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【悪役】帰ってきた素晴らしき悪役列伝第2回 「スティーブ・ヘインズ」

ゲーム「グランドセフトオート5」に登場。

表向きはFIB(完全にFBIが元ネタ)という組織に所属している優秀な特殊捜査官だが、その正体は主人公の一人である元銀行強盗マイケルの弱みを握り、恐喝しながらほとんどただでこき使う悪徳捜査官。

彼の所属してるFIBはIAA(元ネタはCIA)と対立関係にあるらしく、何かと主人公たちに「IAAの尋問してるテロの容疑者の身柄を横取りしろ」「IAAの現金輸送車を襲って現金を回収しろ」「IAAの基地に侵入して生物兵器を回収しろ」と無茶振りを要求してくる、そのたびに「アメリカのため」「テロ対策のため」とうそぶいてるがその実「自分の出世」のことしか考えてないとんでもない俗物。

性格は嫌味で口を開けば他人の悪口か嫌味と皮肉と悪態しか言わないが、自分が言われるとかなりマジギレするほど小さい人間性をしている。

自分からは決して手を出さず、相手に命令をして自分だけは手柄を取ろうとするネズミのような男で同僚であるデイブ・ノートンやサンチェスからは「平気で人をだまして殺す」「口ばかり」と全く尊敬されておらず人望のかけらもない。

また行動もセコく、危険な状況になると自分だけが生き延びるために保身をしよう躍起になる。

しかし、自身のテレビ番組は持っているらしくそっちでは何気に真面目に仕事をしている(これもある意味自分を売り出すためにやっている)からかそこそこ社会的には知名度がありコネも結構あったりする様子。

親友という名目でマイケルに「自称・親友」の金持ちのデビン・ウェストンを紹介するが、これもまたろくなやつではなく拷問大好きなサディストであり・・・・まさしく「類は友を呼ぶ」を地でいくようなやつだ。

そんなデビンからも裏では「俺の会社で雇う価値もない無能」とバカにされている。

こんなろくでもないやつだが、主人公のマイケルはこいつの機嫌をうかがないながらタダ働き同然で汚れ仕事をさせられることになる。これがまたムカつく「こいつ死なねえかなあ~」という気分にたびたびさせられる。

途中でこいつを殺す選択肢をできるが、それをするとゲームオーバーになってしまったりする。

作品が終盤になるにつれ、こいつの立場も危うくなってきたらしく最後の最期にマイケルやフランクリンに仲間のトレバーを殺せと圧力をかけてくるようになる。

彼の末路はゲームのルートによって変わるが、ハッピーエンドになるCルートでは自身の番組の最中に主人公の一人であるトレバーに射殺されて死亡という自業自得な末路をとげることになるのだった。

ちなみに勤務歴20年のベテラン捜査官らしく、見た目は初々しいが40歳を超えているかなりのオッサンである。

マイケルや同僚のデイブを「年老いた犬」とバカにしているが、実は年齢は意外と変わらないのであった。

おまけに40過ぎても子供も女房もおらず、母親と二人暮らしをしていることから実はマザコンではないかという疑惑がある。

陰湿性:A  (主人公をこきつかってやることはみみっちい)
頭脳:B  (ほとんど作戦は主人公のマイケル頼み)
強さ:B (腐っても捜査官なので普通に銃撃戦は強い)
主張:A (自分の出世が一番)
人望:B (そこそこ有名人だが、彼を慕う人はほとんどいない)
権力:A (腐っても捜査官なのでマイケルよりも権力はある)




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