じた社会課題の解決や生活の利便性の向上を目指す取組として2018年に創設されました。都民や都内事業者が日頃抱える課題やニーズの解決に資する金融商品やサービスを提供する企業を表彰する「金融イノベーション部門」、ESG投資の普及やSDGs経営の取組を実践する企業を表彰する「ESG投資部門」の2部門から成り立っています。5回目となる今回は、2部門あわせて日本を含む30の国と地域から、過去最多となる183者の応募をいただきました。

東京金融賞2022の受賞企業と表彰式の様子
それでは、今年度の受賞企業をご紹介します!

【金融イノベーション部門】
金融イノベーション部門では、高齢化という、日本や東京が抱える社会課題に正面から取り組まれているKAERU社のサービスが見事1位に輝きました。東京では、2035年には4人に1人が高齢者となる見込みであり、金融とデジタルの力を活用して、高齢の方の生活体験をより滑らかにしていくサービスは、今後ますますニーズが高まっていくのではないでしょうか。2位には、データの利活用と個人情報保護の両立を目指すBetterData社が、3位には、融資サービスへのアクセス向上という金融包摂をテーマにした事業を展開するビー・インフォマティカ社がそれぞれ選ばれました。

小池都知事からトロフィーを授与されるKAERU株式会社の岡田社長

【ESG投資部門】
ESG投資部門では、創業当初からグローバルな視点でビジネスを展開されている日本企業3者が受賞されました。グリーンファイナンスの観点から特に優れた事業者を表彰する「グリーンファイナンス知事特別賞」を受賞されたHAKKI AFRICA社は、ケニアでデリバリー事業者などを対象としたマイクロファイナンスを提供しています。今後、EVやE-bikeに対するファイナンスを増やしていく予定であり、ESGの「S」だけでなく「E」の視点からも高い評価を受けました。また、OUI社はスマートフォンに取り付け可能なSmart Eye Cameraの普及を通じて新興国や離島における眼科検診者数の向上を目指す取組が、sustainacraft社はカーボンクレジットの信頼性を高め、自然保全への健全な資金循環を促す取組が評価され、それぞれ受賞企業に選定されました。

小池都知事からトロフィーを授与される株式会社HAKKI AFRICAの小林社長

【オーディエンス賞】
今回の表彰式では、これらの受賞企業に加えて、金融イノベーション部門の一次審査を通過した12者を対象に、視聴者投票による「オーディエンス賞」を初めて実施しました。200名を超える参加者から投票をいただき、多彩な機能を内蔵したデジタルウォレットを開発・提供するHolyWally Pte社が選ばれました。

HolyWally社への表彰の様子

表彰式には、小池知事も駆けつけました。受賞企業への祝辞とともに、「Born Global」の大いなる志で世界を目指してもらいたい、との熱いメッセージも贈られました。
今回の東京金融賞では、グローバルな視点で事業を展開する企業が数多く選出され、まさに「Born Global」を感じた表彰式となりました。受賞企業の皆様、本当におめでとうございます!

受賞企業へ祝辞を述べる小池都知事

表彰式当日の様子については、後日東京金融賞のHPで動画や受賞企業のプレゼンテーション資料をアップする予定です。お楽しみに!

昨年の4月から約1年をかけて準備を進めてきた「東京金融賞2022」も無事に表彰式まで完了することができました。今年度の東京金融賞は、国内外の183者から応募があったとお伝えしましたが、これは初年度(2018年度)の95者から約2倍に増加しています。金融賞の運営にご協力いただいた様々な方々のお力をお借りし、着実に賞の知名度やブランド価値が向上してきているのではないかと実感しており、担当としてもこの上ない喜びです。これに慢心することなく、今後も「東京金融賞」が社会課題の解決に貢献し、ユニコーン企業への成長に向けた登竜門になるようなブランド価値の向上に向けて、引き続き様々な取組、仕掛けを考えていきたいと考えております。引き続き、東京都の「国際金融都市・東京」の実現に向けた取組を応援いただけるとありがたいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!