イスラエルで知って得した10のこと
中東にある国「イスラエル」に3年住んでいました。現地で知って得した(楽しみが増えた)と感じたことを紹介します。
1. 海が美しい
イスラエルの形はタテに長く、西側が海に面しています。西側の都会は「ビーチタウン」といわんばかりの雰囲気で、シティポップのジャケットみたい。見ていて気分が良かったです。
ビーチタウンの代表格が「テルアビブ」という街。「地中海のビーチリゾート」とも言われています。超能力者・ユリゲラーの出身地であり、私が住んでいた街でもあります。
テルアビブでは肌を露出する機会が多いので、堅苦しさが和らぐと感じました。銭湯みたいですね。海を見るとメンタルヘルスに良いと言われています。きっと損はしていないでしょう。
2. 海が4つある
「地中海」「紅海」「ガリラヤ湖」「死海」の4つです。すべての英語名に「sea」がつきます。
・地中海 Mediterranean Sea
・紅海 Red Sea
・ガリラヤ湖 Sea of Galilee
・死海 Dead Sea
ぜんぶ「sea」で説明できるんだな、となりました。なお、地中海と紅海は海です。ガリラヤ湖は淡水湖。死海は塩湖です。
3. まいにち海外料理
イスラエルは移民が作った国です。東ヨーロッパのユダヤ人が中東の地中海沿岸に移住して誕生した、という歴史があります。
その歴史が料理に反映されています。東欧料理、中東料理、地中海料理、コーシャ料理が、「イスラエル料理(仮)」に含まれます。「イスラエル料理はフュージョン料理」と、言えなくないです。
食卓で、海外のできごとを「自分ごと」として味わえる。外界とのつながりを体内で感じられる。他人ごとは自分ごと。それにしても海外料理が母国料理だなんて、おいしくないですか?
4. 最先端のスシ
スシがファストフードとして人気です。「ファストフード」という捉え方ができるんだな、と感動しました。アップデートを重ね、師匠を置きざり、やがて新世界の師匠になるのでは。おいしいです。
5. 週休3日
これはミスリーディングです。どうか説明させて下さい。イスラエルは、金&土が休みです。でも、土&日が休みの観光客を狙ったビジネスもあります。だから、外国人は週休3日の世界を味わえる。という。
6. 幸せの意味がわかる
イスラエルの世界幸福度ランキングは12位です(2023年)。やたら評判が良い北欧諸国と、同じ水準です。この数字は、人間の期待への貢献度を表しているのかもしれません。
イスラエルは、英語圏が出してくる課題に敏感な様子。RaceとかReligionとかGenderとかLGBTQとか。すぐ解く。「で、何?」と。そんなこと勉強しなくても幸せな日本が、なぜ55位なのか謎です。少女も大活躍の国なのに。
7. 危機管理能力アップ
となりの国からロケット弾が飛んでくるので、それから身を守るために、防空壕(として使える部屋)が家に設置されています。戦争しても幸せな社会は作れる。と言われている気がしました。
8. 聖書ネタバレ
英語圏において、聖書こそが「物語の雛形」、聖書こそが「一般論のモデル」…だとします(違ったらすいません)。だとすると、聖書こそが「これが普通だよね」の理由、になるんですかね。
そんな聖書の舞台がイスラエル。万物の元ネタです。ドラマ「IWGP」でいう池袋、とでも言いましょうか。池袋は日本でしか通じないですが、イスラエルはそうはいかない様子。どちらも聖地なので楽しいです。
9. 陰謀論ネタバレ
「日ユ同祖論(にちゆどうそろん)」というフリンジセオリーがあります。「ユダヤ人=日本人」という内容。「陰謀論」と呼ばれる話芸のひとつであり、ジョークの一種です。こちらが予習に役立ちました。
10. ユリゲラーがあらわれる
手品を披露するユリゲラー。
ポケモンの「ユンゲラー」のモデルとされるユリゲラー氏は、テルアビブ在住。路上で人を喜ばせているそうです。もし会えたら、やせいのユリゲラーがあらわれた!と言いたいです。
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