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台湾と東京から福岡に集結! 生成AIをビジョンづくりにフル活用!OneAI未来合宿

台湾と日本を拠点としたAIスタートアップ、株式会社OneAIの未来合宿を、福岡で実施してきました。
OneAIは、元々は2015年創業の株式会社人々(ひとびと)として、マーケティングクリエイティブ生成AI事業を営んできて、プロダクトのChiChatを台湾・日本市場で伸ばしてきました。この今を第二の創業として、社名変更そして、東京から福岡へ本社移転いうタイミングで、
ミッション・ビジョン・バリューのアップデートとリブランディングをする起点として未来合宿を実施しました。

前夜祭は博多の屋台から

前夜祭は長浜の屋台で合流してラーメンを食べるという最高のスタートでした。合宿当日に「はじめまして」よりも、前夜祭などで仲良くなっておくのっめ意外に大事だったりします。
乾杯はもちろん「最高の合宿でしたね!」と、前祝いする予祝から。

今回の合宿場所は今宿のコワーキングスペースのSALT、天神から電車で20分程行くと、きれいな海が見えてきて、福岡のこのコンパクトシティ感、いいですね。今宿という地名も、なんか「合宿なう」という感じですねw

ストーリーテリング 〜オープンな自己開示により場は一気に開く〜

ランチを食べながらのチェックインで「どんな合宿にしたいか?」をシェアした後は、
我々の1人1人が、これまでどんなことを大事に、どんな人生を歩んでここに集まってきたのか?
まずは自分と仲間達の大事にしている価値観に触れるストーリーを語り合い、相互理解を深めていきます。

各自のストーリーをただ語って聴くだけでなく、ストーリーを聴いて感じたことや、その人の価値観に繋がりそうなキーワードをポストイットに書いてプレゼントしていきます。
こうすることで、自分だけでは中々分かりにくい自分の価値観を、仲間の力を借りて発掘していくことができます。
今回は特に、拠点が台湾と日本に分かれ、みんなでリアルで会うことも中々ないため、ポストイットをメッセージと共に身体に貼っていくようにしました。それにより、言葉だけでなく、仲間からのエールが身体感覚も含めて感じやすくなります。

特にCEOの石川さんが、会社の立ち上げ〜これまでの、しんどい時も含めた歴史を語った時に、場は一気に深まり、オープンな自己開示がどんどん起きていった感じが印象的でした。

歴史を振り返ってから理想の未来を描く

ここから通常は、みんなの価値観が最大に発揮された理想の未来を描いていくのですが、今回はストーリーテリングの流れも汲み取り、未来に行く前に、会社と各自の歴史を振り返っていきました。
創業からここまでどんな出来事があって、どう感じているのか?当時まだ入社してない人は、どこで何をして、どう生きてきたのか?のヒストリーを語り合うことで、今ここで一緒に合宿をしているという奇跡を味わいます。
そして、ここまで来れたのは、どんなことを大事にしてきたからなのか?を出し、これがバリューの1つの素となります。

そこからは、未来年表で3年後以降の、実現したい理想の未来像を描いていきました。

「幸せ」という言葉を絵で表現

理想の未来像(ビジョンの素)と、そこに向かうために大事にしたいこと(バリューの素)を対話していくと出てきたキーワードの1つが「幸せ」でした。

みんなにとって大事にしたい言葉でありながら、抽象的な言葉がゆえ、その解釈も人によって異なります。ビジョンやバリューなどを言語化していく際にも、どうしても抽象的な言葉になり、解釈の違いによりバラバラな言動になってしまうことも多々あります。そうならないためにもこの解釈の違いを共有した上で、揃える所は揃えておく必要があります。

今回は特に、台湾と日本から集まっているので、その解釈の違いも大きそうだったので、
「自分にとっての幸せとは、どういうことを意味していますか?」
と問いかけたところ、これまたうまく言語化しにくいような空気が漂いました。
そこで、一緒にファシリテーションしていた、カヅキさんのファインプレーが生まれます。

「ちょっとやってみたいことがあります!自分にとっての『幸せ』のイメージを絵に描いてみましょう」

と、思うままに描いてみることから、各自が想う「幸せ」のイメージと実現したい世界観が描かれ、その違いも豊かさとして理解し合う感じになり、そこからまた一段とビジョンやバリューの大事なエッセンスが表れていったと感じています。

未来合宿では、基本的な流れはありながらも、
「今これをやってみたい!」という直感介入することで、場が動いたり開いたりすることが醍醐味ですが、今回の合宿ではまさにこのシーンがその1つだったと思います。

ミッション・ビジョン・バリューの言語化にはChatGPTをフル活用

ミッション・ビジョン・バリューを言語化していくのに、キーワードやエッセンスは出てくるのですが、シンプルなフレーズにするのにパワーがかかります。
もちろん自分達の言葉から紡ぐのがいいのですが、ボキャブラリーとセンスが必要です。
そのため、世の中的にはコピーライターに作ってもらうことも多いですが、そうすると美しくカッコイイ言葉はできても、自分達のもの感が今一つないと、すぐに形骸化の道を辿る一方になります。

そこで、登場するのがChatGPT。ビジョン・バリューのフレーズを、この言葉を考慮して作ってと、どんどん案を出してもらいます。

AIと人の共生を掲げるOneAIだからこそ、AIとの対話により、言葉を作り上げていきます。さすがはみなさん、GPTへのプロンプト(指示)をつくるのがとても上手でとても参考になりました。

今回の合宿人チーム

今回はMVVづくりからリブランディングということで、アートディレクターのカヅキさん、そしてご縁あって、VCのコミュニティマネージャなどで活動している山本有里さんが合宿人デビューでサポートいただきました。

有里さんが言っていた、「出資をするこいうことは『血を分けた仲間である』という言葉が印象的でした。合宿人の「合宿中は『一期一会の家族』になる」というコンセプトにも通ずるものを感じ、今後は投資家の方も一緒に合宿を創るのを増やしていきたいと思います。

未来合宿からのコーポレートロゴ・Webサイト制作

その後、カヅキさんがロゴをつくってくれましたが、すぐに「これですね!」とメンバーの納得感が生まれた速さに驚きました。
通常、ロゴ制作のプロセスでは、ヒアリングベースのやり取りを重ねて、案を作って何度か往復して作り上げていくことが多いと思いますが、
合宿で自分たちがこれからどうありたいのか?という理想の未来への濃い時間を共にすることで立ち現れた感覚をもとに作っていただいたことが、想像以上に効果的だったのを感じています。
これからはMVVづくりも、リブランディングも合宿抜きではできないと改めて感じました。

合宿人の提供価値として、
「最高の合宿を起点に、未来への勢い(モメンタム)と組織文化(カルチャー)を創る」
と定義しており、
これからOneAIの未来への勢いと組織文化がどう創られていくのかを楽しみに、応援していきます!



最後に、経営合宿のやり方については、合宿人からこちらの経営合宿完全ガイドを公開していますので、ぜひご活用ください。


また、私もてけんも合宿や組織開発に関わる発信をしておりますので、よかったらフォローいただけたらうれしいです!


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