老舗に学ぶ*その2*神保町【ランチョン】

画像1 こだわりの注ぎ方で供されるランチョンの生ビール。(650円だったかな。) 最近缶ビールにもなった、アサヒビールの通称マルエフ。キリッとしているのに、コクと旨味の余韻がじんわり続く。きめ細かな泡まで味があっておいしい。キンキンすぎないので味が開きやすく、じっくり味わえる。異国のビアレストランに迷い込んだような、趣と歴史を感じさせる店内。外食には、非日常感も大事だなあと改めて感じさせられる。明治創業から、長く愛されるのもわかる一つ一つの実直な仕事。そして、老舗の醸すノスタルジーと安心感。
画像2 【自慢メンチカツ】1100円。(おかわり、大盛り無料のライス200円) 自家製のトマトドレッシングと共にホカホカと湯気をあげて運ばれてきた、拳より少し大きめサイズのメンチカツ。下にはサラッとしたトマト風味のデミソースがひかれ、マカロニサラダが添えられている。メンチカツにナイフを入れると、ジュワーと溢れ出す肉汁。一口頬張ると、サクッとした衣、しっかりしたお肉の旨味が口いっぱいに広がる。卓上のウスターソースや辛子を楽しみながら食べる。相方はナポリタンとハンバーグサンド。どれもセンスが光る大満足のおいしさ。

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