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学校におけるリーダーシップ(後編)

大学の講義内容を基に、自分の解釈を加えて学びを伝えるシリーズです。
今回は、第一タームのリーダーシップ論の講義のまとめで書いたeポートフォリオの内容を基に記載します、

◎自校における自身に期待されるリーダーシップとは

 原籍校では私は教育課程委員会のメンバーとして、活動してきた。その経験を講義と照らして、振り返りたい。現場の中で「教育課程」という言葉に対する理解も共通でないまま、とにかく形から始めようとSWOT分析や学習状況調査の分析を進めて、とにかく学校を職員で見ることから始めた。

みんなの声で学校デザイン SWOT分析から学校の強みを知る (nits.go.jp)  

しかし、なかなか対話が始まらなかったし、担任や学年の仕事を他者にお願いしながら、中途半端な仕事になっていた。
それは、自身に期待されているリーダーシップと自分が発揮したいリーダーシップに差があったからではないかと分析する。

組織の中では、自分の役割認識が周囲の中で理解されているとき、最大限の力が発揮できる。役職ではなく、自分の発揮したい力に全員で目を向けることが必要なのだと気づいた。

◎学校改善という視点から


 なぜリーダーシップを発揮する必要があるのかを考えれば、一言で「学校改善」のためである。現状を多面的な角度で分析して、打ち手を合意する。そこから試行錯誤で職員と子ども、地域などの力を合わせて学校を動かしていく。このような意識をもって学校を考えたことはなかった。
 この講義を通して変わったことは、様々な実務家教員の先生方の実践経験から、学校を動かす感度や感性に直接触れることができたことだろう。

◎自校の分析とその解決に向けて


 本校では、はじめ子どもの学力や思考力の伸び悩みについて注目してきたが、まずは職員がやりがいをもって働ける関係づくり、そして保護者、地域の協力を得て、周囲と一緒に授業や行事を作り上げたいという発信力が必要だと分析している。
 まずは、大人が姿で子どもにわくわくしている姿を見せる。そして、子どもと試行錯誤をすることで、子どもの思考力を磨いていく「誰もが成長できる学校」を作っていきたい。

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