仏領インドシナ総督メルラン襲撃事件
1924年6月19日、当時の広東沙面フランス租界のビクトリアホテル(=沙面多維亜飯店)で起こった、仏領インドシナ総督メルランに対する爆弾投下事件の詳細に迫ってみたいと思います。
事件の前後には、日本も関係しています。
メルラン総督は、西アフリカ総督を経て、1923年から1925年4月の期間、インドシナ総督に就任しました。
『ヴェトナム亡国史 他』(1966)に、『1924年(大正13年)5月、日仏親善の為に来日、帰途広東に立ち寄った時に沙面で襲撃を受けた。』とあります