老舗に学ぶ*その2*神保町【ランチョン】 13 たぬき女将/郷土料理研究家 2022年2月14日 16:52 こだわりの注ぎ方で供されるランチョンの生ビール。(650円だったかな。) 最近缶ビールにもなった、アサヒビールの通称マルエフ。キリッとしているのに、コクと旨味の余韻がじんわり続く。きめ細かな泡まで味があっておいしい。キンキンすぎないので味が開きやすく、じっくり味わえる。異国のビアレストランに迷い込んだような、趣と歴史を感じさせる店内。外食には、非日常感も大事だなあと改めて感じさせられる。明治創業から、長く愛されるのもわかる一つ一つの実直な仕事。そして、老舗の醸すノスタルジーと安心感。 【自慢メンチカツ】1100円。(おかわり、大盛り無料のライス200円) 自家製のトマトドレッシングと共にホカホカと湯気をあげて運ばれてきた、拳より少し大きめサイズのメンチカツ。下にはサラッとしたトマト風味のデミソースがひかれ、マカロニサラダが添えられている。メンチカツにナイフを入れると、ジュワーと溢れ出す肉汁。一口頬張ると、サクッとした衣、しっかりしたお肉の旨味が口いっぱいに広がる。卓上のウスターソースや辛子を楽しみながら食べる。相方はナポリタンとハンバーグサンド。どれもセンスが光る大満足のおいしさ。 #日記 #ランチ #フードエッセイ #神保町 #ビール女子 #老舗の味 #東京洋食 13 おいでくださりありがとうございます。 不器用な料理人、たぬき女将が季節の食材、料理、方言にまつわるよもやま話を綴っています。おまけレシピもありますよ。 サポート