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『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』『想望』感想

映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』先日見てきました。

大好きな福山雅治さんが主題歌『想望』を歌うってことでこの映画を知り、楽しみにしていました。

主題歌だけでなく、映画もとてもよかった。


映画概要

この映画は
現代の女子高生・百合が、1945年の日本(戦時中)にタイムスリップして、そこで出会った彰にどんどん惹かれていくが、彰は特攻隊員であり、
そのふたりがお互いを想い合い、
戦争とは何か
生きるとは何か
何のために生きるのか
を問いかけた映画。

見ている私たちに
生きるとは何か
何のために生きているのか
愛する人のために何を選択するのか
問いかけてくれると同時に
考えさせてくれる。

個人的に好きだと感じた場面

主人公の百合は
冒頭の現代の場面で
人を助けたことで亡くなった父を恨ましく思い、
少し苦しい自分の現状を
学校の先生、友人、母親など周りにぶつけていた。
この場面、
この映画における百合という
人物を理解するうえで非常に重要な場面だったと思う。

空襲の場面…
百合を助けた彰が
「命よりも大事なものはない」
と言ったのは良かった。
特攻隊員である彰が
命を軽んじる人間だとしたら
この映画は成り立たなかったと思うので。

作品として賛否を呼んではいたが
百合があの時期の日本であるにも関わらず
「日本は負ける」
「戦争に負けても日本は豊かな国になる」
とはっきり発言したこと
個人的には良かったと思う。
百合って頭がいい生徒って描写されているから
何も考えずに言っていたわけではなかったと思う。
冒頭の場面も含めて
百合が
生きる>大儀
っていう考え方が一貫していることがわかる。

まとめ

戦争について
生きることについて
気づかせてくれることが多い映画だった。

若い人(学生)に教科書として
見てほしいな。
戦争当時の日本をイメージできるし
それ以上に命の大事さに気づかせてくれるから。

この映画
たくさんの方が言うように
泣ける。
本当に映画中ずっと泣いていた。
それだけ
要所要所で
”人の優しさ”
”命の尊さ”を
描けていたんだと思う。

個人的には、
百合が特攻に向かう彰を見送り
現代に帰り
現代で彰の手紙に出会ったことが一番感動した。
ふたりが出会ったこと
想い合ったことが
ちゃんと残っていたってことに感動した。

主題歌『想望』

主題歌
『想望」
本当にいい曲だった。
あえて映画を見るまでちゃんと曲を聴かないようにしていたが
それでよかった。
映画を見たことでこの曲の理解度が一気に高まったと思う。

この歌は
彰から百合への想いを歌う歌って
感じがするし、そう思う人が多い。
実際9割それだと思う。

ただそれだけでなく、
この『想望』という曲を通して
「大事な人を想うこと」
「命を大事にする」
の意味ちゃんと歌ってくれている。
どうだろう
私たちが今まで思っていた
概念・気持ちを超えてきたんじゃないかな。
この曲にも感動した。
映画だけでなく
この曲も大事にしていきたいと思った。


忙しい中だけど本当に見てよかった映画だった。

私自身
”人を想うこと”
”心から前を向くこと”
大事にしたいと思っていたから
この映画に出会ってよかった。

最後に


この映画に携わってくださった方々へ感謝したいなと思います。
ありがとうございました。

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