見出し画像

愛の伝道師 MAYUに愛を伝えたい

前回ミカについて熱く語らせていただきました。

前から考えてはいましたが、リトグリメンバー全員についてのnoteを、僕が感動した観点で書きたいと思っています。次はなんとなくMAYUのことが書きたいと思いました。

・MAYUの深い声について?
・職人MAYUのハモりについて?
・アカペラにおけるベースラインについて?
・匠なMCについて?

などのアイディアはありましたが、真剣にMAYUを振り返ったとき、僕がMAYUについて一番感動し、それを伝えたいと思ったポイントは違いました。
そして、それを気づいた瞬間に言葉が溢れ出すほどに想いが詰まっていたこと、取り組みだして初めて知りました。

MAYUの何をそんなに書きたいのか。
それは「愛を伝える続ける」ということです。
MAYUは愛の伝道師だと思っています。
その愛の深さ、そして伝える言葉が、リトグリそのものを表しているのだと度々感じます。

今回のnoteではMAYUの一つの言葉を起点に、MAYUの愛を語ります。

全リトグリ史のなかで、一番大切なシーンはMAYUのこの言葉である

Little Glee Monster公式Youtubeより

2020年12月頃からリトグリが好きで、2024年5月頃からガチで好きになって、というまだまだ若輩者な自分です。リアルタイムで10年間追ってきた先輩ガオラーさんには到底敵わないわけですが、それでも自分なりに結構いろいろなことを調べてきたつもりです。この尊いグループの愛の詰まった歴史を知りたいから。

2024年8月現在、リトグリのすべての歴史のなかで一番大切なシーンを一つ上げるとするならば、僕は絶対に、「MAYUのこの言葉だ」と言います。

2022年10月、M∞NSTER AUDITION最終選考の結果発表の際、リトグリになった3人、なれなかった3人に送ったメッセージ。

そう、この言葉の元となるシーンです。

少し長いのですが、この言葉の前後すべてをあらためてここで記したいと思います。

今日まで本当に、お疲れ様でした。
私たち、オーディション合宿も毎日行けたわけではなかったけど
顔はね、出させてもらって
みんなのレッスンだとか、何気ない会話とかを聞いてきてて
今日のライブでも言ったけど
ほんっっっとに一人ひとりが
一生懸命頑張ってくれて
ほんとに真剣に
日々を重ねるごとに真剣に
Little Glee Monsterというものに向き合ってくれてる
その姿勢っていうのは
・・・
ほんとに・・・
嬉しかったです。
なんかあらためて、私たちが
3人になってしまったときに諦めなくてよかったなって
すごい思いました。

この(最終選考の)6人を見てて
すごい希望をたくさんもらいました。
私は約10年くらいLittle Glee Monsterの一員としてやってきたけど
もっと、さらに
Little Glee Monsterの一人として
頑張りたいなっていう
すごい刺激、とか、学びも、ほんとにたくさんもらって
だから、オーディションだから、
個人的な気持ちっていうのは出してはだめなのはわかってるんですけど
でも今日の6人の歌ってる姿を見て
ほんとにみんなキラキラ輝いてて
かっこよくて

今日はね、こう、ファンの皆さんに向けての
お披露目ライブだったけど
私にも
2人(アサヒ、かれん)にも
3人(私、アサヒ、かれん)にも
すごい気持ちが届いてきて
だから、「あ、ほんとに、今日で終わっちゃうんだな」って
ここで、お別れしないといけない
みんな一緒にはいれないっていうその残酷さっていうのは
わかったうえで、やっぱオーディションだからね
やったんですけど
でもほんとにお別れするのが寂しいなっていう気持ちも
あったのが正直な気持ちです。
6人にこうして出会えたことは
私たちにとって・・・
私にとって・・・
ほんとにかけがえのない財産になりました。

Little Glee Monster「M∞NSTER AUDITION」 #10 新メンバー決定! より

“Little Glee Monsterというもの”に向き合う

「音楽に向き合う」
「私達に向き合う」
「歌に向き合う」
とは言わずに

Little Glee Monsterというものに向き合う

とMAYUは表現しました。

ここにLittle Glee Monsterというグループに込めるこだわりを感じました。

・Little Glee Monsterはなんのためにあるのか
・Little Glee Monsterはどうやって始まったのか
・Little Glee Monsterは今までどういう歩みをしてきたのか
・なぜ今、3人でもやり続けているのか
・Little Glee Monsterは何を大切にしているのか
・Little Glee Monsterはどういう歌を歌うのか
・なぜ今、オーディションをしているのか

こういうことを真剣に考えてくれたよね、という意味だと僕は受け止めています。

そして、

その姿勢が、嬉しかったです。

と泣きながら語ります。

なぜ3人でもやり続けているのか、実際に3人になってしまったとき、かれん、MAYU、アサヒ自身も“Little Glee Monsterというもの"について考え、考え、考え続けたのだと思います。僕らにはわからない、たくさんの観点があって、事情もあって、その決断は並大抵のものではなかったはずです。

だから、“Little Glee Monsterというもの"を同じ視線で、真剣に向き合って考えてくれる6人の存在が、本当に嬉しかったのだと思います。

3人になってしまったときに諦めなくてよかった

MAYUも、かれんも、アサヒも人間です。

・3人になって続けたのは本当に正しい選択だったのだろうか?
・芹奈、manakaがいてこその私たち、じゃないんだろうか?
・新メンバーを迎えることはファンを裏切ることにはならないだろうか?
・オーディションを始めたけど、本当にいい人に出会えるのだろうか?

前を向くと一度は決めたことでも、たくさんの不安や葛藤のなかで進めてきたのだと思います。

でも、こんなにも“Little Glee Monsterというもの"を真剣に考えてくれる人と出会えた、ということが、この言葉を確信に変えてくれたんだと思います。

そしてMAYUがこれをしっかり言葉にしてくれたからこそ、アサヒもかれんも、そして結海、ミカ、miyouも、そしてガオラーも、前を向いて第2章をスタートできたのではないでしょうか。

MAYUだからこそ、その言葉に重みがある

もっと、さらに
Little Glee Monsterの一人として頑張りたい

この言葉はMAYUが発すると、深い意味を感じます。

最近Cocotameのインタビューで2017年の初武道館ライブに関して語ったMAYU。

「私はアサヒとは違う視点で、初めての日本武道館が記憶に残ってて。グループとしてずっと夢に見ていた場所で、やっと夢が叶った瞬間だったんですけど、そのときが自分がこの10年、リトグリをやってきて一番きつかった時期で、コンディションとしては最悪な状態だったんです。
いまだにこうして話しててもちょっと泣きそうになるくらい、自分的には悔しかった思い出になってる。もちろん、夢を叶えられてうれしいという気持ちも同時にあるので、いろんな意味で忘れられないです」(MAYU)
当時、17歳だったMAYUは、そのとき声変わりの時期を迎えていたが、彼女自身はそのことに気づいていなかったという。
「ただ声が出ないことにイライラするし、悔しいし、でも、どうしたらいいかわかんないしっていう感じで本番を迎えるしかない状態だったんです。だから、どこまでいっても悔しかったなっていう気持ちが一番先に出てきてしまう。もっと納得いくパフォーマンスを見せられただろうなって思ってしまうところがあるのが正直なところなんです。
でも、別に黒歴史だとは思ってないです(笑)。あの日本武道館公演があったから強くなれたし、あそこで終わらなかったから今があるわけなので。そのときの映像はまだ見れないけど……」(MAYU)

Cocotame インタビューより

MAYUのボーカリストとしての成長は、決して登り坂ばかりだったとは言えないのかもしれません。グループとして駆け上がる中で、自分は下り坂にいるという経験はどんなに辛いことだったでしょうか。

パワフルな曲が多いリトグリの楽曲のなかで、MAYUは高音で張るような歌唱をほとんどしないし、低めのメロディラインやハモを担当することが多いから、少なくとも周りのメンバーとは「頑張る」方向性が違うのかもしれない。勝手な想像ですが、きっとMAYU自身、自分のなかでこれを腹落ちさせるの、時間かかったのではないかと思います。

すごい刺激、とか、学びも、ほんとにたくさんもらって

だからこそ、かれん、MAYU、アサヒから比べれば未熟な点もたくさんあったであろう最終候補の6人が、1からスタートして必死に自分自身の壁に立ち向かっていく姿に感動したのではないでしょうか。

今日の6人の歌ってる姿を見て
ほんとにみんなキラキラ輝いてて
かっこよくて

最終オーディションの舞台を見て、先輩としての驕りをまったく出さず、素直に心の底から「輝いている」「かっこいい」というMAYU。自分自身が苦労を重ねたMAYUだからこその、特別な言葉の重さがあるように感じました。(もちろん、かれん、アサヒもそれぞれ苦労はあったと思います。)
人生をかけてチャレンジをしている6人に対しての、MAYUだからこその愛を感じます。

”出会い”への感謝を伝え続けるMAYU

インタビューやライブでの言葉を聴くたびに思うのですが、MAYUは何度も何度も、もうしつこいくらいに、ミカ、結海、miyouがリトグリに入ってくれたことに感謝を表しています。

UNLOCKファイナルの最後、もう一度MAYUはこの言葉を伝えました。

ほんとに3人になってしまった時に諦めなくてよかったです。
そして3人に出会えてよかったです!
ファイナルありがとう!

それまでだって、インタビューをされるたびに、ミカ、結海、miyouと出会えたことへの感謝を繰り返し話しています。

8周年は3人で寂しかったので、10周年を6人で過ごせるのは本当に幸せなことやなって。新メンバーの3人がいなかったら10周年どころか、9周年も迎えられていなかったかもしれない。今、こうやって10周年って言えることをしっかり噛み締めたいなって思いますね

3人が一緒に頑張ってくれたからこそで、改めて、リトグリで歌えてる喜びを感じますね。

3人で活動してた頃は正直、「なぜ、涙が流れるのだろう…」みたいな日々もあったんですけど(笑)、それすら昔のことのように思えるのは、こうやって新しい仲間に出会えたから。3人での活動はもちろん楽しかったけど、それを乗り越えて、今も変わらずここにいられる。私は自分のことをあまり褒めてあげられないタイプなんですけど、これに関しては当時の自分に「今もやってるよ」って言ってあげたい。何より、妹組がもたらしてくれた光やパワーが計り知れなくて。また10年後、こうやって同じようなことを話せてたら幸せですね。

このアルバムを前にすると「この6人の楽曲がこんなにも増えたんだな」って、うれしくなるんです。ミカや結海、miyouが私たちと一緒に頑張ってきてくれて、改めてリトグリでいられることに感謝の気持ちでいっぱいになります。

常に出会いへの感謝を伝え続けてきたMAYU。
「いったい、いつから言っているのだろう?」と遡れば、M∞NSTER AUDITION最終選考ライブのこの言葉なのです。

6人にこうして出会えたことは
私たちにとって・・・
私にとって・・・
ほんとにかけがえのない財産になりました。

大切なのは、「言葉にする」ということだと思います。
かれんだって、アサヒだって、同じ気持ちだと思います。別の形で、たくさんの感謝を、愛を伝えているはずです。

だって、3人のリトグリを経験して、あの奇跡のJourneyツアーをやった3人なのですから。ミカ、結海、miyouに対しての感謝や愛が途絶えるはずがありません。

MAYUは「言葉で伝える」ということにこだわっているんだと思います。しかも、インタビューやステージ上など、表舞台でそれを伝えるのです。人によっては「いい人アピールだ」という穿った見方をする人もいるかもしれません。でも、M∞NSTER AUDITIONのあの涙を見たら、そんなことは絶対に言えるはずがありません。

多くの人が言葉を聴くことで、それは空気感になります。空気感を纏った言葉は人に伝播します。人に伝播した言葉はより大きな空気感となって、周りにいる人を包み込みます。

この言葉の強さを、MAYUは知っている、信じているんだと思います。
MAYUは愛の伝道師。

そんな愛の言葉を送り続けてくれるMAYUに、愛の言葉を送りたい。
そう思ってこのnoteを書きました。

MAYU、そんなあなたのこと、みんな愛しています。
リトグリに愛を伝え続けてくれて、ありがとう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?