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映画『 小説家を見つけたら』(2)

心を動かされた言葉の覚え書き

映画の中で小説家ウィリアム・フォレスターが読み上げる。       
            『 家族の喪失』 
家族を失うことで新しい家族が生まれる。血の絆がない相手といつしか深い絆で結ばれてゆく。新しい家族に扉を大きく開く勇気があれば、我が子を導いてくれた父親の姿を再び見いだし手本とした兄に再会してー
 
小説家は自らの言葉を続ける。
人は最後にこう言う。
あれを見たかった。
あれをしたかった。
若い君らには自分の夢がまだ漠然としているだろう。
だがいろいろな文章を読んで〝夢〟とか〝希望〟という言葉を見る時、
ある一つの願いが
私の場合はこの年になってやっとかなった。
〝友情〟という贈り物だ。

そして、信頼に背かぬことの大切さを説く。

残酷とは、意欲はあるのにそれを発揮できない場合、やればできる能力はあるのにやらせてもらえない場合、いつの間にかどうせ無理とやる前から諦めてしまう・・・そんな残酷。

今の時代、気がついたことを言わなければ流されてしまう。誰かが言ってくれるだろう、してくれるだろう、そんな他力本願なこれまでが今に繋がっている。経験があるからこそ実感を伴う言葉となる。何かに挑戦しようとする人を貶めたり侮辱する行為ことこそが残酷なのだろう。

それぞれの場で求められたことを十分にやり遂げたと自分が納得し、自分の夢や考えを実現した人を知っている。

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