栗きんとん、カレー・システム
ある人の誕生日を毎年お祝いしてきたのだけれど、今年はしなかった。話の途中で相手の人が寝てしまって、ブチ切れそうだったけれど、コーヒーを淹れて差し出した。それは、すごいね。
わざわざ百貨店に買いに行った栗きんとんは、この不安定な気候でクラクラした頭を復活させるほどの糖度はなかった。2個入りだったので、あと1個は次の日の夜に置いておいた。野菜を入れていたビニール袋に入れそうになって、しかし、この繊細なお菓子に匂い移りがあってはいけない…と思った。新しいビニール袋は無い。アルミホイルって金属の匂いが移ったり…?もう仕方ない。これしかない。
ランニング中の男友達から着信。ここ2回くらい出られていなかったので、秒でとる。走っている音がする。俺の住んでいる街では、自殺者もいるし、白骨遺体もあるし、窓ガラスも割れるよ。私ね、ラーメンは箸で持ち上げて、レンゲに着地させてから、箸とレンゲ両方で口に運ぶんだよ。それを見たおじさんがさ、「あー、おまえはそうやって教育されてきたんだな」って言うの。キツかったよ。それは、俺やったら、「大丈夫ですよ」って言いたくなる。もうマナーの良さ、伝わりましたので、俺の前ではラーメン啜ってOKですよ〜って。
なるほど、仕事で嫌なことがあったのですね。どうぞ、話を聞きましょう。恋愛でも仕事でも「もてなす」ことは大事だよ。そうしてくれたら、俺だって気分よく出来るのに。これは父親も言ってたな、頼んでくれたら、よっしゃって思うのにって。私は頼まれたくない。どんなことも自分から。でもそれでは相手のニーズには応えられない。
もう日付も変わるけど、栗きんとんを食べましょう。乾燥していないし、匂い移りもしていない。昨日の私、素敵…。もうお皿にも載せず、包み紙の上で食べちゃおう。あっ甘いな、栗だな…。1日おくと甘みが増すなんて、カレーみたいなシステムですね。栗きんとんではなくて、私の体調の変化によるのだろうけれど。今日は峰なゆか『AV女優ちゃん』を読んだ。6巻(完結)まで揃えてあるのに、一度にたくさんは読めない。もうそっちに行っちゃいたいよ、大豆田とわ子の声がする。
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