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ADHDっぽい私が心理学を仕事にするまでの話1~まえがき~

私は現在、いわゆる心理カウンセラーとして、カウンセリングルームを運営しながらいろいろな領域で心理業務をさせていただいております。

色々な出会いや幸運に恵まれ、何とか自分の好きなことで生活が営めています。

思えば、自分のわがままで多くの人にご迷惑をかけてきました。本当に周囲の方々に助けられてきたことには感謝しかありません。

元来の私は、引っ込み思案で内気、偏屈で退屈な(多分)不注意・多動なところがある、あまり社会にうまく適応できそうもない人間です。

その本質は今も変わっていないと思います。

ただ、それでも、何とか社会生活を常識に沿って生活することができているのは、先に書きましたように、周囲の方々からの有形無形の善意のおかげと、口幅ったいですが、何か私の中にも「資源」となるお宝が眠っていて、それを少しづつでも使うことができているから、と考えています。

そのために、「心理学」という学問は大きく役立ちました。

このマガジンでは、私が心理学を学び、臨床心理士となり、現在に至るまでのストーリーを恥ずかしながら公開していきたいと思います。

実は、このストーリーは、「心理学への道」というタイトルで自分の心理学や心理業務への道程を振り返ってまとめるために、かつてメルマガ(現在は休刊)で連載していたものです。

それは臨床心理士取得までで一応の完結を見たのですが、それから7年の月日がたち、公認心理師というあたらしい国家資格が生まれました。

それをきっかけに、再び自分自身を振り返る必要に見舞われたことから、「心理学への道 第二部」を始めようと思ったのですが…せっかくなのでまずは「心理学への道」を加筆修正して、あらためて公開することにしました。

「心理学への道」自体は、正直申せばもともと私のカウンセリングルームにおけるカウンセリング・スタイルをお伝えするプロモーションの一環のつもりで始めたことですが、書いているうちに、自分自身の内的体験を率直にお伝えするナラティブ(語り)な側面の方が強くなってきたかもしれません。

したがって、全く私の個人的体験を主観によってまとめたものなので、読者さまのお役に立つようなものではないと思うのですが、「こんな奴もいるんだな」くらいの感覚でお気軽にお読みいただけましたら幸いです。

ご興味がありましたらどうぞお付き合いのほどお願いいたします。

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