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ダイアログファシリテーター/研修デザイン・ファシリテーター

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マガジン

  • Collective Dialogues

    • 66本

    創造的で豊かな対話を実践するための工夫やヒント

  • ダイアログ・ファシリテーター

  • 内製化マガジン

    • 1本

    昨今、DXと並んで大きな課題となっている「内製化」についてのコミュニティを始めています。 内製化って何から始めるのだろう?、もっとうまくやるにはどうすればよいのだろう?、他の人たちはどうやってるのだろう? そんな悩みをもった実践者が話し合う場としより良いチーム・組織が増えることを目指すコミュニティです。事例の共有、ディスカッション、悩み相談・答え合わせなどを記事にしてマガジンとして共有していきます。 事業会社で内製化を実践している方、開発ベンダー側の立場で伴走・支援をしてる方、多様な方々で活発な場になるようにと考えています。

  • オンラインファシリテーターの実験室

    • 41本

    Youtubeチャンネル「オンラインファシリテーターの実験室」https://www.youtube.com/channel/UCC21aPYGrlO7DtOZAwiArTw/  と連動し、オンラインでファシリテーターが使うツールやサービスを、オンラインのツールや実践に詳しい玄道とガオリュウの2人でお伝えします。

  • IKIGAIクエスト〜自分らしく生きるための冒険に出かけよう

    • 22本

    今、世界中で注目されている、日本の【IKIGAI(生きがい)】という言葉。【IKIGAIマップ】を使って、「大好きなこと」、「得意なこと」、「社会に求められること」、「稼げること」を重ね、自分らしく生きるための冒険にでかけよう。

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最近の記事

ゴドー部長を待ちながら

私はゴドー部長。この名前から会議に遅刻して待たせることを期待されている部長である。 だが、今日は出社日なので会議室に一番乗りして部下のふたりが来るのを待っている。いつもはオンライン会議で私が1分遅れようものならギャーギャー騒ぐ浦田ミハルも今日は5分すぎても姿を見せない。そしてもう一人の部下の江洲田ラゴンも何故か姿を見せない…。ゴドーである私が会議室で待ち続ける…。なかなかにシュールだ。 もしかして時間が間違っているのか…。カレンダーを確認したが間違っていなかった。では、先

    • 会議は目に見えているものが全て

      『さてと、会議が始まったから内職するか…。』 相沢はいつものように会議中に明日のお客さんへの営業資料を作るのにパワーポイントを立ち上げた。 「では今日の議題のスライドを画面共有しますね。」 先週から相沢と同じ部署に配属された高柳はファシリテーターとして説明を開始した。 Zoomの画面共有はパソコンの画面に最大化されて表示されるので、相沢の画面にも今日の議題の資料が表示された。 『おっと…。営業資料の画面が後ろになったか…。まぁ、しばらくは聴いてやるか。』 高柳の説明が続

      • 個人に寄り添う会議は音楽から

        今日の会議のBGMはJAZZが合うかな…。 自分のスマホで選曲して小さな音で再生する。ピアノの少し切なげな音色から始まり、軽快なリズムへてつながり、足でリズムを取りながら会議に参加する。 会議はアイデア出しの時間もあり、誰も喋らないがみんな音楽に促されて楽しそうにアイデアを書き上げていく。 「では、出たアイデアで話をしていきましょう。みなさん、自分の音楽を停めてもらって、ヘッドセットで話していきましょう。」 ファシリテーターの促しに従ってOpenFitを触って音楽を停

        • 進化は会議で起きている

          「どうした?いつもより声に元気がない気がするけど、何か気になることあるの?」 いつも割りと横柄な態度で恐れられている部長が言った。 「部長、良くわかりましたね。」 会議の進行を任せられていたファシリテーターは思わず聞いてしまった。すると部長が答える。 「そりゃあ、これだけカメラオフでの会議やってたら、声の感じが違うことくらい気付くだろう。」 さもあたり前のように言うので、なんとなく可笑しく感じたのか、言われた彼女は笑いながら気づいてくれたことへの感謝と、少し明るくな

        ゴドー部長を待ちながら

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          未来のファシリテーション

          その日の会議室の雰囲気は良くなかった。 既に40分経っていたが、この議題に対する見通しが全く立っていなかった。 ファシリテーターがさぼっているわけではなかった。チームメンバーの会議への意欲も高く、導入での今日のテーマに対する各自への期待の共有、ゴール設定もしっかりしていた。にも関わらずというか、だからこそ、各自の思いが強くて、方向性を見失ってしまっていたのだ。 しばし続く沈黙。メンバーの目線が下を向いたり、天を仰いだり、 「部屋の空気が汚れています。きれいにするね。」

          未来のファシリテーション

          ファシリテーターの走り書き 2023.05.06

          【走り書き】 私のファシリテーションの変化について 最初は慣れていなくて「してください」とお願いする形のファシリテーションをしていました。そこかり「しやすくする」という直接的なお願いではない中間ルールでのファシリテーションになっていきました。そして最後は「設え(しつらえ)」という、場を用意して委ねるファシリテーションになりましたが、設え的なファシリテーションは参加者の練度や参加意欲や、もしかしたらその日、その時の状況、参加者が取れる関係性の影響を受けるので「しやすくする」と

          ファシリテーターの走り書き 2023.05.06

          朝の走り書き:ファシリテーションの学び方について

          朝の走り書き ファシリテーションの学びを作る話。研修にするために自分のやっていることを体系立てて考えようとしてバラバラにしていって、一つ一つがわかりやすいようにしてみたのですが、ひとつひとつを教えていって、さぁ、これらをまとめてやってみましょう!とした時に、再現が難しい…という結論に至った。という話をしたら、全体性がなくなってるという指摘を受けて、ハッとした昨夜。 体系立てて教えることがダメだったわけではなくて、学ぶ人それぞれの「再現性」が考慮されていなかったのだなぁと思

          朝の走り書き:ファシリテーションの学び方について

          プロジェクトの成功と発注者・開発チームのスキル

          内製化コミュニティの活動記録:2023/02/24(金) よき発注者とは? 要件定義スキルや品質保証のスキルが必要。開発プロセスに依存する部分も重要ですが、発注者の能力も大きな要因。そしてアジャイルは手段でありコモディティ化しているため、開発力のあるチームおよび要件定義スキルなどがある発注者であればプロジェクトの成功につながりやすい。

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          やっぱりファシリテーターという在り方が好き

          このブログはファシリテーターをテーマにしたアドベントカレンダーの11日目になります。 ファシリテーターをするのが好き 今回、ファシリテーターに関してのアドベントカレンダーを数回書くことになって、日々ネタを求めて思考していますが、やっぱり自分はこのファシリテーターという役割というか、在り方がすきなんだなぁと思ったわけです。 そこで、3回目の今回はなぜ好きなのかを挙げていきたいと思います。 好きな理由1:ファシリテーターのスタイルは人の数だけある これは昔から私が言葉に

          やっぱりファシリテーターという在り方が好き

          Miroを使った2歩進んだプレゼン術

          このブログはMiroのアドベントカレンダーの5日目になります。 ブログを書くにあたって、画面もスクリーンショット撮って表示したいなと思いついたところから、動画も作ればいいんじゃない?とつながってしまって、途中から動画作成になってしまうというミラクルに。(笑) Miroを使った1歩進んだプレゼン術 1歩目はMiroにPDFの資料をUPして、PDFを「Extract Pages」でページ毎に分けて、そのページにフレームを当て込むことで、Miroの「プレゼンモード」を利用してペ

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          ファシリテーターの問いの先に

          【走り書き】 今日、次女(小学5年生)の習い事の送り迎えをしていて、ぼそっと「学校とかで夢を語る時間が嫌いなの」と教えてくれました。次女いわく、今は夢はないそうです。確かに、夢を聞かれると持っていたら良さそう…と思ったり、尋ねることで、何かが引き出されたりするかもしれない。 自分のファシリテーションは余程のことがない限り「無理に」は語らせていない。これはむか〜し、引きこもりの方々との場をいくつも経験させてもらったからかもしれません。問いが人を傷つけることもあるのかも…と感じ

          ファシリテーターの問いの先に

          委譲型アプローチの課題解決

          今年のデブサミ夏2022で登壇した時に話した委譲型アプローチでの課題解決。課題にファシリテーターとして関わるこのアプローチは、ファシリテーターは課題そのものの解決には関わらずに、メンバーやその課題の持ち主たちに関わるアプローチ方法になります。(下の画像は発表の時の図) 私は普段から企業の中でファシリテーターをしていて、特別なイベントやワークショップというものではなく、日々の業務の中の会議やプロジェクトの中でファシリテーションが活きる状況というのを模索しています。

          委譲型アプローチの課題解決

          オンラインワークショップでスプレッドシートを使うとワークの幅が拡がります。

          この記事はオンラインファシリテーターの実験室の連動記事です。 スプレッドシートとオンラインワークショップの親和性 オンラインのワークショップは使うツールによって、場のつくりや流れが大きく変わります。ツールの中でも私はスプレッドシートをよく使っていて、オンラインで複数人で同時編集ができるオンラインホワイトボード的に利用しています。 スプレッドシートの利点の一つは、操作性と言いますか、表計算という表示形式がエクセル普及のおかげで多くの人がなんとなく直感的に操作方法がわかって

          オンラインワークショップでスプレッドシートを使うとワークの幅が拡がります。

          定例会をふりかえりの場にしていった話

          こちらはアドベントカレンダーのふりかえり10日目の投稿になります。 みなさんも仕事やコミュニティの中で定期的に行われる会議「定例会」なるものによく参加されているのではないでしょうか? もともとは定期的に集まり、それまでの活動や注意事項や決定事項を報告するような場ですが、長くやっていると、形骸化して情報共有だったらチャットで十分という話や、目的なくただ集まるだけになってしまうこともあります。 ところでみなさん「ふりかえり」というものを知ってますか? 「振り返る」という動

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          仮想共同作業場不動産RSGT出張所案内

          今回はGatherTownで作ったワークルームのご紹介です。 VR空間の会議室「Horizon Workrooms」よりガオリュウとやっとむでお送りします。 Zoomのようなカメラ画像同士で向き合う「対面型」のコミュニケーションツールに対して、最近では距離を可視化と音の遠さ(音の届く範囲)によって空間的にコミュニケーション取れる「空間型」のツールも増えてきました。空間型のツールでは「場づくり」がさらにオンラインの中で活きていてきます。例えばClubhouseではカメラ機能

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          Teamflowはリモートワークの仕方を変えてくれるツール

          この記事はYoutube オンラインファシリテーターの実験室の連動記事です。 Teamflowはさまざまなオンラインツールの良さが詰まっていながら、それぞれがしっかりと一つのツールとして違和感のない形になっていました。 空間型 まずはオンラインの中でZoomのようなカメラ画面をメインとした画面構成の「対面型」に対して、このTeamflowはアイコンと背景によって距離を感じさせる「空間型」のツールになっています。声が届く範囲があるので、ツールの中で複数の集まりで会話ができ

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