ベトナム独立革命家が見た-国を売り、外国の為に奔走する人々
「ああ、世にも不思議なのは、我がベトナム人が、今日なお枕を高くして安眠を貪り、財布の中を探って狂喜している姿でしょう」
ベトナムの独立運動家だった潘佩珠(ファン・ボイ・チャウ、→自伝書に『自判』(自己批判書)と題名した潘佩珠(ファン・ボイ・チャウ)はどんな人?|何祐子|note )が書いた『海外血書』 (1906)は、冒頭からこのような嘆きの文章で始まります。
潘佩珠は、年齢的に現在のベトナム語文字(=ローマ字化文字)が書けなかったそうですので、彼の書は全て漢語で