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笑顔のチカラ

社会貢献団体EGAOはあらゆる手段で笑顔を作り出します。
リトミックなどを用いた子供やお年寄りへの音楽あそび、災害にあった地域への支援、ひとり親への支援、学校や保育所のPTAに携わった活動などなど…。

その中でも、保育所で感じたお話を一つお届けします。

コロナ禍によって保育生活は一変。
親も自由な出入りが不可能になり、今までのように様子を知ることができませんでした。
諸行事も軒並み中止…。「子供たちのために何かしてあげたい…」
大人が不安に追われる時期もありました。

そんな声を聞く立場にいた私は、ある光景を見て思いました。

緊急事態宣言により保育所への登園は自粛。
約6割の家庭は休みでした。
登園せざるを得ない子供たちは寂しそうな顔をしていました。

解除されてから徐々に子供たちが増え、大人は感染に怯える様子も見られました。しかし、子供たちは、

「あと〇〇ちゃんと〇〇くんが来たら全員揃うね!」

ワクワクした様子でした。
そして全員が揃った日の笑顔は今でも忘れられません。

それから子供たちは、今まで出来ていたことが不可能になっても不満を漏らしていませんでした。
だって、大好きな友達がみんな揃った喜びがあったから。

私はそこで思ったのです。
笑顔になる方法は、誰かが何かをするだけじゃない。
誰かの笑顔が新しい笑顔を生み出すのだ。

私たちの活動も、「しんどいな。忙しいな。」と思ってやっていることではありません。
「忙しい」と思えば、字の如く心を亡くしてしまいます…。心も笑顔でいれば、必ず相手に届くでしょう。

この一年で、保育所の子供たちから「笑顔のチカラ」を教わりました。
子供たちの笑顔に救われた一年だったと思います。

世界笑顔化計画!
これは、ドでかい企画をするのではなく、まずは目の前の笑顔を生み出すことから。
一人の笑顔が二人の笑顔に。家族の笑顔が近所の笑顔に。近所の笑顔が地域の笑顔に!

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