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ガーデンクリニックレーシングチーム(G.C.R.T)再始動!

久しぶりのコラムですが、今回は僕が創設したレーシングチームについて、お話させてください。学生時代からの車好き・レース好きの僕にとって、レーシングチームを持つのはひとつの夢でもありました。コラムをお休みしていた間に再始動したチームの、嬉しい結果を報告したいと思います

新ドライバーを迎えた新生G.C.R.T

以前のコラム(Vol.11)でもかなり熱くお話しましたが(笑)、僕は車が大好きです。大学時代はカートレースに没頭し、一時は本気でレーサーを目指していたことも。残念ながらその夢はかないませんでしたが、医師になってからまたその気持ちが強くなり、立ち上げたのが『ガーデンクリニックレーシングチーム(G.C.R.T)』です。
チーム創設当初は僕もドライバーとして海外のレースなどにも参戦していましたが、病院経営を充実させるためにはなかなか時間も取れない。ならばもっと若い人に活躍の場を与えたいと思い、現在はオーナーとしての活動に専念しています。

今シーズンからはふたりのドライバーが新たにチームに参加し、新生G.C.R.Tとして活動を始めました。そのドライバーがプロの藤波清斗選手とアマチュアの今橋彩佳選手です。
藤波選手はまだ26歳と若いのですが、2018年・2019年と2年連続でスーパー耐久ST-Xクラスでチャンピオンを獲得、さらに2020年のSUPER GT・GT300クラスでもチャンピオンを獲得するなど、常にタイトル争いに絡む今注目の選手です。一昨年あるきっかけで知り合ったんですが、GT300のタイトルを取ってもさらに上を目指したいという彼のチャンスになればと、G.C.R.Tに参加してもらうことになりました。

今橋選手は、5~6年前にトムス主催のカートレースのイベントで知り合ったんですが、とにかく早いし、気が強い(笑)。おもしろい選手だと、ずっと注目してたんです。出産をされて休んでいたんですが、昨年からラリーに参戦しレースに復帰したと聞き、G.C.R.Tのドライバーにぜひと声をかけました。

新チーム初のレースはインタープロト参戦

その新生G.C.R.Tとなった初レースが、6月に富士スピードウェイで開催されたインタープロトシリーズです。インタープロトは、同じ車の形状、同じエンジン、同じタイヤと同一条件で戦うレース。車の性能差がないので、その結果はドライバーの腕次第。まさにドライバーの技量が試されるので、出てくるのは国内外のさまざまなレースでチャンピオンを取ったトップ選手ばかり。レース好きにはとても見ごたえあるレースなんです。
また、プロとアマチュアが同じ1台を使うため、アマにとってはプロのテクニックを教えてもらうことができ、ドライバーとしてのスキルアップを狙えるチャンスにもなっています。

藤波清斗選手も今橋彩佳選手も大活躍!

今まで僕はドライバーとして参戦していましたが、今回はオーナーとして初めてのレース。これまでとは違う緊張感がありました。でも始まってしまえば、ドライバーたちに任せるのみ。元ドライバーとして彼らのレースに向かう気持ちも少しはわかるので、あとは祈っていました。
その願いが通じたのか、なんと今橋彩佳選手が優勝!彼女にとってのインタープロトデビュー戦となる1戦目は4位だったのですが、2戦目で実力を発揮し一番高い表彰台に登ってくれました。
藤波清斗選手も初めてのカテゴリーでの参戦でしたが、第1レースではなんとファステストラップを記録!結果は第1決戦2位、第2決戦が4位となりましたが、日産のトップレーサーとも競り合い、かなりの存在感をアピールできたレースでした。

今回は新生G.C.R.Tを飾るにふさわしい結果となり、チーム一同ますます前に進みたいと意気込んでいます。ぜひ今後にも期待していただきたいと思います。

結果がうれしくて、今回はレースの報告だけになってしまいましたね(笑)。チームを作る醍醐味など、僕がチームから感じることは、また今度お話したいと思います。
これからも『ガーデンクリニックレーシングチーム(G.C.R.T)』をよろしくお願いします!

元の記事: https://www.garden-senbi.jp/chairmancolumn/vol-20/

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