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おばけのはなしをしよう

おばけ、見たことありますか。
ざんねんながら、ぼくはいちども見たことがありません。

■見えたことにしておく

「見る」ってのは、目で見てるんではなく、脳で見てるんだそうな。
目のトコの光を感じると何かしちゃう細胞から神経通って脳に信号が届くと、脳でそれをモニョモニョして「そういう物が見えた気がする、見えたことにしておく」と。
つまり「脳で見ている」と。
失明した人の視神経だか脳に電極だかをカメラに繋いで、脳に「目からこういう信号来たよー」て送ったら見えるようになるんじゃないか的な研究もあるみたい。人工視覚デバイスとかそんな名前。
そうなると、送信元のハードウェアが目だろうがデジカメだろうが、脳の視覚担当部分が受信して解釈できれば脳は見た気持ちになれるっぽい。

■脳と回路

人の意識をコンピューターにONみたいなの、いろいろありますね。
脳は神経細胞の集まりで、そこの電気信号のアレやらなんやらで意識を成してると。
コンピュータも細かい電線やら何やらの集まりで、そこの電気の周り加減とかで情報の状態をアレしてるんですね。
だったら脳とか神経系とかを電子回路とかソフトウェアとかで再現したらコンピュータ人間できるんじゃねぇか?意識を再現できるんじゃねえか?みたいなのがSFとかでたまにあります。
そんなかんじで脳とか神経は電子回路っぽい一面があるっぽい。

■素粒子とかの何か

素粒子みたいなすんげーちっさい粉は空間のなんにもないところから現れたり消えたりするそうな。
電子も素粒子だそうなんで、こいつも何にもねぇところに出たり消えたりする可能性があるわけです。ホントかどうかはしらない。

■おばけを見たい

  • 脳が受信さえすれば、脳はそれを見たことにできるっぽい。

  • 脳の活動は電子の影響受けそうっぽい。

  • 電子はそこらへんにいきなり出てくることがあるっぽい。

ふと道端に目をやった時、脳のあたりの視覚にかかわる範囲に重なるように、偶然湧いたいくらかの電子が、偶然神経回路なり視覚系信号に適合しちゃったとしたら。
そのときは、おばけが見えるかもしれない。
視覚系以外に重なれば、声が聞こえたり、体感温度が変わったりもするかもしれない。
この調子でなんでもこじつけられそうな気もする。


ってトコまで考えた。
いてもいなくてもいいんだけどさ。おばけ。