ミカ2.0 今、きてます。
僕が「ガオラーになる」と決めたとき、それはもう楽しくて楽しくて、ダムの水が放流されたようにいろんなワクワクが出てきては考えをめぐらせ続けました。
・まずはライブに行きたい!
・リリイベってどんなだろう?
・ライブ映像もとことん見ていきたい!
・メンバーの個性も知りたいからトーク映像もたくさん見たい!
・どうやらガオラーコミュニティがすごいらしい、仲間に入れてもらいたい!
などなど。その中でも一番最初に頭を悩ませながらワクワクしたのはこれ。
そしてこのとき一番最初に頭に浮かんだのは、実はミカでした。
でも、いろいろ考えた末に一番納得したのは結海。そして少し遅れてアサヒも推したくなりました。
そんな僕は、最近また推しについて考え、「やっぱりミカも推したい!」と決めました。
ミカを推し始めるまでの経緯と、今のミカ(ミカ2.0)がいかにすばらしいか、情熱たっぷりお届けします。
最初からミカを推さなかった理由
最初からミカを推さなかった理由。それはとてもひねくれています(ミカさん、ごめんなさい)。それはあまりにも「当たり前、自然すぎる」ように感じたから。
先に言っておくと、だからと言って「変化球として結海を推した」ということではありません。別のnoteでしっかり書きたいと思いますが、僕がガオラーになった時点で結海には十分すぎる魅力と今後への期待がありました。そして、今でもそれは変わっていません。
ミカを推すのが自然だと感じたのは、オーディションのときから思っていたことです。これは個人の感想ですが、ミカがステージ上で放つオーラは天性のものを感じました。本人が強みだという笑顔に加え、本気になった少し怖い表情も、訴えかけるような切実な表情も、そしてその身振り手振りも、見た人を離さない、特別なものがあるような気がします。
また3次審査で見せた「好きだ。」の素晴らしさは特筆すべきものでした。最近になってその凄さに気づいたのですが、オーディション当時は「なんとなくだけど、この子すごいぞ」と思っていました。オーソドックスな歌い方のように感じるけれど、なぜか聴いてしまう、そんな魅力がありました。きっと多くの人が同じように感じ、あの脅威の再生回数につながっていると思います。
そんな印象が強くて、ガオラーになりたての僕にとってミカは「あの子はそりゃ人気でるよな」というような存在でした。
しかし、その程度では済まなかった。。。というのが、UNLOCKツアーファイナルを見て思ったことなのです。
ミカ2.0、始動
振り返ってみると推さなかった理由はもう一つあるような気がします。どこか、強烈に推すだけの理由をまだ感じられていなかった、という感じでしょうか。
正直に言うと、歌唱においてどこか「もっといけるはず」というような、ちょっとまだもったいない、という感じを受けていました。
それはJoin Us!や世界はあなたに笑いかけているのFirstTakeを見ていたあたりの印象です。
manakaを思わせるような太い声、がなりなど細かい表現を入れられるテクニック、そして音楽を思い切り楽しんでいるような最高の笑顔、そのどれもが魅力的ではありましたが、どうも突き抜ける感じがしませんでした。
あまり批評的なことはしたくないので、このくらいにしておきますが、とにかく「もっといけるのでは?」と期待も込みでなんとなく思っていました。
そして、その「もっといける」を見せつけてくれたのがUNLOCKファイナルだったのです。
僕は結海、アサヒ寄りの箱推し。初のライブ参戦でセミファイナル、ファイナルに行き、推しの2人の活躍を目に焼きつけようと意気込んでいきました。
結局2人というより、6人全員が凄すぎて、というかグループとして凄すぎて、推しどころではなくなってしまったのですが、誰か1人印象的だった人を挙げるとすれば、それはミカでした。
ミカの声の迫力、凄すぎる。
ファイナル直後、ミカのソロコーナーを見て僕はこんなポストをしました。
このときから僕の中には強烈な悩みが。。。
そして1ヶ月が過ぎ、8/3のリリイベ@大崎で追い討ちがかかります。
青春フォトグラフを聴いてしまったのです。
ここでも同じことを思いました。
「今日は結海に初めて会うぞ!!!」
「お財布都合でアサヒには並ばないけど。。。でも近くで見れるんだぞ」
「というか、なんなら全員並びたいし、全員好きすぎる」
と思ってリリイベに初参戦したのですが、
というのが一番の衝撃になってしまいました。。。もうすでに「ミカも推したい」という気持ちが限界に達していました。
(ちなみに結海に会えたの嬉しくないの?と思うかもしれませんが、結海と初対面の直後、付き添ったガオラーさんから「意識が飛んでるけど大丈夫か?」と心配されるような放心状態になるくらい楽しんでいましたw)
そして8/9、ついに僕が「ミカ推し」にかけていたストッパーは粉々に破壊されました。
わかりますよね。これです。
マイク二刀流の衝撃もありましたが、僕が感動したのはそこではありません。
DancingQueenとThis is Meで見せる、「リードボーカルとしてのミカ」の素晴らしさでした。ミカがリードをとるとハモも含めた音全体がキラキラして華やかで、最高でした。
僕が「もっといける」と感じていたミカをミカ1.0とするならば、そこから劇的な進化を遂げたミカ2.0はたぶんFanfareファイナル頃からすでに始まっていたのだと思います。
ここからは、Fanfareファイナル以降のミカ2.0の何がすごいのか、語ります。
ミカ2.0とは
ミカ2.0の凄さはとてもシンプルに一つ、声の突き抜け感です。そして、進化のきっかけは音程感の向上だと思います。
それだけ?と思うかもしれませんが、これはMotown系のソウル&ファンクをルーツにするコーラスグループとしてのリトグリには、その音楽性自体に超重要な影響をもたらす大切な要素だと思っています。
簡単にいうと、ノリノリな音楽でワチャワチャ賑やかに音がなっているなかで、バランスよくきらびやかな感じを出すには、ミカのような声の突き抜け感が必要、ということです。
この声の突き抜け感の素晴らしさを
・リードボーカリスト:ミカがメロディラインで他メンバーが字ハモのとき
・ソロボーカリスト:一人でメロディラインを歌っているとき
・アドリブプレーヤー:オブリガードソロ(合いの手)を担当しているとき
それぞれの観点から説明します。
リードボーカリストとしてのミカ2.0
一番特筆すべきはここだと思います。
簡単にいうと、たとえば
・FanfareファイナルのUP TO ME!のラストノート
・A Cappella Medley 2024のDancing Queen
・A Cappella Medley 2024のThis Is Me
のハーモニー。いつも以上にめちゃくちゃ気持ちよく聴こえませんか?という話です。
あまり比較はしたくないし、リードボーカリストの正解なんてないと思うのですが、個人的にはミカのリードボーカルは過去のリトグリの中で最も好きで、そのバランス感覚はずば抜けているように感じます。
実際、そのバランスというのは曲によって、場面によって常に変化します。だから一定というわけではありません。ただ、自分が得意なバランスの取り方というのもあると思います。それが各メンバーで違うのです。
各メンバーが得意としていそうなリードボーカルと、ハモ、ベース(アカペラの場合ベース、字ハモだけならタブ下)の関係(リードボーカルがどんなイメージで目立っているか)を図に表すとこんな感じだと思っています。
miyou(圧倒的な存在感でハモ+ソロのような感覚)
かれん(圧倒的な存在感でハモ+ソロのような感覚、miyouよりも強烈)
アサヒ(ハモ+ソロのような感覚だが、かれん、miyouよりも対等なバランス)
MAYU(ハモとフラットなバランス、メロディラインだから自然と目立つ)
結海(MAYUに近い、バラードをやったときは少し違ってアサヒ型になる)
そして、ミカ
ミカのこのイメージのすごいところは2つ。
まずは目立つのとフラットな感じの絶妙なバランスをついているところ。
そして、そのために、ミカの両端(ハモでいうと近い3度、5度和音)のバランスが引き上げられていること
だと思います。
感覚的に言うと「じゃーん」って全員がパワフルに思い切りハモっているのになぜかリードがとても目立つ、そしてサウンド全体がキラキラして華やかになるという状態です。
ミカはそもそも太めの声を出します。ハモとしては入り込みやすい音色だと思います。そしてミカはリズム感も素晴らしく安定しているし、声もはっきりしている。こういう人がリードを取るとサイドは思い切り安心して歌えるんです。とくにメロディと近い距離のハモにとってこの安心感はたまりません。だから、上の図のように近いハモはよりパワフルになります。
A Cappella Medley 2024のThis Is Meでは
前半
かれん:オブリガードソロ
ミカ:リードボーカル
結海、アサヒ、miyou、MAYU:字ハモ(たぶんこの順番でミカに近い)
後半
かれん:オブリガードソロ
ミカ:リードボーカル
結海:字ハモ
アサヒ、miyou、MAYU:コーラス
となっていると思いますが(間違っていたらごめんなさい)、このパワフルなサウンドが作り出せているのはミカのリードボーカル力の賜物だと思います。
後半は結海が最高に楽しそうにハモっていますよね。それは思いっきりハモを力強く歌ってもそれを受け止めるだけの懐の深さがミカのリードボーカルにあるからだと思います。
また、これが実現できるようになったのは、ミカの音程感がよくなったこともあります。低くぶら下がってしまうことが、まったくと言っていいほどなくなりました。これがミカ2.0の大切な進化の一つでもあります。
音程が低くなってしまうと、いくらリズム感や太い声、はっきりとした子音があっても、リードは埋もれてしまいがちです。それが改善されたことで、スコーン!と抜けるような華やかさを得て、ミカは最強のリードボーカルになったと思います。
ソロボーカリストとしてのミカ2.0
「UNLOCKファイナルが映像化されたらミカのソロを見てくれ!」で話は済んでしまうような気もしますが、なるべく丁寧にお話しますw
リードボーカリストとしての魅力にもつながりますが、ソロボーカルでのミカの魅力は圧倒的なパワーとスピード感です。
このスピード感というのは天性のものだと思います。その感覚はいきものがかりの吉岡さんの歌に似ていると思います。これは声の音色でも抑揚の付け方でもない、圧倒的な安定したリズム感(タイム感)が生み出す音楽の魔法だと思っています。
人はリズムのツボをついた音を聴くと心地よいスピード感を感じます。そんなにテンポが速い曲じゃなくても心地よい疾走感を感じることはないでしょうか?藤平美香の「好きだ。」にそれを感じませんか?
そのスピード感に圧倒的なパワーが加わったのがミカ2.0の魅力です。Fanfareパシフィコ公演のSAY!!!でも、ミカの圧倒的なパワーを感じますよね?音一つ一つの伸ばしに、ぎゅっと詰まった感じがあると思います。
さらにミカはもともと英語の発音が非常に綺麗です。英語で重要のは子音、これが非常に美しいんです。
・安定的なリズム感から生まれるスピード感
・中身の詰まった母音から生まれるパワフルさ
・美しい子音から生まれる鋭い気持ちよさ
これが合わさったとき、「音」はものすごい力を発揮します。これがミカ2.0でソロボーカリストとして感じる凄さです。
アドリブプレーヤーとしてのミカ2.0
先日リリイベ大崎で青春フォトグラフを聴いたときに驚いたのはこれです。最後のオブリガードパートをミカが歌っていたのですが、その自由な感じに度肝を抜かれました。完全に音楽を自分のものにしていました。その自由さが会場に突き抜けて聴こえました。オブリガードパートというのは、不思議なもので、たとえば同じ音を歌っていても、「譜面を歌っている」か、「アドリブとして歌っている」かの心持ちで聴こえ方が全然違ったりします。ミカ2.0は「アドリブとして歌う」感じがでてきていて、それはとても自由に聴こえるのです。
たぶん、リードボーカルもソロボーカルもうまくこなせるようになって自信がついたのではないでしょうか。正直オブリガードパートの自由さは初期のリトグリのかれん、芹奈、manaka、麻珠の存在がかなり印象的でした。第2章でもかれん、miyouは圧倒的なオブリガードパートを見せますが、少し前までは正直2人頼みになっていたような気がします。しかし!ミカ2.0に覚醒してからはここに新たなプレーヤーが登場した感じがあります。しかも、かれん、miyouにはない、いや、芹奈、manaka、麻珠にもなかった独特のきらびやかさで、登場したように思います。
期待しかありません。
まとめ
「ミカ、最近すごいよ」と言いたかっただけなのですが、5000字を越えてしまいました・・・
まとめとしては「ミカ、最近すごいよ」です。
うえにも書きましたが、とくにリードボーカルとしてのミカは現体制のなかでも特筆すべき素晴らしい点だと思います。
ぜひ厚いハモのトップで歌っているミカに注目して聴いてみてください。最高にハッピーになりますので。
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