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落合陽一著 働き方5.0を読んで、記憶に残ったことを記録に残すnote

ご挨拶

はじめまして、がっちゃんです。
普段はWebエンジニアをやっています。
ちょうど先程、落合陽一さんの働き方5.0を読み終え、とても面白いと思う一節がいくつかあったので、忘れないためにその一節と周辺の話をnoteにまとめて自分の記憶に定着させようと思います。

一応、人に見せれるレベルの日本語にしてアウトプットする予定ですが、もし日本語的に微妙な表現などありましたら優しくTwitterなどで教えていただけると嬉しいです。

ここからは、その一節があった段落とページ数を見出しに、その直下に自分が最も記憶に残った一節、その下に前後の情報の個人的な要約を記載するという3段構成で書いていきます。
また、ここからは常体(だ、である調)で書きます。つらつらと書いていきますが、よければどうぞ。

目次

P.56 人間がシステムの「下請け」になる

この類の仕事をどうエンターテインメントにしていくかが今後の課題となっていき、我々は気づかぬうちに楽しく下請けをするようになるはずです

Amazonのメカニカル・ターク(https://aws.amazon.com/jp/mturk/details/)というクラウドソージングサービスについて書かれている項。
これは、人工知能などでシステム的に判断することがコスト的に合わず、現段階では人にしか出来ない事をクラウドソージングで作業し、その結果データを返すという仲介を行うサービスである。

膨大な画像の中からわいせつ画像を識別して削除するというタスクをワーカー(Amazonに登録している実際の人々)に依頼するという事例を紹介されていた。

個人的には、ときどきWeb界隈で語られる、SanSanの初期の頃は人力でチェックしていた話が思い出された。

そして、上記の「どうエンターテインメントにしていくかが今後の課題になっていき―――」の文脈ではゲームやSNSやツールを通して、仕事までは行かずとも、ゲーム内報酬や何らかの感情報酬をフィードバックとして受ける事ができるアプリケーションを作ることができれば、ユーザー・サービス提供者共にポジティブなものを受け取ることができそうだなと感じた。

P.83 システムに「手足」をもがれる仕事

抽象的な教養やアイデアだけあっても、何もできません。「実装」と「アイディア」が個人の中で接続されることに価値があるのです

リベラルアーツとメカニカルアーツという2つの学問の種類をベースに、21世紀初頭に求められていた「オリジナルのアイディア」を生むための教育が行われてきた世界と、これから働いていく中で必要となるスキルについて書かれている項。

著書の中でリベラルアーツとは、ルーツに文法、論理学、音楽などを持ち、それが現代の大学にも受け継がれて人文科学、自然科学、社会科学などの教養課程を指すと書かれており、人が頭でイメージをしながら考えていく、もしくは人による観察・解釈を中心とした抽象的な学問のことと定義されている。
反対に、メカニカルアーツは工学や建築学など、手を動かす仕事を様々な結果・知見の集合体としての学問として定義されている。

これまでは、リベラルアーツ側の人間はメカニカルアーツ側が人間だったため、ホワイトカラー・ブルーカラーの関係でメカニカルアーツを動かし、使うことができていたが、現在ではコンピュータによってメカニカルアーツが包括され、さらに独自の専門性を持つようになっているため、それらを扱う能力がない場合はまさに「手足」をもがれたように何もできなくなる。

上記から、自分の現在のWebエンジニアとしての働き方は一定のメカニカルアーツとリベラルアーツが重なるところで、これから必要となるスキルを両輪で伸ばすには非常に良いポジションであると感じた。
しかし、Webエンジニア界隈は勉強会や知識の公開が盛んな業界であるため、Webに限らず、Webを仲介する材料としてさらなるメカニカルアーツに寄せたスキルを伸ばす必要もあると感じた。

P.178 世の中の「継ぎ目」をなくしたい

既成概念を打破するには「素人」と「玄人」の両面が求められると言えるでしょう

16年に書かれた落合氏の著書の一節から、落合氏が感じている「世の中の『継ぎ目』」など、有史から人間が持ち続けている常識や既成概念を打ち破るために、「コンピュータで何ができるのか」を考えるのが重要になる点。
また、それを実現するのに忘れてはならない視点について書かれている項。

この項の中で紹介されている著書「素人のように考え、玄人として実行する」のタイトルの通り、既成概念の打破の実現(ひいてはそれを通して自分の専門性を持ち続ける)ためには2つの視点が重要で、
「素人のように考え、素人として実行する」のでは、もちろんうまく行かず、反対に「玄人のように考え、玄人として実行する」のは、課題としてニッチでマニアックなものに対しての解決方法しか出せない。

大きく世界を変えることが出来る、専門性を持った人間になるためには両方の考えを持った上でモノに向き合えると良い。

この項を読んで、サービス・プロダクトを作っていく上でもこの視点は重要で、自分の行動の指針として改めて定めて進めていこうと感じた。

まとめ

以上が、自分が働き方5.0の200ページちょっとの本を読んで記憶に残ったことでした。

そして最後に、自分はこの本から、これからの世界をつくっていく人間には下記の2つのスキルが重要である。というメッセージを受け取りました。

・専門性
 
・暗黙知を蓄え、魔術と呼ばれるブラックボックス化されたシステムを使う側ではなく作り上げる事ができるスキル
・思考体力
 
・専門性を身につける上で必要な、新しい課題とその解決方法を探すための基礎スキル

これらを引き続き伸ばしていく方法を考えながら、どんどん実践していこうと思いました。

ここまで読んでいただいた方がいらっしゃいましたら、誠にありがとうございました!

最後に、こちらの本のAmazonリンクを貼って締めたいと思います。
落合さんの知識の領域が広いため、色々な専門用語や知らない単語が出てきて読むのに苦労する点はあると思いますが、非常に面白い本だったので、ぜひ読んでみることをおすすめします!
(お金もらって書いたとかではないのでアフィリンクとかではないです!w)
https://www.amazon.co.jp/dp/4098253712/ref=tmm_pap_swatch_0

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