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【月刊/NISA】資産運用通信簿 2024/05(Vol.008)


【Notice】本記事は過去に他媒体にてリリースされた投稿を再構成したものです

プロローグ(収穫期はまだまだ先)

皆さんこんにちは。リマックスエージェント、そしてファイナンシャル・プランナーの藤岡です。
今月もこの通信簿をご覧頂き、有り難うございます。

インターネットで得られる情報を見てみると、先の日米株価下落で、NISA で保有している金融資産の評価額が元本割れになってしまい、慌てて売ってしまわれる方が一定数、おられたようです。
前月号でも少し似たようなお話で始めましたが、NISA で積み立てている資産は、今年や来年そこらで利益を得るためのものではありません。
長ーい年月、持ち続けていれば増えている可能性が高い… という前提の下で投資し続けることが実質必須ですから、今日明日見た評価額がマイナスだからといって、すぐ不安になるようではダメなんです。
世の中には、「みんながやっている」、「儲かると聞いた」… というレベルの認識だけで始めている、本当に何も調べない人がいるんだな… と、少しビックリしてしまいますね。

桃栗三年柿八年と言いますが、NISA という土に植えた木が実をつけるまでには、それよりさらに多くの時間を要するのだと考えて下さい。
元本割れの状態で利確してしまうなんて、見るからにまだ熟してないのにもぎり取って、かぶりついて、「ダメだやっぱりにがぁ~い…」なんて言ってるのと同じですよ。

下落期に心の安静を保つため知って欲しい用語として、“ドルコスト平均法” というものがあります。
このドルコスト平均法、名称からは持つ意味のイメージが掴みにくいのですが、特に投資信託の積み立てを始める際には理解しておいて欲しい要素。
来月、この通信簿にて軽く取り上げたいと思いますので、お時間あれば検索などして、軽く予習しておいて下さい。

それでは 2024年4月末日 時点の運用実績、いってみましょう。

2024年 4月 30日 時点の運用実績

①資産推移(前月比:含み益 ↑ / 利益率:↓)

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  • つみたて投資枠は年間120万、月額10万ずつの積立(買付)が上限

  • “取得額” は、これまでに買い付けた投資信託の買付総額

  • “評価額合計” は、買い付けた投資信託の現在の価値を示す

  • 評価額合計が取得額を上回っていれば、運用状況として利益が出ている状態。この見込利益を “含み益” と言う

  • 上記、逆に損失が出ている状態だと、その見込損失を “含み損” と言う

  • “評価損益” は、取得額に対する評価額合計の増減の具合を記した数字。含み益なら赤い字、含み損の状態に陥れば青い字になる

  • 評価損益のカッコ内、%の数値は “評価損益率”。例えば100万円投資して125万円になっていれば25%、50万になってしまうと-50%

  • 最新の運用成績として、これまでの投資額(400,000円)に対し 34,071円 の含み益(赤字)が出ており、その結果、評価額合計が 434,071円 と増加

  • 含み益は前月の 27,180円 から約 6,891円 増えて 34,071円に、一方で評価損益率の推移は 7.18 ⇒ 9.06% ⇒ 8.51%と直近でやや縮小した

②保有商品一覧(日経平均インデックス投信を追加)

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  • 全世界株インデックス(ACWI:アクウィ)に連動する投資信託を集中買付

  • モニター目的で S&P500 指数連動、新興国指数連動、日経平均連動の各ファンドを小額買付

  • 評価損益は現状、日経平均連動のものを除く投資信託がプラスで推移している(含み益が出ている)

③積立設定(前月から変更無し)

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  • 毎月8日、クレジットカード決済のみで10万円分を一気に買い付ける設定にて積み立てを継続中

  • インド株インデックスをモニターするのに丁度良い投資信託があれば加えたいと考えている。楽天プラスシリーズにラインナップされることを期待
    ※あくまでメインの買付は全世界株インデックス連動型。当面は方針の再考を迫られる世界情勢の変化なども生じないであろうとタカを括っている


エピローグ(追加投信がマイナススタート)

今月は連載開始以来初めて、“含み益は増加したが利益率は縮小した” 状態を見て頂くことが出来ました。
毎月積み立てをしている(元本が増え続けている)と起こりうる状況で、増えてはいるが、勢いは衰えていることを意味します。

そして、積み立てを始めたばかりの日経平均インデックスファンドは元本割れを起こしていますが、さてこれからどうなってゆくでしょうね。
積み立て額は月に 1,000円という規模で、つまりいずれに転んだとて大儲けも大損もしないということです。
宜しければ一緒に見守っていきましょう。

X(旧 Twitter)ではさらに踏み込んだ話や、時にはクセの強い持論を書き殴っていることもありますので笑、プロフィールページのリンクよりチェック&フォローをお願いします。

それでは来月の通信簿もどうぞお楽しみに。

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