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インド緊急支援 寄付活動報告

「寄付活動報告」
現在68名の方から1,159,535INR(日本円で約1,730,700円)お預かりしております。
届け先の状況としては、下記の通りになります。


・ビハール州ブッダガヤ近郊の村にて私の最も親しい友人が480世帯約2,500人の方へ食料および食料を購入するための資金として、1家族1,000INR(約1,500円)を配布。

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昨日、医者の方に来てもらい、簡易無料診療キャンプを実施してくれています。Ghonghariaという村で開催し、40名の方が診察を受け、必要な人は薬を受取ることができました。こちらは様々な村で継続していきます。

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・デリースラム SAKURA HOMEの水流さんのスタッフの方が約35世帯、105名の方に食料支援を実施いただきました。
https://twitter.com/Tnsakii17/status/1393435592482975747・・・


・タミルナドゥ州での支援
70世帯約350名の方への食料支援として、ひと家族辺りひと月分2,000INR(約3,000円)を活用して現在パッケージを手配中です。来週月曜には配布を始めてもらえます。
既に190家族へは他ドナーの方の支援で届けられているとのことです。
パッケージとしては、米、豆、油、卵、石鹸、マスク、ハンドサニタイザーなどを届けていただいています。
下記の代表Stanleyさんと共に活動させていただいております。
https://www.careforsouthindia.org/
※写真のキットおよびパッキング中のものになります。

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・オリッサ州での支援(討議中)
現在下記団体代表のJacobさんと話をし、支援を計画しております。
https://www.prem.org.in/
パトナの弊社アメグミインドの第一号社員も協力し、4家族1家族1,000INRを提供し、食料代に充てています。

「現場の状況について」
状況は前回報告時と変わらず、他の支援は届いておらず、かつ日々近くの顔の知った誰かが亡くなり、御遺体を焼くための資材の調達にも苦戦しているとのことです。
政府からRation Cardというものを貰っている人は政府からの支援を受ける資格があるとのことですが、現在支援活動をしている村では基本的に誰も持っていないとのことです。その手続きをできないのかと質問すると、現場の友人からは政治が絡んでおり、カーストなどの課題があるため不可能だと返答がきました。
医療サポートに関しては、元々貧しく、持病を持っていたり、栄養状態が良くない中、より食べる料も種類も減り体力が落ちてかつ、薬が入手できなかったりする人達に診療と薬という機会を提供できるようになりました。
PCRテストは受けられるようになってきており、陽性だった場合は一応病院には行ける状況になってきており、ワクチン接種も始まってきているとのことです。

・現場で活動している方からの声
日々誰かが亡くなる中、いろいろとこれもやった方がよい、あの人にも届けたいという想いが出てきます。
日本の方には落ち着いたら一度お礼を伝えたいと思っています。
今はとにかく支援を続けます。
・現場の支援を受けている方からの声
いつまでこの状況が続くのか分からない。仕事もなく、食料も無くどうやって生きていけばいいのか分からない。

・寄付ご協力いただいたNUDGEさんについて
互いにバックパッカーをしていた2014年、たまたまブラジルで出会い、まさかのインドで時期は違えど同じ会社で働いていた三神さん(当時玉井さん)が立ち上げた人に寄り添うジュエリーブランドです。下記、今回ご一緒させていただいているドネーションジュエリーに関しての投稿、シェアさせていただきます。
https://twitter.com/NUDGE_jewelry/status/1393076673868750852
https://www.instagram.com/p/CO13IHfBIcD/?igshid=bfaniu7wv5lg

・今後の支援について
少なくとも放置していると亡くなってしまう方がより多くなってしまう状況が落ち着くまでは継続します。いつどのくらい地元政府や有力者が支援に動いてこの状況がなくなるか分かりません。そのため、いくら必要なのか、何を持って寄付活動が“成功”なのかを設定できるのか分かりません。兎にも角にも“いま”必要な人に“いま”確実に届けていきます。
本日も下記ホームページを作成してくれた友人とともに動いている日本でのNPO立上げのMTGを実施しました。この立ち上げは現在の様な状況が産まれる仕組みを防ぎ、それによって生じた課題を解決しつつ、日本の課題も解決していくために行っております。もう少し登記等の時間は要しますが、名実ともに信頼ある形にて活動できるよう今後も努めていきます。
https://peraichi.com/landing・・・/view/consciencetoconduct・・・

・他、福岡が直接かかわっているわけではない寄付先に関して
また、下記は私が直接見た団体ではないですが、友人から教えていただいた団体です。
自らが良く知らない団体への寄付を勧めるわけではありませんが、ご紹介まで。
Ambulance network for Covid patients
https://www.ketto.org/fundraiser/getHelpNow?utm_medium
...
Hemkunt foundation
https://hemkuntfoundation.com/
Help the daily wage workers survive the lockdown
https://milaap.org/fundr・・・/support-daily-wage-workers-29・・・


以下は福岡所感です。


シェアいただくことも寄付をしていただくことも、もちろんそれが“いま”の支援に繋がると同時に、これからの国際社会の在り方にも影響を及ぼす活動でもあると感じます。何もしないという選択肢も含めて“いま“の選択がこれから先のいわゆる国を超えた人と人とのつながり方、支え合い方を創っていくのだと思います。これを読んでくださっている方は”誰かのためになりたい“”このような状況を放置するのは嫌だ“”応援したい“”救いたい“”何かやってるな“など様々な想いや考えのもと読んでいただいているかと思います。もし投稿をシェアいただけたりコメント、いいねをいただけたら他の方にも伝わり、その方も少し止まって考えるきっかけになるかもしれません。それが善いか悪いかは恐らくその方の人生が終わるまで誰にも分からないことだと思います。とはいえ、私の考えとしては、事によると”少ししか支援できない“と感じつつも誰かが誰かを支援すること、それも支援慣れや中間搾取があるような形ではない(その様な形になる支援なら私はやりません)活動をサポートする行為は長期的な国際社会を観たら善いことだと感じます。日本で日々努力して手にしたお金でそれを使って支援することは、とても素敵でかけがえのなく、資本主義における分配の在り方を考える上で重要だと勝手ながら感じています。私自身もこの寄付活動を通して悩むことも考えることも現場の状況に悲壮感を抱くこともあります。ただ私がどう思おうが、”現場の声”にあるような方には関係なく、行動するかどうかのみが関係します。なので私は実行します。現場で活動する友人には自身の健康を第一に優先するよう毎日強く伝え、無理して倒れたりでもしたら救える人も救えなくなるからと伝え、互いに同じことを言いあっています。
クラウドファンディングサイトなどを観ていると、目標金額を設定できていますが、政府や他団体からの支援がいつ始まるか分からない今月から始まるというアナウンスもあったようですが、まだ何もなく、前回のロックダウンと近しい動きだとするともう2か月ほどは期待できません。当然すぐにでも政府を初め地元で動くことができる人が支援し、この寄付活動に終止符を打つことができれば一番望ましいのですが、まだもう少しかかりそうです。


※写真は当たり前ですが掲載許可いただけたものを使用しております。

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