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YC W23 Batch - Apollo Group

https://www.ycombinator.com/companies/apollo-group


YCの採択企業から個人的に面白いと思ったスタートアップを紹介します。

今回はバックオフィスサービスの管理型マーケットプレイスを提供するApollo Group。

2023年設立、現在のチームサイズは8人。
創業者のUsman Gulは元DoorDashの初期チームの一員であり、その後Airlift Technologiesを創業し、1億2000万ドル以上調達しましたが、2022年のスタートアップ市場不況の影響をうけ廃業。現在は、Apolloを立ち上げ、スタートアップ市場におけるバックオフィス業務のマーケットプレイスを構築。

具体的には資金調達業務における調達先VCの選定(リードの特定からパイプライン管理まで)のプロセス全体を運営させるサービスを提供。顧客は発展途上国で低コストの環境にある代理店を利用することで、必要なサービスを低料金で利用できるという仕組みを取っているようです。
また、主な顧客は、資金調達プロセスで効率性とオペレーティングレバレッジを必要とするアーリーステージのスタートアップ創業者を想定している。

(→釈迦感想:この手のアウトソーシング系は価格勝負になりがちですが、重要な資金調達業務を任せる先ということでサービスの質も求められそうで、なかなか難しいクオリティコントロールが求められそうですね。基本的には金払いが悪いスタートアップ創業者という顧客属性に対してチャージするという点も難易度が高そう。また、創業チーム自身による資金調達業務がAlternativeとして想定されてしまうので、どうしても求められるクオリティが高くなってしまいそう。)

現在はAIラボとして運営されておりLLMによるソリューションも開発しているようです。初期の焦点はバックオフィス業務、特に資金調達業務を効率化するサービスに限定していますが、長期的なビジョンはスタートアップ市場を対象に最大のアウトソーシング機能を構築することのようです。


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