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オーディオブックがなかなか良い

昨日今日で、オーディオブック(朗読を聞く読書)を久しぶりにやってみたのですが、なかなか良いなと思ったので、弱点や効果的な使い方と合わせてまとめてみます。
ちなみに、2つのサービスを使って小説と論説を読んでみました。

□読んだ本/使ったサービス
1)小説『イニシエーション・ラブ』/Amazonオーディブル
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GSWMKBM/
2)論説『お金の才能』/オトバンク オーディオブック
https://audiobook.jp/product/53608

◾︎よかったこと
1.何もしなくても情報が入ってくる
2.スピードを上げられる
3.メモをとりやすい
◾︎弱点
1.情報を落としやすい
2.感情移入しにくい
3.ちょっと高い
◾︎効果的な使い方
1.流れとポイントが確認できればいい本
2.アウトプット型読書が向いている本
3.文字を読むモチベーションが無い時にとりあえず読む


■よかったこと1:何もしなくても情報が入ってくる


とくにかくこれが一番いいところじゃないかと思っています。外を歩いていても、家で料理をしていても、耳から情報が入ってくる。今まで読書に使えなかったすき間の時間で読書ができるようになるので、1日に摂取できる情報の量が増えます。私の場合は(この方法が良いか悪いか別にして)、通勤しながらオーディオブックを聴き、気になった点はメモをアプリにとりながら、SNSのメッセージが来たら返信したりと、4つぐらいのことをしながら読んでいました。

■よかったこと2:スピードを上げられる


オーディブルでは最大3.5倍、オーデイオブックでは最大4倍まで朗読スピードを上げることができます。私は小説は2倍速、論説は2.5倍速で聞いてみました。『イニシエーションンラブ』は文庫で270ページほどあり、通常速度だと8時間37分かかるのですが、2倍速で4時間ちょっとで読み終わりました。だいたい、夕方から聴き始めてその日のうちには1冊読み終えることができる計算なので、自分自身の通常読書よりも早いスピードだと思います。

■よかったこと3:メモをとりやすい


耳で聞く読書は、目で見る読書よりもメモがとりやすいです。理由は単純で、目を読書に使っていないので、書き出す方に目を使うことができるから。これにより、合わせて、気になったキーワードを調べるのも読書を止めずにすることができるので、読書終了まで中断しなくていいのがポイントです。

■弱点1:情報を落としやすい


上記のような“ながら読書”をしていれば当然なのかもしれませんが、通常の目の前の本を読む読書と違って耳で聞く読書は自分のペースではなく朗読者のペースで進むので、少し気を抜いていると置いて行かれます。なので、ながら視聴をする場合は全体の流れを把握するには適していても、受験勉強のテキストなど、ひとつでも情報を落とすべきでないものは避けた方がいいかもしれません。逆に、同じ部分を何回もリピートすることで受験勉強に有効活用できるとも思います。聞き方次第で克服可能な弱点ですね。

■弱点2:感情移入しにくい


こちらも、聞き方次第で克服可能かもしれません。私の場合、小説を2倍速で聞いていたので、目で追っていれば抑揚を感じる場面でもサラサラとお話が進み、主人公の感情を読むことはできても感じることはできませんでした。これは通常スピードにすれば変わるかもしれません。

■弱点3:ちょっと高い


これは、今の黎明期ならではの仕方ない点なのかもしれませんが、紙や電子書籍と比較して高額です。オーディブルの場合は月額1,500円で毎月1冊無料、2冊目以降は割引料金で購入可能なのですが、割り引いても1冊あたり2,000円以上します。オーディオブックについては、月額750円で読み放題なので、こちらの方がお得ですね。ただ、ラインナップは電子書籍と比較してもまだまだ少ない印象です。


◾︎効果的な使い方1:流れとポイントが確認できればいい本を読む


ではオーディオブックはどんな使い方をするといいのか。まず「ながら読み」のスタイルであれば、流れとポイントを確認できればいい本が適していると思います。例えば、話題のビジネス書とかで、とりあえず何を言っているか把握したいものなど。そこまで没頭して読みたいわけでなければ、すき間時間を使って読めるのでオススメです。

◾︎効果的な使い方2:アウトプット型読書が向いている本を読む


逆に集中してオーディオブックを読む場合は、アウトプットをすることでより有意義になったり、そもそもアウトプットを前提にした本などが向いていると思います。例えば、英語学習や受験勉強など。

◾︎効果的な使い方3:文字を読むモチベーションが無い時にとりあえず読む


最後に、とりあえず手持ち無沙汰の時にオーディオブックを流してみるのがいいんじゃないか、と思いました。私は本を読みはじめるのに、少し心の準備(気合い)を入れないと読み始められないのですが、オーディオブックであればとりあえず流しておけば聞こえてくるので、あまり読書のモチベーションがない時でも読書ができます。気軽に読書をするきっかけとして、オーディオブックはオススメです。

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