今話題の煽り運転事件って、これスピルバーグの「激突」じゃね!?
先日から滅茶苦茶話題になっている、煽り運転事件の件についておもったことがある。
まずはニュースについての最新映像を見てほしい。
なんとこいつは全国各地でSUVを走らせては煽っていたらしい、正直言ってこういうやつこそサイコパスの類ではないかと思ってしまう。
会社をなんどもなんどもやめているようだが、こういう一つの場所にまとまらないのもサイコパスの典型的特徴であると思う。
こういうやつこそ本当は暴力団になっていただろうし、あるいは暴力団関係者で本人が自分より上のサイコパスである親分や兄貴分に金を借りてケツの火がついてヤケになっていたのではないかとすらおもってしまう。
で、この事件のニュースを見てふと思い出したんだが・・・・。
これってスピルバーグの「激突!」じゃね・・・?
知らない人にいうと本作はスピルバーグが新人時代に作ったテレビ用映画で、実は本作こそスピルバーグの最高傑作ではないかと推す人が多くいるのだ。
俺もそう思う。滅茶苦茶面白いのだ。
その後のスピルバーグ作品はほとんど、SF大作か賞取り映画になってしまうことがある。そんな中、本作だがかなりほかの作品と比較しても異質な点が多くみられる。
低予算で作られた本作はひたすら車という狭い空間を舞台にしたサスペンスと
あらすじは簡単にいうと、車に乗った営業マンのおっさんがトラックをうっかり、追い越たらかなり悪質なストーカー気質の煽り屋でしつこく付きまとわれてゲンナリする・・・という何とも厭な映画だ。
みなさん、こういう筋金入りのサイコパスは去年の愛知県での事件といい、今回の煽り運転の事件といいあらゆるところでみていますよね?
おまけに本作では言及されないが・・・実はこのトラックの運転手、とんでもない殺人鬼で全米各地を渡り歩きながらノロい運転をして相手を煽りながら最終的には自動車事故に見せかけて殺してしまう連続殺人鬼だったのだ!!
今回のSUVの運転手も実は煽り運転を生業とした一種の半グレ的存在ではないか、と俺は思っている。
確かにこいつは人を殺していないが、もしも・・・・もしも相手を殴りすぎて殺してしまったら、どうなっていただろうか?というようなif的な作品としてもなかなか面白い。
こじつけもいいところだが、本作は主人公のおっさんがかなり怯えて疲れ切ってしまった顔が中々味わい深く、観ていて本当に可哀想になってくる結構気の毒な映画である。
カラッとしたアメリカの乾燥した風景とは真逆の、ジメジメとした映画なので夏にもってこいの名作だったりする。
恐らく映像配信サイトでもあるとおもうので、ぜひチェックしてほしい。
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