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TaylorSwift the1 訳してみました

はじめて聞いたのは結構前ですが、その時はピンとこなかったので流してしまっていました。

しかし、たまたま「でもたのしかっただろうな それがきみだったら」っていうフレーズがいきなり耳に飛び込んできて、なんとなく気になって歌詞をよーく見てみたらなかなかエモーショナルな曲だったので訳してみました。

大人の余裕やユーモア、ちょっとした苦さを感じさせる曲となっていると思います。

それでは下に和訳を続けます。和訳の下に、歌詞のつけたしやわたしなりの解釈を続けますが、そんなの興味ないって方は呼び飛ばして歌の世界を味わってくださいませ。(その一助となっていますように・・・)

それでは。

” the 1 "

わたし元気だよ
NOって言う代わりにYesって言って
新しいことに取り組んでる

バス停できみを見たと思った
違ったけど
毎晩必死で頑張ってる
日曜はガラガラの映画館で映画みたり
史上最高の映画ってのはつくられないものね

きみは絶対知らないと思うけど
もし私が欲しかったならそれを態度で表すべきだった
傷つくのを怖がってたら 大人になんてなれないよ?
もういいんだけど

でも私たちは特別だった 
そうおもうでしょ?

「狂乱の20代」* なんてね 
願いをかけたコインをプールにトスして
今頃叶ってたら
それはあなただったのに

わたしも悪かったけど

でも
楽しかっただろうな
もしきみが運命の人だったら

わたしこんな夢をみたよ
君が見たことないほどキメにキメて冒険してる
ネットで知り合った子に会いに行ってお持ち帰りするの

私たちしてることはメチャクチャだったけど
意味はあったよね
最高の恋愛は過去のものになっちゃった

多分あなたには絶対わかりっこない
こっちは一人で目覚める朝をおくってる

でも私たちは特別だった 
そうでしょ?

「狂乱の20代」* なんてね 
願いをかけたコインをプールにトスして
今頃叶ってたら
それはあなただったのに

わたしも悪かったけど

わたし、わたしは
こだわってる  抵抗してる
あなたにこう訊ねたいの
「もしあの時何か1つでも違ったら、今の私たち全く違ってたかな」
わたしたち特別だった そうでしょ?

あなたは「選んだ人」とロゼを飲んだりして
最高だったろうな
それが私だったら

わたしも悪かったけど
思い出したように振り返ったり
でも楽しかったろうな
あなたが運命の人だったら


*つけたし*
日曜のマチネっていうのは日曜の昼間の劇場ってことですが、イメージとしては「ガラガラ」。みんな友達や家族と出かけてわざわざ日曜の昼間に映画館に来たりはしないのです。この歌の主人公は、もう失恋からは立ち直っていますが、いまでもゆっくりと自分を大事にしながら心の回復を試みているところ、といった感じでしょうか。

「狂乱の1920年代」、というのはアメリカがまだ若く、騒がしい活気に満ちた時代を言い表す言葉としてよく使われます。「彼女」は自分の20代の活気に満ちた様子を冗談めかせてそう言い表しています。

なんといっても切ないのは「願いをこめてコインをプールにトスした」というところ。託したお願い事はなんと

「あなたとずっと一緒にいれますように」
この歌の主人公は、なんとなくですがユーモアにあふれてさばさばとした女性のイメージですが、ひそかにそんな願い事をしていたなんて、彼も知らなかったことでしょう。

思いますに、恋人だった「彼」はとてもキュートで憎めないキャラクターだったんでしょうね。だから別れてしまった今でも「彼女」は「彼」がキメにキメて「ネットで知り合った子」をお持ち帰りするという冒険をしてるなんて夢をみたと、からかうような気持ちで言っているんだと思います。きっと「彼」のイメージとはかけ離れているんでしょう。

そしてこの言葉。

Chosen Family

象徴的なワードではないでしょうか
「あなたが選んだ家族になるひと」が自分だったら最高だったな、と少しさみしく思っている。「選ばれる」という幸せを勝ち得る自分でない誰かに、そっと羨ましい気持ちを抱くという感情を曲の最後に忍ばせるあたりさすがテイラー、と思いました。





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