![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/38376881/rectangle_large_type_2_677bc865fe6cba91bc8046dd89d9bace.jpg?width=1200)
バイデンが大統領になってもアメリカがよくなるわけではない4つの理由
とうとうトランプが負けてしまった!
いやー、こんなことをしたり顔で言いたかないけどまあ俺は今回トランプ負けると思いましたよ。
だってコロナがあれだけ被害があって、かなり厳しい経済状況になっている。
おまけに彼の対応はかなりずさんだったのだからまあ落選は仕方ないだろう。
しかし…しかしながらである。
バイデンがなったからといってアメリカがよくなるわけではないのだ。
そう、ここを勘違いしなくてはいけないよ皆さん。
バイデンがなれば世界がよくなる!というのはビッグでバッドなジョークなのである。
①分断が止まらない
ここ最近のアメリカ関係の記事でよく目にする言葉「分断」ありませんか?
この「分断」という文字ですが、元々アメリカは二大政党制なので分断されるのはごくごく自然のことなのだ。
なぜ分断が生まれるのだ!!!!としたり顔でいうような人がいるが、そのわかりやすいオチは「二大政党制」だからなのである。
無論、経済格差もあるがひとまずはこの「二大政党制」から分断は生まれるのだ。
よくトランプ支持者は貧乏人で…という人はいるがトランプ支持者の中には経営者や金持ちもいるっちゃいるのだ。
逆にトランプアンチにも貧乏人がいる、シアトル自治区なんかでBLMと一緒に暴れていたのはホームレスや薬物中毒者といった連中も混ざっていた。
そこに経済格差ができて、上下左右でキレイな十字構成ができるのが今のアメリカなのだ。
これらは埋まることはないだろう。
バイデンさんで埋めれるとは到底思えない。
そもそもBLMこと黒人暴動はオバマの時代からあったものだ、また同じような事件がおきればいつでもアメリカは暴動がおきるだろう。
というわけで分断は止まる様子はない。
②そもそもバイデンが選ばれた理由は消極的な理由
じゃあ、なぜバイデンが大統領になれたのか?
一言で言うと彼は「トランプじゃない」からだ。
トランプのコロナのずさんな態度に怒った多くの国民がバイデンを選んだ。
別にバイデンが好きだからではない、トランプが嫌だったからなのだ。
理由はヒジョーにネガティブなものだ。
よくあることだが、「あいつが気に入らないから」という理由で一つになった組織はその間の派閥別れが起きて分裂を起こすことがしばしばある。
例をあげると…2ちゃんねるではしばしばあったことだが、特定の人物を炎上させようと複数の人間が集まった結果、自然に派閥がおきて逆に炎上が内部に広がってしまうことがある。
民主党といえば、トランプに対抗する候補者争いの時にあれだけ散々内輪揉めをしていたがトランプ憎しということで組織固めを行った。
そんなトランプがいなくなればどうなるだろうか…。
僕が思うに民主党の中でもいわゆる「中道派」とスクワッドのバカ4人組のような新興勢力の「極左」との間で分裂が起きる可能性があるだろう。
そうなると、民主党内部で綻びが生まれ多くの人間が離反したり、お互いの足を引っ張り合うようなことがおきるのではないだろうか。
俺が思うに民主党は一枚岩になれないだろう。
③バイデンの外交姿勢は他国からナメられやすい
バイデンはトランプの代わりにいわゆる多国間でのルールを守らせるという「多国間協調主義」とやらに回帰するのではないかといわれている。
一言でいうところの、学級崩壊したクラスを請け負う教師のようなものになる。
そんなクラスを束ねるためには「力」「恐怖」が必要なのだが…残念ながらバイデンにそれを求めるのは酷な話だろう。
トランプにあった「何をしでかすかわからない」という怖さがない。
おまけに国内のために緊縮財政・福祉のための財源優先などを行い金のかかる軍事費などは削減される。
こうなるとアメリカはほとんど他国から舐められる状態になるだろう。
当然「多国間協調」などというもので目下敵国である中国など戦いをいどめるわけがない。
そもそも多国間同士でやりあうというのは、中国にとってそれだけ攻略しやすい相手が増えるだけという話だ。
「恐怖」「力」のなくなったアメリカなど誰が怖いものだろうか。
台湾や日本は当然、そこまでカバーされないだろう。
だって防衛費削減するんだもんね。
④格差は広がり、経済はよくならない
バイデンが増税を行い、GAFAを解体すると以前から何度も何度も書いていたので皆さんご存知だろう。
バイデン自身はこれらは意味がないと内心思っているが、民主党にいる他のメンツの言うことをくみ取らなければいけないので彼らはこれを行う可能性は極めて高い。
バイデンがかかげるトランプ減税の廃止・企業への規制を行えば、当然ダメージを受ける企業は増えていくだろう。
コロナ下で経済が悪化しているアメリカの中小企業はこれはたまったもんではない。
当然株価は下がっていく、株価は実体経済を反映していないというが影響は大きくある。
さらに所得税の増税で、中間層などダメージが起きれば中間層から下層へ転落する人間が増えていくだろう。
ここでまた↑の記事につながるが分断が発生するのだ。
国内がますます疲弊し、中国は大いに喜ぶであろう。
アメリカ経済が疲弊すれば、アメリカだけではなく日本もダメージを受けていく。
だから他人事じゃないですよ、ホント。
まとめ
以上の点で、バイデンがなったとしてもよくなるわけではない理由をまとめさせていただきました。
ただ、ボクが思うにコロナ対策については割と真剣に進展するのではないかと思います。
もしかしたらアメリカ国民皆保険制度なんかが誕生するかもしれません。
恐らくコロナに関してはトランプより早い速度で解決していくのではないかと思います。
ちなみに上院が共和党を保持すれば③と④はある程度のところは解消されるのではないかなと思っております。
でもその場合もねじれ国会になってろくなことにならないのは目に見えている。
まあでも…どうかわかんないよ。
1月に行われるジョージア補選でどうなるかがポイントですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?