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⑦手術室で3年経つと

手術室看護師として3年経った時、どの程度成長してゆくかを。私のヒストリーに乗せて説明してゆきます。


と、その前に。連続更新記録を継続失敗。🤦‍♀️悲しい。
しかし毎日記事を書くこの大変さ段々と大きくなってゆきます。まぁ気楽に頑張ってゆきます🙆‍♀️。


どこかの記事に書いたかもしれませんが、
私が勤めている大学病院では。まず1年目は器械出しから業務をスタートさせます。

1年目の最初の頃は入れる手術も限られているので、手術の取り合いでした。(しかも同期10人だったので尚更!)

まぁ、取り合いと言っても週末に翌週の手術予定が出されるので、その予定を確認し自分が入れる手術の中で希望する。という感じです。

1期

産婦人科・整形外科(腫瘍)・形成皮膚科・外科(乳切・甲状腺・審査腹腔鏡)・脳外科(穿頭)・口腔外科・耳鼻科・眼科・泌尿器外科

まずは1期からです!
この新人入りたての1期でとても苦手だった器械出しが、
鼻内内視鏡手術(ESS)👃と言う鼻の手術!
これの何処が苦手だったかって、、似ているんです。
とにかく全ての器械が似ているんです。
似ているのに少し形が違うだけで、名前が変わる。
とっても苦手意識がありました。

しかも、耳鼻科担当の先輩はとっても怖い!
気分によって性格が変わりすぎて怖い!
と言う色々な負の連鎖で、色んな意味で苦手でした笑。

難しい鉗子はこんな感じ、
鋭匙、載除と言ってカップ型になっているか、
穴になっているかでまず別れます。

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付け加えて、それぞれの鉗子で、
まっすぐ・上向き・曲・やや曲がり と角度で名前が
変わります。

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この他にも、
鼻をこの鼻鏡と言われる器具で広げて内視鏡を挿入するのですが、鼻鏡1つでも名前が違ったり。

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粘膜刀もこんなに種類あったり。

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手術室でなければ、生涯を通して、あわなかっただろうなと思う名前と出会ったり。

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名前と物が一致するような、名前にしていただければ良いのですが、大抵は作った人の名前がつくので、ひたすら覚えるしかないのです。笑


そして、デブリッターという
この器械を使って鼻の中の病変をジョリジョリと削り、吸引してゆくのです。

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先端はディスポーザブルなので、使い捨て!
様々な種類がありますね!

特殊な器械はこの辺だと思います。
後は手術の流れは基本いつも同じ手順で行くので、
よく使用する器械と物を出す順番を覚えるしかなかったです。

プラス、出血とか器具の調子が悪くなった、内視鏡のカメラが曇ったとか予期せぬ事態が起こるかもしれない。

そんな時には、

出血→止血剤が必要。ボスミンコメガーゼ?他の止血剤?針糸で縫いたい?焼いて凝固したい?視野が悪くなったら吸引が必要だな。etc
器具の調子が悪い→濡れガーゼで拭いてみる、水通ししてみる、その間は似ている器具を使ってもらう、直らないなら新しい物を外回りに請求する。etc
カメラが曇った→鼻腔内の洗浄、カメラを洗って曇り止めをつける。etc

が必要になるなぁ。と頭で考えて、
次はなんだろう。なんだろうってどの手術でも想像しておくと急ぎの事態でも、あまり焦らずに対応出来ると思います!

Essは特に苦手だったので、先輩の器械板の整理の仕方や、同期が器械出ししている時に見学に行って器械を見たり、患者の全身麻酔後に壁に勉強してきた紙を貼ったりして手術に臨んでました。

ところで、ESSってどんな手術?って思いますよね。

それについては次回の記事でご説明を!

本日はこの辺で!さようなら!🙌

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