見出し画像

はじめまして。ネコの着ぐるみランナーのガットです。

はじめまして。
ネコの着ぐるみランナーのガットです。
2021年11月に活動開始。土日を中心に大阪城公園を走っています。

着ぐるみですので、当然中の人がいます。
中の人のランニング歴は以下のとおりです。

  • 2004年8月よりランニングを開始。2022年4月までにフルマラソンを42回完走。

  • 初マラソン:2009年第19回福知山マラソン⇒3時間45分21秒

  • フルベスト:2012年第32回篠山ABCマラソン⇒3時間11分48秒

  • ハーフベスト:2011年第34回小豆島オリーブマラソン全国大会⇒1時間28分36秒

  • 他、日本山岳耐久レース(ハセツネ)2回完走。
    ウルトラマラソン(70キロ)2回完走。

ここでは私がネコの着ぐるみで走るきっかけと、走ったときの思い出を綴っていきたいと思いますが、そこには普通のランナー(普段の自分)とは違った着ぐるみならではの視点があると思います。

きっかけ

7~8年くらい前ですが、仕事で着ぐるみに入る機会がありました。
そこで着ぐるみの楽しさに気づき、某自治体のゆるキャラに入るボランティアを始めました。
ボランティアをしているときに思ったのは、

「着ぐるみでマラソンを走ったら面白いんじゃね?」

ということでした。

大きなマラソン大会に出たことのある人ならわかると思いますが、普通のランナーに混ざって仮装したランナーも走っています。
仮装ランナーは、沿道の応援を独り占めすることができます。また、見る人に楽しさを与えることができます。

着ぐるみのボランティアでは子供からお年寄りまで多くの人の笑顔を見ることができます。それは何にも代えがたい充実感です。
見る人も楽しい。着ぐるみを着ている人も楽しい。
Win-Winの関係です。
これをマラソンでもできないか?と考えました。

さすがにフルマラソンは無理でも、ハーフくらいなら着ぐるみで走れるかも?という楽観的観測のもと、お小遣いを貯めて購入を決意しました。

着ぐるみへのこだわり

購入にあたり、大きなこだわりが2つありました。

  1. 持ち運びに苦労しない大きさであること。
    僕は車を持っていないので、電車にも乗れ、持ち運びに苦労しない大きさであることとしました。

  2. 何の着ぐるみかすぐにわかること。
    イベント会場などで、ゆるキャラを見たことのある人は多いと思います。
    しかし、モチーフとなった動物が分かりづらい着ぐるみが多いはずです。(私がボランティアで着ている着ぐるみもよく間違われます)
    私はネコ好きなので、最初からネコの着ぐるみにしようと決めていました。
    だから、見た人に「何あれ?」と言われるより、「ネコだ!」と言ってくれたほうが良いと考えました。

製作者探し

次に製作者を探しました。
ネットで調べると着ぐるみの製作会社はそれなりにありましたが、値段は平均して50万円くらいでした。中には100万円弱というところもありました。
プロなので耐久性やクオリティは間違いないのでしょうが、高いです。
買えません。

そこでTwitterで探してみました。
Twitterで探すと、個人で製作をしている人が意外と多くいました。
値段は20万から70万くらい。
ただ、何の動物かわからないほど、デフォルメが強いものを作る人が多い気がしました。
しかし、前述しましたが、見る人にとって何の着ぐるみかすぐにわかってもらいたかったのです。よくわからない着ぐるみではなくリアルなものを。
探しているうちにリアル系を特化とする製作者さんを見つけました。

ATELIER neo『CHOPS』さんです。

打ち合わせ

ATELIER neo『CHOPS』さんに見積もりをとると約21万円でした。
しかし、着ぐるみを着てランニングをするので、不要なものを省きました。

  • 上着:暑くなるため。持ち運びが大変になるため。

  • 靴:ランニングシューズを履くため。

  • 換気用ファン:電池切れに気を遣うため。

  • しっぽ:他のランナーや歩行者の邪魔になるため。

これらを省くとスマホ1台分くらいの値段になりました。

また、作っていただくときの細部のこだわりとして

  • 面はメガネをしたまま被れること。

  • ズボンは走りやすいようにゆったり目であること。

を条件にしました。
また、CHOPSさんのデフォルトですが、手袋から指先を出せるようになっています。
普通の着ぐるみの手は、指先までしっかりと隠れるようになっています。
しかし、指先が出ることにより、スマホを操作しやすくなったり、ペットボトルからの給水がしやすくなります。
これは大きなメリットでした。

他に細部の打ち合わせを行って正式にオーダーし、数ヶ月後にネコのガットが家にやってきました。
モデルは職場の野良猫。

完璧な仕上がりでした。


次は初めての外出である

「ロケットマラソンの応援」

についてお話します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?