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リモート会議での発散と収束…からの次の一歩に向けたツール選び

オンラインファシリテーターの実験室で、実際にツールを連携させたワークの実験をしてみました。
【使ったツール】
 ・Google Spread Sheet
 ・Miro
 ・Excel

【操作】
1.発散は同時編集でスプレッドシートのセルにそれぞれが入力する。
2.スプレッドシートのセルをCommand+Cでコピーを取り、Miroの画面上でCommand + Vで貼り付ける。
3.貼り付けたものをファシリテーターが整理する。
4.整理したデータをCSV形式でエクスポートする。
5.エクスポートしたデータをエクセルで開く。

Miroの入力の多様さはすばらしくて、コピペしたテキスト情報は付箋の形で張り付きます。スプレッドシートのセルは1セル1付箋になって張り付きます。(似たツールのMuralも同様の処理ができますが、Jamboradはコピペでのデータの貼り付けはできません。)

【ファシリテーションのポイント】

発散:同時に入力できるのがオンラインツールの利点
発散じの意見出し、アイデア出しは、数が出やすいように簡易に行えることが大事です。そこでスプレッドシートを使い、入力者の名前を入れた列を用意しておくことで、どこに書いたらいいかわからないということを気にしないですむし、同時に入力をたくさんすることができるので、リアルよりも意見がたくさんでたりします。同じシートで書かせると相手の書き込みが気になるということもあるので、その場合は、シートを分けて各自が考えるという時間をとるとよいです。

収束:整理を行い、同じものをまとめていく。
私個人的には付箋での情報はKJ法で整理を行うことが多いのですが、オンラインツールでは同時に複数人でログインできて、同時に動かすことができますが、できるからと言って全員で同時に動かすとすると、サービスの機能的には大丈夫ですが、ファシリテーション的には誰かが勝手に動かすことになって、返って混乱をきたすことがあります。(私的にはそのわちゃわちゃとした感じも好きなのですがw)人数と意見の数にもよるかもしれませんが、整理の段階ではファシリテーターが中心になって、付箋はファシリテーター一人が動かして、ある程度のまとまりを作っていく部分を支援するとよいと思います。(収束についてはオンライン・オフライン関係なく、そもそも収束するための話し合いが行える関係性になっているかがポイント)

収束後はだいたいの会議は次のための準備をするわけですが、その場で出たアウトプットを次のインプットとして利用できるようにするために、加工しやすいデータで出力すること。この場合はCSVで出力しました。

出力されたCSVデータはエクセルでも読み込めるので、次の場へのインプットになるように資料的に整えて、次の場で、前回がどれだけ有用な時間だったかを伝えたりすると良いでしょう。

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