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2024都知事選:インターネットだけで活動する候補者の得票数を考えてみる

非都民の筆者にはまるきり無関係な選挙ではあるが、↓の記事が面白かったのでやっていっていきたい。

本稿では、前掲の記事とは別のアプローチ、つまり、きちんとしていない考察に基づいて算出を試みる。

2024年7月4日。本稿執筆時点でのひまそらあかね氏のフォロワーは29.9万。性善説的に、アカウント数=人数とし、めんどくさいので丸めて30万とする。

フォロワーの何割が都知事選における投票権を有しているかについては
(古い記事ではあるが)こちらの値を参照した。

日本のオタク人口の25%が東京都在住。ひまそらあかね氏の主張から、フォロワー30万人は全員オタクと推定されるため、そのうち7.5万人。
なお、オタクのほとんどがおっさんであり、XはおっさんとおばちゃんのSNSであることから、年齢的に投票権を有さない者の割合は無視しても大差ないと考えられる。

しかし、7.5万人という推定が正しいとしても、7.5万票獲得とはならない。フォロー=支持、ではないということもあるが、それ以上に大きな要素がある。

SNSで賛意を表明する程度の動作であれば、かなり低コストに実施できる。
それに比べ、投票日に外出し、少し(もしくは、いくらか)歩くなりして投票所に向かうのは、遥かに高コストな行為となる。
得票数を推測するにあたっては、支持者のうち、このコストを払う気がある者が何%存在するかを検討する必要がある。

投票に行くコストを、基本無料サービス(いわゆるソシャゲ等)における「一回くらいは買ってやるか(300円くらい)」に相当するものと見做せば、基本無料サービスにおける課金:無課金ユーザー比がフォロワーのうち投票所に足を運ぶ人数を推定する数値となるだろう。

基本無料サービスに関する課金:無課金ユーザー比に言及したいくつかの記事では40-60%程度の値が見られる。筆者が携わっていたサービスにおいて一度でも購入したことのあるユーザーは35%程度であったが、統計対象にリセマラで放棄&放置されたアカウントが含まれていることを考えれば、40-60%の範囲に収まるものと見ることができるだろう。

男性ユーザーが多い、人気の(場が温まった)タイトルにおける課金ユーザー率は60%とのことだが、ひまそらあかね氏のムーヴメントにこれらの要素が付随していると見做せば、60%が投票するという推測も成り立つ。

というわけで。
- 26,250票(しょんぼりアプリの課金率 35%から)
- 45,000票(人気アプリの課金率 60%から)
あたりで張ってみたい。


2024/07/08 追記:
ハズレ!
ナンバーズも外れた。ちぇっ。