ＷＥＢアプリで元号変換【Googleスプレッドシート】【GAS】【関数】

※こちらの記事で利用するスクリプトには簡単ですが「javascript」「HTML」が含まれます。
前回、サイドバー上で元号変換をおこなうスクリプトを作ってみました。

サイドバーを、スプレッドシート内での作業をするときの補助ツールとして活用すれば、なんかいい感じになるかなという事例でした。
それをWEBで展開してしまおうかというというのが、今回ご紹介のWEBアプリという機能です。

元号変換WEBアプリ実例

こちらが実際のアプリです。googleのアカウントが必要なようですね。

Sign in - Google Accounts

プロジェクトを作成する

「コード.gas」「bar.html」に分けてるのも、サイドバーの構成と同じです。コードです。サイドバーよりさらに簡単でした。これだけです。

function doGet() {
  return HtmlService.createTemplateFromFile("bar.html").evaluate();
}

bar の内容は前回と同じですので、割愛させてください。
コード自体は、これで完成です。

プロジェクトをデプロイする

今までは、動作結果がスプレッドシート内で完結してましたが、
WEBアプリというからには、べつのURLが必要になります。それを表示させるための段取りです。

デプロイって何？

我々はエンジニアではないので、聞いたことがありません。まずは戸惑いましょう。
https://e-words.jp/w/%E3%83%87%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%A4.html　　
こちらで少し調べると、「deployment」。配備するという意味のようです。
使えるようにするって意味だと思っておきましょうか。

新しいデプロイの作成

右上の「デプロイ」から「新しいデプロイ」を選択してください。

次に、歯車から、「ウェブアプリ」が選択できます。冒頭公開した設定では、ユーザーを「ウェブアプリケーションにアクセスしているユーザー」、アクセスできるユーザーを「Googleアカウントを持つ全員」の設定で作成しています。
このあたりの権限を絞らないといけないケースもあると思います。今回はお試しですのでこちらで。
そして、右下の「デプロイ」を押せばほぼ完成です。

WEBアプリのURL

こちらのリンクが、そのアプリへのオリジナルURLになりますので、コピーしてご利用ください。

ここから、HTMLやjavascriptの知識があれば、さらにかっこいいWEBアプリにすることもできます。さらに、GASの習得が進めば、スプレッドシートの情報を表示したり、WEBアプリから入力したりすることもできます。

スプレッドシートを利用しながら、関数以外の何かができたらいいなと思ったことがある方なら、このような利用はやってみたいことではないでしょうか。一歩ずつ理解していけばそんなことも夢ではありません。
次回以降、そこに到達できるよう、基本に戻りたいと思います。

今回のシートです。

WEBアプリで元号計算【公開用】