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和歌に現れる香りと、ドルチェ&ガッバーナの香水について

今年大流行の瑛人「香水」についてです。 この曲については何番煎じか分からないくらい論じられているかと思うのですが、恥ずかしながら私がこの曲を聞いたのがかなり最近で、思ったことを書いておきたいと思ったので書きます。 音楽的な部分ではなく、歌詞について述べます。 1、「五月待つ」の歌「香水」と下記の和歌との比較についてです。 古今和歌集 夏139 読み人知らず 五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする 伊勢物語にも引用されている非常に有名な和歌のひとつで、「5月

    • キュウユウ

      十数年も会っていない人でも、意外と誰だか分かるものだ。地元の学校を卒業して以来の再会となる同級生は、ずいぶん背が伸びて大人になっている。それでも記憶にある目鼻立ちの面影は残っており、妙な気分だ。自分だけ子供のまま大人になった同級生の前に放り出されたようにも思う。 果たして十数年も会っていない人に友達のトーンで話しかけていいものか。一瞬居心地悪くも感じたがまあ話しかけないわけにも行かない。今日は共通の友達(こちらは十年ぶりではない)を含めての待ち合わせだ。 小学生の頃を同じ

      • 「しばる」という言葉で一つ

        お互いを縛らずにいるという決めごとに縛られているから、私たちは一緒にいられるのだろう。これからも心地良く縛られたままの私たちでいたい。

        • 褒められて伸びるタイプ

           褒められて悪い気はしない。髪型でも、腕時計でも、話し方でも、地図を読めることでもなんでも、褒めてもらえるとそれまで以上にいいもの、いいことに思えて嬉しくなる。  昨日はライブ帰りの男女に頼まれ、写真を撮ったら、うまいっすね!と明るく言ってもらい、実際の巧拙は正直わからないが、満更でもない気持ちになった。  私はやりたいことに対しコツコツ頑張る性格で、褒められるとやる気になってまたコツコツやれる。結果伸ばせた力もある。思い返すと、私のする様々なことを、些細なことでも褒めて

        和歌に現れる香りと、ドルチェ&ガッバーナの香水について

          年をとったと思うこと

           深酒の翌日に筋肉が痛むようになったのは年をとったせいか。もちろん私自身まだまだ若い気持ちでいるし、二十代という年齢で若くなくては困る。ただ、自分史上、現在の自分が一番年をとった状態なのだから、気持ちの問題は抜きにして、現実の出来事として加齢を感じるのはごく自然だと思う。  昨日は友達とお酒を飲みながら「友達」について話すというなんだか不思議なことをした。友達ってどんな人か、何人いると言えるか、そのようなことをあれこれ話した。「飲みに誘える人」という定義で何人いるか指折り数

          年をとったと思うこと