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仏領インドシナと戦前の日本人

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戦前の仏領インドシナ、ベトナムの独立を直接、間接に援助した日本人を纏めてます。
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#クオン・デ

グエン朝第8代皇帝・ハムギ帝と画家藤田嗣治(ふじた つぐはる)

 戦後の日本では全然忘れ去られてますけど、、、  ベトナムは、1945年までは帝政国家で…

何祐子
2か月前
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ベトナム志士らが愛した三島由紀夫(みしま ゆきお)文学

  遅ればせながら明けましておめでとうございます。  2024年初めて投稿します。  本当…

何祐子
5か月前
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ベトナムと南宋(なんそう)の話

 先日の12月21日(木)にYOU TUBEで『ニュースあさ8時!』、通称”あさ8”というニュー…

何祐子
6か月前
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ベトナム独立を支援した福岡の人々 ~玄洋(げんよう)社・黒龍(こくりゅう)会~

 私事ですが、自宅の引っ越しでバタバタしまして、一カ月ぶりのnote投稿です。。。😭  PCに…

何祐子
9か月前
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西田税(にしだ みつぎ)とベトナム抗仏志士

 西田税(にしだ みつぎ)氏は、ネットで調べると大体こんな⇩人物説明が書いてあります。 …

何祐子
11か月前
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ベトナム・マクロビオティックの夜明け ~日本食養会の櫻澤如一(ジョージ・オーサワ…

 今から30年前に住み着いたベトナムでの思い出話を、あれこれここ【NOTE】に書いてますが、…

何祐子
1年前
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落合莞爾先生の新書で知る、ベトナム独立運動家ファン・ボイ・チャウと『東亜同盟会』を結成した社会運動家大杉栄(おおすぎ さかえ)氏の正体

 奇縁でベトナムに暮らすこと早25年、私がベトナム近代史を調べ始めた理由は先の記事「近代ベトナム史への興味のきっかけ」に書きましたが、1906年に日本へやって来た旧ベトナム国の皇子クオン・デ候が生前遺した自伝書『クオン・デ 革命の生涯』(1957)の、ボロボロの茶色い古冊子を偶然ホーチミン市の古本屋で入手し、これまた偶然の連続で翻訳を決意したのは2019年の9月でした。  元々若い頃に日越翻訳をメインに仕事してたので、翻訳作業にはコツがあり作業自体は直ぐに終わりました。しか

東遊(ドン・ズー)運動を支えた近代ベトナムの恩人、霞山公近衛篤麿(このえ あつま…

 明治末期に、フランス領印度支那(インドシナ)と呼ばれていたベトナムから、祖国解放・独立…

何祐子
1年前
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ベトナム独立運動家と小村寿太郎(こむら じゅたろう)

   これまで、先の記事「仏領インドシナと戦前の日本人|何祐子|note」や「ベトナム革命…

何祐子
1年前
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仏領インドシナにあった日本の旧高専校『南洋学院』のこと

 近年ベトナムに駐在、或いはビジネス関係の日本人の方でも、『南洋学院』を知る人は多分殆ど…

何祐子
1年前
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東遊(ドン・ズー)ベトナム留学生に『お父さん』と慕われた柏原文太郎

 「座の中に、柏原文太郎氏という日本の衆議院議員がいて、3人(犬養毅、大隈重信、梁啓超)…

何祐子
1年前
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仏領インドシナ連邦-ベトナム王国  フランス植民地支配解放闘争

 日本の大東亜戦争の頃、まだ王国だったベトナムは、仏領印度支那(インドシナ)、略して仏印…

何祐子
1年前
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仏領インドシナ連邦の基本情報

 浅学非才の平凡な主婦が、どういった縁か不思議な現象に促されて、本を翻訳出版したり、こう…

何祐子
1年前
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ベトナムの皇子クオン・デ候 家族写真の謎に迫る

 この写真なんですが、戦後の日本とベトナムで、『クオン・デ候の日本の家族写真』として出回ったものらしいです。特にベトナムでは、今でも祖国を捨てたクオン・デ候が、日本で新しい妻を娶り幸せに暮らしていたために、ベトナムのことなんか忘れてしまい、とうとう帰って来なかった、などと、まだ勘違いされている傾向が強いみたいです。  私も昔、日本のベトナム抗仏運動関連の書物にちらっと阮朝の皇子が登場し、この写真が必ず載せられているので、『日本で庇護を受けてのんびりとした貴族の暮らしを謳歌して