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チケット
降るような降らないような
もやっとした朝の空に
湿った空気を吸い込んで歩く
来た返事 来ない返事
誰が無視したの されたの
昨日はつまらなかったの
何もいいことなんてありはしないけど
また季節は新しいページを
勝手にちぎって 先へと進む
何にも追いつけない 僕は
チケットさえ取れずに
意味もなく 検索ばかりしてる
朝10時半 つながらなかった回線に
君は文句を言いながら
どこか楽しそうにお茶を飲む
何を待ってる 誰を待ってる
幻のチケットの半券は
多分まだ去年のポケットの中
〇 〇 〇 〇 〇